0628 Wed.
ダウ
ダウ二日間の5分間チャート
ダウ年間チャート
ナスダック
NASDAQ二日間の5分間チャート
14:15
からローソク足の幅が大きいことがわかります。
FEDミーティングの利率の発表があったからですが、乱高下の様子がわかりますね。
年間チャート。
着実に上昇しています。
今日のアウッチ!銘柄
WCOMとの合併が承認されなかった相手のスプリント。
アウッチでした。(笑)
執行技術の重要性
追加セミナーでは、執行の練習に重点を置いています。
今日は、自分の決めた値段のエントリーポイントへ、正確になおかつ確実にエントリーするコツを伝授。
コツはいくつかありますが、まず値段を追いかけて執行するのではないということです。
買った時点で、売る値段はすでに決めておくことです。
つまり「待ち伏せ執行@」ができるかどうかです。
それとレベル2の動きを読むこと。
これには経験が必要ですが、プラクティス、プラクティス!
これはベストの値段で売却する、サンプルトレード。
買いも売りも、どちらともパーシャルフィルではなく、一発で決まっています。
値段がバラけずに一発で
Execute
されていますが、これくらいのピンポイントで売れないと、実際のトレードでは、売却されないという事態に陥ります。
みんなが入り口から入ろうとしているタイミングでエントリーしましたから、このように、800株と200株に分かれてしまいました。
つまり、エントリーが少し遅れたという想定での、エントリー。
みんなより早くエントリーすることが大事です。
そして脱出の売却ポイントを理想の位置、つまり高値を確認してからというサンプルケース。
待ち伏せして、下がり始めたところでヒットするように、売却しましたから、これはうまくゆきました。
これはみんなが、出口へ殺到しているときに、一緒に出口から出るようなものですから、パーシャルフィルといって値段が分かれて売却されやすいのです。
ですからある程度は、こうした状態になるのは仕方ありませんが、しかし失敗すると売りそびれるというリスクがあります。
この後のローソク足2本は赤いですから、「値段を変えて再び売却」なんてことをしている間に、250ドル分くらいはあっという間に下がってしまいます。
ですから、Execute
という売却執行の技術が十分でないときは、高値で売ろうとせずに、みんなが出口へ殺到する前の、青いローソク足のうちに売却することです。
売り方が優勢なとき(赤いローソク足)に買う、つまりエントリーしています。
一発で執行されています。
売るときは、売り方が優勢なとき、つまり、みんなが売る時と同じタイミングで売却していますから、パーシャルフィルといって、7回に執行が分かれてしまっています。
抵抗線をまさに抜くときにエントリーしています。
これはレベル2でタイミングを見ていますから、一発で執行されています。
しかし、売却時は売り方が優勢で、大勢が出口へ出るトレンドのときに脱出しましたから、このように、400,400,200株とパーシャルフィル。
そのかわり、その時間帯のベストの値段で売却できています。
これは、売買が交錯しているポイントでの執行例。
いわゆるサイドウェイのトレンドですね。
売り方と、買い方が入り混じっている混乱状態ですから、エントリーはパーシャルフィル。
特にエントリーは5回に分かれて執行されていますがこれは、指定した値段より、いい値段でのパーシャルフィルですから、問題ありません。
売りは、唯一オーダーの値段を 3/16 から 1/8
に下げて執行しました。
この売りの前の赤いローソク足の値段が 3/16
まであったため、 3/16
を狙いましたが、この値段はもうないと判断し、速攻で値段を変更し、
1/8 で売却。
Changed order
は、19トレードでこれ一回だけ。
グリーンの抵抗線を抜いてからのエントリーで、一発で執行されました。
しかし、売却は、赤いローソク足で、売り手が大勢いますから、6回に分かれて執行されてしまいました。値段も 1/4 と 5/16
とバラけてしまっています。
特に売り手が支配している時に、売却する状況では、非常に素早い判断と同時に間髪を入れずに実行するという決断力が要求されます。
イントラ・デイ・トレーディングの難しさは、まさにこの点なのです。
上昇しているときに売却したため、パーシャルフィルとなっています。
45 1/16
と、希望する値段より高い値段で、一部売却されています。
買うときは、買い手が多い時でしたから、バラケています。
売却時には、 3/16
の値段を指定していますが、それより高い値段 1/4
が混じっています。
ということは、まだ値段が高い 1/4 のときに、1/16
不利な値段の 3/16
でオーダーを出しているということです。
これは高い値段で売却するということよりも、確実に売却するという点にフォーカスして、執行しているからです。
