0801
Wed.
- 01/8/2(木) 2:40 -
Today's Tip
メリル・リンチによる半導体セクターのアップグレードを受け、AMATやKLAC、LRCX、NVLS、TER、AEISやその他の関連株が堅調に推移。
トレーダーらは、これが『真のバイヤー(買い手)』の圧力によって上げているのか、またはショートの買戻しパニックから発生しているのか見極めようとしている。
本日のマーケットで注意しなくてはいけない重要なKEYポイント:
$SPX.Xの1220から1222
$NDX.Xの1750
ブルーの水平ラインが1750
$SOX.Xの627
上記はそれぞれ各指標のレジスタンスエリアである。
$SOX.Xについては、NY時間AM11時過ぎ現在、レジスタンスを上回り上昇。
$SPX.Xはレジスタンス付近にて推移
$NDX.Xは接近中である。
レジスタンスを上回り、そのままある一定時間、上げを持続できるようであれば最初のプルダウン(一時的な下げ)でロング・エントリー。
また、トレーダーの中には、バイオテクのブレークダウンを待つものいる。
なぜなら、もしバイオテクが下げれば、必然的にその分の資金が優良ハイテク株に流れ込んでくるからである。
このように、セクター別の動きはマネー・フローを知る上で重要。
マークのMarketOutlook
主要経済指数と半導体セクターのアップグレードが好感を受け、マーケットは上昇。
しかし、バイオテクなどの一部のセクターは売られた。
昨日火曜日と本日のチャートを見てもわかるように、昨日も今日も寄り付きからある一定時間上昇はするものの、終盤にかけ上げ渋り結局始値付近にまで下げ戻り終了するというパターンが続いている。
まだ、値を確実に押し上げるほどの買い圧力が強くないという証拠である。
マーケットは、Diversion of the Market (マーケットの転換期)に位置し、いぜんとして方向性を掴めずにいる。
値動きが狭く、動きが不安定なマーケット状態の中でも、必ず、弱いポケット、と強いポケットが存在する。
僕はそれらのポケットを狙い、弱い銘柄はショート、強い銘柄はロングをしかける。
ただし、これは初心者には大変危険を要するテクニックである。
決してお勧めはできない。
まさにそのとおりで、リスクをとることのできる資金量と、経験の豊富さがなければ、こうしたプレイは非常に危険だということだ。
過去のチャートを見て判断すると簡単そうに見えるが、実際の判断は、非常に難しいことは、実際にトレードをされたことがある方なら、よくあわかりのはずだ。
マークがトレードした銘柄:
MVSA 昨日からショート、 本日カバー
BRCD ロング イントラ
CIEN 昨日からロング
上のブルーの水平ラインが前日の高値。
これは下図の20MAを抜いた位置と一致するのが面白い。
このように違うタイムフレームでも、それぞれのセオリーが論理的に一致する。
このチャート分析手法の信頼性の高さはこういう点からもよくわかるのではないだろうか。
デイリーチャートで見ると、20MAを抜いたあたりが、まずはレジスタンスだ。
このように、はっきりとしたマーケットの方向性が掴めるまでは、ロングとショート両方のサイドを同時にトレードすることもあるが、この方法はリスクが高いということを忘れてはいけない。
確実にマーケットがどちらの方向に進んでいるのかを見極めて、それから強気ならロング、弱気ならショートのどちらかのサイドだけでトレードするべきである!!
ダウ
10分チャートによる、2日間のイントラデイ・チャート
ダウ平均指数・約3ヶ月のデイリーチャート
レジスタンスのゾーンを抜けるか?
ナスダック
10分チャートによる、2日間のイントラデイチャート
ナスダック総合指数・約3ヶ月のデイリーチャート
3本の移動平均線のレジスタンスゾーンを上へ抜けるには、非常に重い動きだ。
ニュースと株価
◎7月の全米購買部協会景気指数(NAPM)は、米景気減速を反映し、43.6ポイントと前月比大幅ダウン。
エコノミストらは、44.7%を予想していた。 CNN
◎米連邦取引委員会(FTC)は、審議していたソフトドリンク大手のペプシコ(PEP:Research, Estimates)
と食品製造大手のクエーカー・オーツ(OAT:Research, Estimates)
における138億ドル規模の合併案を承認。
大きく下げたペプシコ
FTCは、ペプシがクエーカー社所有のゲータレード部門を買収すれば、同社はソフトドリンク業界の80%における支配権を取得し、独占市場発生を懸念していた。
上とは対照的なチャートだ(笑)
通常買収する側は、資金が必要になるので株価が下がり、される方は値上がりする、というのが一般的なパターンだ。
発表を受け、クエーカーの株は14%近く急騰、一方ペプシは6%急落。 CNN
◎通信機器メーカーのADCテレコミュニケーションズ(ADCT:Research, Estimates)
は、減収減益を原因に、2,500人の追加人員削減を実施。
チャートからも業績は悪そう・・
大規模なコスト削減の一環として昨年11月からすでに2万2,000人が削減済み。
また同社は、第3四半期には損失幅を拡大させる赤字決算を予想している。 CNN
神風ギャッププレイの検証
今日も昨日に引き続き2銘柄だけ。
これは楽勝パターン。
このように、マーケットの方向性が決まっているときには、この神風はすばらしいゲインを上げることができるという傾向にあるようだ。
方向性が見えないときは、少し神経質な展開になる。
セットアップにはまる数が、時間的な制限もあって限られるため、監視がラクというよさもある。
少し難しいのが売りのタイミング。
この点から、中級者向けのプレイといえるだろう。
ただし、先ほど書いたように、マーケットのトレンドがはっきりしているときは、ゲインを短時間のうちに丸ごと獲れるのが、このプレイの特徴だと思う。
◆
30分ギャッププレイの検証
このPMCSのように、開始からどんどん上げ続けるパターンでは、この30分プレイでは高値掴みになるリスクがある。
このようにギャップのサポートエリアへ一度沈み込んでから上昇するのが、 このプレイでは、ラクに獲れるパターンだといえるだろう。
◆
インテルは、この混戦から抜け出そうな動きを始めたのでしばらく注目していいだろう。
セミコンダクターセクターのリーダー的な役割を持っているから、この動きは要注意だろう。
8月の利下げに期待したい。
チャートやトレンドツールは、Real Tick というソフトを使っています。
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