0317 Fri.
今日は Triple Witch 記念(笑)
この「チャートで見るマーケット」で初のトリプル・ウィッチは、バックナンバーを見ると・・1999年の6月第三週でした。
↓
http://daytradenet.com/report/livetrade/9906/990618.htm
今回は2回目の魔女との遭遇です。やはりいました。
今回は・・(笑)このあとをお楽しみに・・(爆)
ダウ
今日のダウ5分間チャート
年間チャートで見ると・・昨日一応抵抗線(レジスタンス)を上抜きましたから、危機は脱したようですね。(笑)
ナスダック
NASDAQ今日の5分間チャート
朝方上げてからは、サイドウェイつまり、一定のレンジでの展開だったようですが、上げ一方のマーケットではなかったので、どちらかといえば、難しいマーケットでしたね。
ナスダックの年間チャートです。
この見事なチャートを見ると、多くのトレーダーが参加する流動性の高いマーケットというのは、非常に読みやすいチャートを形成していることがよくわかります。
昨日の「COOLに過ごそう」で少し触れましたが、トレードの理論(セオリー)に従って動くということは、個人の経済的な基盤を作りあげるためには、非常に大事な要素だと思います。
個人トレーダーが真剣に取り組もうとするマーケットには、こうした公正さというのは何よりも重要なことです。
さて、今日のペーパートレードはすごいですよ。
このコーナー始まって以来の複雑さ?ですが大きなヒントが隠れています。
ただ複雑で、書いている本人自身が、後から見て何がなんだかわからなくなりかけたほどですが・・(爆)
長くて画面に収まらず、2回に分けてキャプチャーして貼り付けました。(笑)
出だしは、すこぶる順調でした。
まず最初はシスコ・システムズで勝負。
これを選択した理由は・・
長期のチャートを見ると、数日単位で上がりそうなパターンですね。
下図のチャートは、今日17日が終わったチャートですが、その前にブルーのローソク足が短く下に長めのヒゲをつけています。
その前の2日は大きく下げています。
セミナーを受けられた方は、その理由がよくおわかりになるはずです。
今日は、予想通り前日より長いブルーのローソク足となりました。
これもセオリーどおりです。
今日の朝の時点では、前日より長いブルーのローソク足になるかはわかりませんが、そうなるだろうと思ったわけです。
上がる可能性が非常に高いということですね。
ただ、いくらどのように上がるかは、実際のマーケットを見ないとわかりませんが・・(笑)
次に、Most Active の銘柄だから、勝負が早く確実。
出来高が多いから、Execute つまり売買の執行が確実。
安い銘柄は、出来高が少ないから、肝心なときに売買ができないというケースが多いのです。
これは非常に大事なポイントです。
流動性が少ないということは、一時に売買が集中する傾向にありますから余計に売買がしにくくなります。
上図は、NASDAQ Most Active
の出来高順に並べたものです。
マイクロソフトがダントツの一位です。シスコも2千万株以上で、この日の第6位入賞?ですね。(笑)
流動性の高いものは、比較的平均して売買両サイドに、売り手と買い手がいますから、自分の希望するタイミングで売りやすいのです。
銘柄の価格の安さに目を奪われて、こうした肝心なポイントを忘れてはいけません。
売買を確実に執行するというポイントから見ると、安い銘柄はどちらかというと、資金が少なく、経験の少ないビギナーが手がける銘柄ではないのです。
いくら上がっても売れなければ話になりませんし、売りにくければ、常に「逃がした魚は大きい」状態のトレードとなってしまいます。
特に日本からだと、回線やプロバイダの問題が、ネガティブ要素として加わりますから、余計ですね。
これは意外だと思われるでしょうが、安くて流動性の比較的低い銘柄は、マーケットの経験が十分にあり、なおかつ資金が十分にあるトレーダーが手がけないと、確実にプロフィットをとるのは難しいのです。
◆
少し話が脱線気味になりましたが、話を元へ戻しましょう。
セオリーどおり、始まりから、30分待ちました。
132 1/2
の少ししたあたりに、サポートライン、つまり下値支持線がありますね。線はは引いていませんが、わかりますね。
CSCO
グリーンのラインの丸印が買いのポイントで、赤線で黄色の丸印が売りのポイントです。
NASDAQも同時に上昇したタイミングですし、5分ほどの横並びの株価から抜け出て上昇し、次に長く青いローソク足の部分でプルバックしたところで、理想的なエントリーをしています。
売りのポイントも、ここから上へは行けない抵抗線に当たり、株価が下がる途中で脱出しています。これも基本に忠実に執行しています。
ここで1ポイント。つまり1000ドル分をゲットですね。
所要時間6分ほどです。
AMAT
まずAMAT。
10時15分あたりまでの、93 1/4
の抵抗線を、ブルーのローソク足が抜いた後でエントリー。
オーダーは、93 5/16 と 93 3/8
などに分かれた、いわゆるパーシャル・フィル。
94あたりからどうも上がりそうもなかったので、一旦利益を確定。
エントリーから4分後、93 7/8 で売り。
$+968.75-
続いて、2分後、94 1/4 でエントリー。
2分後に、94 13/16 で売却。
ここまでトータルで $+1,946.88-
NASDAQも11前はまだ強そうだったし、ここまでで $+1,946.88-だから
94 1/2 で買い。
今日は、朝からRISAさんがどうやらカゼで調子悪そう。なわけで、この頃早退。
さてここから、入れ替わりに魔女が登場する。(爆)
電話や、サポート、スタッフの用事やらで、俄然忙しくなり、ちらちらとチャートを見ながら対応していたら、下がってきた。
ただ、10分ほどしても94 1/8
のサポートで止まっているし、大丈夫だろうとほんの5分ほど席を離れたら、アリャリャ・・
94を切っているではないか。
ポジションを持っている間は、できるだけ目を離さないのが鉄則なのだが、このルールを破ってしまった罰か・・
NASDAQも下がりはじめてきたようだし、630ドルほどマイナスになるけれど、仕方なく損切り。
ここで、11時10分に少し戻したのを反動で上がったのだろうと考えた。
94のサポートを切っているし、NASDAQも下がっているので、損切りと同時に、ショートへ切り替え。
損切りしても、まだ+$1,300
以上なのでここは、これ以上被害を大きくしないためにカットロス!
