0803
Fri.
- 01/8/4(土) 5:51 -
Today's Tip
週末前最後の取引日である今日は、多くのトレーダーらが利益確定の売りに急ぐだろう。
すでに利益を確定して脱出しているトレーダーも多く、売り手が買い手を上回ったことから下落。
しかし、この下げは、今後長い期間で上げつづけるために必要な一時的な株価のリトレースメント*ともいえるだろう。
真夏の金曜日は通常、取引量も値動きも少なく活気に欠けることから、シアトルトレーダーらも様子見ムードに突入している。
リトレースメント*=リトレースメントとは、現在のトレンドに対して反対の力が働くことにより、値段が戻ることを指す
。
- 01/8/4(土) 5:52 -
マークのMarketOutlook!
NASDAQは7月25日の半導体セクターのアップグレードから上昇し、8月1日と2日に続けてギャップアップ。
しかし本日は売り一色で終了した。
7月31日と8月1日のギャップアップエリアが、新しいサポートとなっている。
アナリストらは半導体業界に回復の兆しが見えるとし、同セクターの株式評価を格上げ。
それに伴い、チップ株は急騰。
ナスダックはこの数日堅調に推移。
これは買い時だ!!と、昨日ロングでエントリーしたトレーダーも少なくないだろう。
とてもいい気分で翌日の今日を迎え、君は俄然とする。
なぜならマーケットは寄り付きから売り一色。反発の気配さえ見せない。
ここでギャップについて大切なルールを話そう。
これから話すことは、基礎中の基礎であり、僕のセミナーを受けたことがある人ならきっと覚えているだろう。
数日間続いた上昇ラリーの後のギャップアップでは、決して買ってはいけない!!
そのギャップアップが高値に近ければ近いほど、また上昇ラリーの期間が長ければ長いほど、ギャップアップ後の下げる確率は非常に高くなる。
またその逆で数日間続いた下げの後のギャップダウンでは、決してショートしてはいけない!!
そのギャップダウンが安値に近ければ近いほど、また下げていた期間が長ければ長いほど、ギャップダウン後の上げる確率は非常に高くなる。
本日の下げは、前者のパターンである。
25日から数日間にわたりマーケットは堅調に上昇。
7月13日の高値とダブルトップを形成し、そして急落。
一週間以上上げてから、高値近くで反落。
買うだけ買ってもうこれ以上買うことができない!というマーケットメーカーらが、より良い値段で売るために高値近くでギャップアップを作り出し、今の今までエントリーポイント逃してなか
なか入ることができなかった
初心者トレーダーたちが、ギャップアップを見て、飛びついてきたところで、一斉に売り!!
これが、マーケットの仕組みなのだ。
ギャップには十分に注意。
あと、僕はニュースに無関心である。
たとえ、主要経済指数が良い数字を出そうが出さまいが僕のトレードには関係ない。
同じく、たとえインテルやマイクロソフトが歴史上最高の好決算を発表しようが、しまいが全く関係ない。
たとえば、昨日のニュースでは、経済指標が予想以上に悪化している結果を出したのにかかわらずマーケットは上昇。
他にも、景気減速の中、大幅増収増益を発表した会社の株が、好感を受け高騰すると思いきや、急落したり。
このように、ニュースと株価一緒に動かないのだ。
決して、ニュースの内容から、株価の動きを自分で予測してはいけない!!
ニュースが良かったから、上がるだろう
ニュースが悪かったから、下がるだろうというのは予測であり、事実ではない。
上がる、下がるの根拠が何一つもないのだ!それは真実ではない。
ニュースから勝手に意味を解釈してはいけない。
なぜなら、一般人にニュースが届いたときには、もう遅いからである。
一番最後にニュースが届くのは、僕たち一般人なのだ。
決してマスコミやアナリスト、企業、マーケットメーカー達に騙されてはいけない。
真実はいつでもチャートの上にある。
マーケットがチャートを通して示してくれる、その真実だけをもとにトレードするのだ。
ただ、ここで全くニュースを無視しろ、と言っているわけではない。
大きなニュースに関しては事前に発表される日程や時間等を知っておく必要はある。
たとえば、FEDの利下げなどは、結果がどうであれ発表後必ず値動きが激しくなる。
もしくは、大手企業による決算発表など、マーケットを動かすことができるほどの大きなニュースがいつ発表されるのか?ということにだけは注意しておいたほうがいいだろう。
真実はいつでもチャートにある。
そして、君はどうやってそのチャートを見ればいいのかを知っているはずだ。
僕のセミナーを受けたことがある人は、もう一度自分のノートやテキストを振り返って復習してほしい。
Good Luck
Have a great weekend!
ダウ
10分チャートによる、2日間のイントラデイ・チャート
ダウ平均指数・約3ヶ月のデイリーチャート
レジスタンスのゾーンをなかなか抜けないダウ。
ナスダック
10分チャートによる、2日間のイントラデイチャート
ナスダック総合指数・約3ヶ月のデイリーチャート
ニュースと株価
◎デザインから製造、海底ケーブル、セキュリティシステムなど事業をひろめる合弁企業のタイコ・インターナショナル
(TYC:Research, Estimates)
は、電子装置セキュリティー会社のセンサーマティック・エレクトロニックス(SRM:Research, Estimates)
を23億ドル相当の株式交換で買収することに合意。
合併にともない、タイコ株は下落、一方センターマティック株は50%以上急騰している。 CNN
合併される側は大幅にギャップアップ
◎製薬会社のノーベン・ファーマシー (NOVN:Research, Estimates)
は、2001年度の収益見通しを大幅下方修正し株価を半値近くまで急落させている。
大きくギャップダウン
同社は、2001年度における収益がアナリストらの予想を大幅に下回る1株あたり40から45セントになるだろうとの減益警告を発表。 CNN
神風ギャッププレイの検証
今日は、どういうわけか、条件に合うものはなく、これしかなかった。
今日のように比較的難しいマーケットでは、条件に合わずに、1銘柄だけ。
10分ほどで決着。
このように条件がかなり絞られているから、危険なエントリーをしなくてもいいというのも、このプレイの大きな特徴だ。
エントリーのチャンスが多くても、勝てる確率が低ければ、リスクは増えることになる。
◆
30分ギャッププレイの検証
このように、ギャップ内へ逆行してかた、再びその方向へ動くというパターンは、安全なエントリーになるケースが多い。
これは典型的なパターンだが、今日のようなマーケットでは、比較的時間が必要になる。
サポートがしっかりしているから、安心なパターンだ。
◆
マイクロソフトは100日の移動平均線がサポートになっている。
また上のレジスタンスも下へ降りてきている。
このトレンドが、いつどちらの方向へ破られるか?
しばらく、目が離せない。
◆
ここしばらく「株価とニュース」というタイトルで、ニュースとチャートとを比較できるように掲載している。
今日のマークのコメントにもあるが、連続してWATCHすれば、ニュースをもとにした予測が、どれだけ当たらないかということが、よくわかるだろう。
ニュースをもとにしたトレードでは、ニュースが出て株価が大きく動いてからしか、あなたにはアクションをするチャンスがないことを忘れてはいけない。
だから、こうしたニュースが出る前に、アクションを起こすためには、チャートを見ることだ。
しかしトレードをする90%以上の人は、こうしたニュースまたは、人の判断を信じ、自分の大事な資金を賭けている。
損失のサイクルを断ち切るには、自分の目で、実際のマーケットを見て判断することだ。
チャートやトレンドツールは、Real Tick というソフトを使っています。
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