売却は一発で決まっていますが、これはまぐれ(笑)
45 3/16
は、DOJIで売り手から買い手への変換点ですから、買い手が少ないために、一発で決まっています。
売却は、売り手が優勢なときなので、分かれていますね。
次の、45 1/16
の買いは、サイドウェイで交錯しているため、これもバラケていますが、指定した値段で確実に実行されていますから、問題ではありません。
売りは、売り手が優勢な時なので、バラけています。
最初の2トレードは、ボックス圏で動いている、サイドウェイの時なので一発で決まっています。
最後の3トレード目ですが、買いは上昇を始めているため、バラけていますし、売却時も、売り手が優勢なトレンドですから、パーシャルフィル。
2番目のトレードの買いがバラケているのは、上昇する時つまり、青いローソク足が長くなる寸前でしたからね。
売りも、買い手が多い赤いローソク足ですからね。
特に3回目の売りのクリックから4回目の買いの執行までは、30秒以内です。
つまり、実際には売りの動作から次の売りの動作までは、15秒以内という、ほとんど同時と言えるタイミングで
Execute しています。
最後の売りがパーシャルフィルで分かれたのも、買い手が多い赤いローソク足の始まり、つまり売りのダウントレンドだからです。
しかし、これだけ多いと、ややこしいなあ・・(笑)
今日は、わざと不利な状況を選択したり、ボックス圏でのサイドウェイのタイミングでエントリーしたりと、さまざまなケースを想定して、実際のマーケットで執行の実演をしました。
こういう執行技術があるトレーダーと、経験の少ない執行が行き当たりばったりというトレーダーとでは、売りだけでも最低
1/8 の値段の差が出ることがあります。
つまり1売買で少なくとも 1/4
以上の差ができるということです。
さらに動きの速い銘柄や、スプレッド、つまり売値と買値のオファーされている値段の差が大きい銘柄や、緊急のケースなどでは、1/2
ポイント以上の差が出ることも珍しくはありません。
こうした、執行技術は実際のトレードでのパフォーマンスにとっては、非常に大事です。
今日の記録はペーパートレードですが、上記の19トレードのうちで、私が希望した値段で執行できずにキャンセルになったトレードは一つもありません。
すべて希望の値段か、もしくはそれよりいい値段で売買が行われています。
これはマジックでもなんでもありません。
実は一つだけ、WEBでは未公開のコツがありますが、これは今回の追加セミナーで始めて公開しました。
今日の追加セミナー受講者の皆さんは、訓練によってこれくらい正確な執行技術が可能になるということを、目の前でご覧になり、よく理解されたことと思います。
本トレードでの確実な利益は、これくらいの頻度でのペーパーでの成功率があるからこそ、達成できるのです。
この執行技術をマスターすれば、ボックス圏のサイドウェイのうごきという難しい状況でも、確実に
1/16, 1/8 を獲れますから、
まあちょっとせこいですが、これを数回繰り返して、1/4
や 1/2
をゲットするということも、やろうと思えば、難しいことではありません。
オールテック時代のトレード時に習得した、やむにやまれぬ事情から生まれたワザといえるでしょうか。(笑)
もちろんスウィングだと、ここまでの技術は必要ありませんが、習得すれば執行リスクを大幅に低減することができます。
◆
ピンポイントで目標を捕らえる執行技術があれば、自信を持ってどのような状況でも自由にエントリーして自由に脱出できますから、トレードそのものに大きく影響します。
これが、前回からの始めた、このトレードを実施している理由であり、
アメリカにある当社のトレードフロアだからこそできる、トレーニングといえるでしょう。
ですから、特にイントラデイのトレードをするためには、こうしたペーパートレードを中心とした、追加セミナーのようなトレーニングは不可欠です。
日本でやるとすれば、集中力の低下する夜中に、それも接続速度が遅くなる要素の多い接続環境で実行しなければなりません。
また何よりも、これだけの執行技術を持つ講師が必要となります。
イントラ・デイのいわゆるデイ・トレードを教えるのであれば、この部分をきちんと教え、さらにトレーニングができるような環境を提供し、さらにこういう点を考えたカリキュラムを組まなければなりません。
私たちのセミナーはスウィングトレードに特化していますが、この追加セミナーでは、こうしたいわゆるデイトレードの技術も提供し、さらにこうして記録を残しサポートしています。
7月もこのような追加セミナーを実施しますから、この執行技術を習得されたい方には、受講をお勧めします。
ただし、マンツーマン方式に近い講座であることと、回線速度を確保するために人数に限りがありますので、その点をご了承ください。
なおこのチャートやトレンドツールは、Real
Tick というソフトを使っています。
0628 Wed.