1000株持っているから、売りを2000株でオーダー!
すると、ポジション分の1000株は決済され、あとの1000株はショートとなる。
ここは後で見ると、AMATのこのあたりの時間帯の一番安いところで、ショートしている。
で、間違いの原因だが・・
席を離れたため。(爆)
ショートしたのに、今度はどんどん上がってくる。
94 1/4 で買い戻しのカバー。
でここでまた、2000株を買い。
ここで今度は1000株ロングへ切り替え。
アリャリャ。300株しかダメ。急いで残りを買うが、1700株は 94
3/8。
ヤレヤレで、上がってきた・・しめしめ。
しかし、今日は忙しく魔女がいることをすっかり忘れていた。(笑)
サポートの電話などまた忙しくなってくる。
94 1/8
のサポートは切っていないようだしと、また席を離れる。
で戻ると、下がり始めているではないか。アレレ・・・
11時35分あたりから下がりはじめているから、大きく損をしないうちに 黄色の丸印の値段、3/16 で損切り売り。
魔女がどうもそばにいるようだ。(笑)
サポートを切ったから、これは下がるだろうと、また2000株を売り。
ということは、94 3/16
で1000株をショートということになる。
94 3/16
で1000株をショートしてから、またバタバタと席を離れる。全く何ををやっているのだか(笑)
93 3/4
あたりまで下がったけれど、そのときはまた見ていなくて、席へ戻ったらまた上がってきているため、また損切りで
94 3/8 で買戻しのカバー。
また、2000株買い。
3/8 や 5/16、23/64
など6回に分かれたパーシャル・フィル。(爆)
ここで、3/8 と 5/16
あたりでのロング1000株となる。
まったく「蝙蝠」(こうもり)のように、あっちへついたりこっちへついたり、節操のないことをしている。(笑)
また5分ほど席を離れて戻ると 94 7/8
あたりまで上がってまた下がるところ。(笑)
少し我慢して様子を見たけれど、利益があるところで結局
1/2 と 9/16 で売り。
今度は1000株。(爆)やっと正常に戻る。
最初の3トレードの+$1,946.88 が、ドタバタで、 +$771.88-
と減ってしまった・・トホホ。
今日は、見ている時間がないので。ここから作戦変更。
下図のように、昨日ナロー・レンジ・デイで、今日は強い。
抵抗線は96あたりなので抜ければ大きく上がるかもしれない。
NASDAQの長期を見ても、今日はブルーのローソク足で終わる可能性が高い。
としばらく保有して様子見トレードに作戦を変更。
というかゆっくり見ている時間がないため仕方ない。(笑)
まあ、こういう状況のときはやらないのが一番なのです。本当は・・(爆)
94 11/16 で1000株を買い!
ちらちらと席に戻った時に見ながらだから、どうも落ち着かないなあ・・(笑)
12時半ごろにNASDAQが下げ止まり、 93 1/2
あたりの抵抗線から下がらないようだし、このまま保有作戦続行。
ランチ時にようやく座って見ていると、13時45分くらいから、94
3/4 あたりの抵抗線を抜いて上昇し始めた。
上昇している画面を見ながらのランチはうまい。(笑)
時間が遅くなると今日は金曜日だし、益出しの売りが入る可能性もあるので、最初の高いところで売る。
後で見ると、このあたりがピークのゾーンだったようで、いいところで売れたようだ。
トータルで、+$1,859.38-
終わってから下図の今日一日のチャートを見るとAMATは参入した時間から後の上下動は、2ポイント半くらい。特に、13時半くらいまでは1ポイントの幅で動いていた。
席を離れながら、危ないあっちへフラフラこっちへフラフラのトレードで2ポイント近くとれたのだから、まあいいか(笑)
このコーナーを始めてから初めて、ロスで終わるかなとちょっと心配したけれど、何とかプラスで終わって本当によかった。(爆)
今日は、ロングで買っていて、反対に動いたと思ったら、倍の株数で決済してそこからショートへ持ってゆくというような、いわゆるちょっと特殊なトレードをやりました。
どちらへ動いても、ロスを出しながら、いわゆるヘッジをかけながら、動く側へ移動するというワザです。
ただし、これをやるには条件があります。
まず十分なマージンがあること。
つまりバイイングパワーに余裕をもってトレードをしていれば、こういうケースに即対応できますね。
次に、プロフィットの監視をきちんと続けながらトレードをすること。
エクセルを起動して、数字を見ながら、つまり常にプロフィットを監視しながらトレードすることです。
ただし、失敗するとロスが大きくなるという危険性があります。
つまり往復ビンタを食らうことになりますから、プロフィットを見ながら
カットロスラインを決めてトレードすることです。
いってみれば、アドリブのできるトレードというか、臨機応変に対処しなければなりません。
今日は読まれている方も、大変だったでしょうが、これを書くのも大変でした。
自分で撒いた種・・身から出た錆び・・自業自得・・(爆)
みなさんよい週末をお過ごしください。
なおこのチャートやトレンドツールは、Executioner
というソフトを使っています。
0317 Fri.