0412 Wed.
ダウ
ダウここ2日の5分間チャート
後半は、ダウも一気に売られました。
年間チャート。
ダウは上値を目指すか?
ナスダック
NASDAQ昨日、今日の5分間チャート
開始早々から、昨日の安値を切って、下げたナスダック。
抵抗線を切ってしまった。
ダウも同じように下げて、上昇に転じましたが、時差をつけて同じようなパターンを形成するのか?
ここで一気に、しがみついている個人トレーダーを振り落とそうという、マーケットメーカーの企みか?
考えすぎですか?(笑)
午後のGO
上へGOは、珍しいパターン。
株価が低い銘柄はこういうことが、起こるのですね。
下にGO
今日もこのパターンは、多かった・・(笑)
これも、完全にマーケットメーカーがコントロールしていますね。
これは3段階の下げ。
今日のイントラデイのチャート。下へGO でしたが ↑
下図は、年間チャート。
抵抗線を切りましたから、下がりました。アウッチ! ↓
今日のアウッチ!銘柄
サポートラインを切って、ギャップダウン・・
ダウントレンドの銘柄を、長期保有することがどれだけ危険かが、よくわかります。
昨日、「ブレというか誤差の範囲かどうかは、数日後にわかるでしょう。」
と書きましたが、やはりこの抵抗線を切るといかにマイクロソフトといえども、そうすることもできずに、下がってしまいました。
マーケットによるマイクロソフトの評価が、このチャートに、現われています。
QCOM も斜めのサポートを今日切ってしまいました。
明日からどうなるか・・注目です。
NASDAQに連動しているQQQ
下図がNASDAQ の COMPOSITE
心理と抵抗線
抵抗線は、このコーナーで繰り返し登場しています。
今日のマイクロソフトを見れば、この抵抗線をはさんで、セオリーに恐ろしいほど忠実に、株価が展開しています。
では何故このように動くのでしょうか?
◆
上図がある銘柄の株価だとします。
2月から高値にかけて買った、つまり抵抗線から上の値段で買っている大多数の人の心理を考えてみてください。
株価がピークを過ぎて一度下がり、その後ピークをつけて、下がり始めるあたりまでに、利益をとるために売るのが普通ですね。
まだ自分の買った株価より高いうちに、売リたいというのが心理ですからね。
大多数の「正常な心理で、なおかつ普通の行動をする人」は、利益が出る値段かもしくは、少し下がったところで、売ってしまいます。
すると、この抵抗線まで下がってきた時には、売る人がほとんどいなくなります。
持っていた人のほとんどは、すでに売っているのですからね。
◆
では、この時点でまだ保有しているのは、一体誰でしょうか?
1・ヘソ曲がりな変人
2・持っていれば必ず上がると信じている人
3・買ってから下がる一方で、売るチャンスのなかった人(塩漬けともいいます)
4・ファンドを組んだ機関投資家
しかし割合としては、株価が下がるにつれて少なくなりますし、全体の比率で見れば少数派ですね。
すると買い手の方が割合でいうと多くなってくるはずです。
だた、上がるそぶりのない時に、素人は怖くて買いませんね。
通常、ここで買うのは、いわゆる機関投資家です。
機関投資家は、アナリストを飼っています。
ですから、アナリストはその銘柄の会社を調べ、いけそうなら機関投資家はファンドなどに組み入れたり、推薦銘柄にして、大量の資金を投入して買い始めます。
そうすると、個人や素人の投資家が、これに便乗し、株価が上がってゆくという図式になります。
ところが、この抵抗線から、上がらないということは、プロが大量に買わないということです。
つまりファンダメンタルの面から調べても、機関投資家は買う値打ちがないと判断しているのです。
我々個人投資家が、わざわざ手間隙をかけて調べるまでもありません。
調査力が違いますし、彼らはこれでメシを食っているわけですから、個人投資家がいくらネットを使ったって、話になりません。
そういうレベルの調査をするプロなのですから当然です。
こうして、アナリストが徹底的に調べ上げて、この銘柄を買うか買わないかを決めますが、その動きは、必ずチャートにあらわれます。
ここで、この会社はダメという烙印を押されたら、ストロングバイつまり強力推薦銘柄から、ただの銘柄に格下げされることになります。
◆
ここで、まだ銘柄を持っていたのが誰かを思い出してください。
1・ヘソ曲がりな変人
2・持っていれば必ず上がると信じている人
3・買ってから下がる一方で、売るチャンスのなかった人
4・ファンドを組んだ機関投資家
でしたね。
この段階でこの会社はダメということを、最初に知るのは誰でしょうか?
4・ファンドを組んだ機関投資家
ですね。
彼らは、一斉にまたは、時によっては、少しずつ、保有している株を売ります。
すると株価は抵抗線を切り、下がり始めます。
すると、残っている
1・ヘソ曲がりな変人
2・持っていれば必ず上がると信じている人
3・買ってから下がる一方で、売るチャンスのなかった人(塩漬けともいいます)
は、これ以上損をしたくありませんから、先を争って売ることになり、そこへDTのプロたちも参入して、ショートを浴びせられたりして、株価はさらに下がります。(笑)
しかし株価が下がりすぎて、今度は買い手がいなくなると、売り手は売ることができません。
すると、株価の下落が止まります。
今度は、買う側が優勢になり、株価が上昇してゆきます。
こうした人間の心理は、学歴・社会的地位・人種に関係なく、すべて同じです。
チャートが、何故これほどまでに「使える」かという理由は、ここにあるのではないでしょうか?
ですから、できるだけ多くの人が集まる、つまり流動性が高く公正な実際のマーケットを見て検証しないと、この動きを掴み、また読む能力を身に付けることはできません。
経験のない人がセミナーを受けただけでは、簡単に利益を出せない理由の一つは、こういった理由なのかもしれません。
なおこのチャートやトレンドツールは、Executioner
というソフトを使っています。
0412 Wed.