0808 水
昨夜の米国マーケットはナスダック軟調・ダウ
上昇というまちまちの展開となったが、さて今日の日本のマーケットへの影響は?
日経平均は、サポートレジスタンスに挟まれて、依然動
きなし。こういう地合いでは、固有銘柄の動きに絞り、はっきりしたチャートパターンだけに手を出すという、割りきりが必要だろう。
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2001年8月8日(水) 18時41分
日銀も何か考えなくてはいけないという雰囲気にある=塩川財務相(ロイター)
[東京 8日 ロイター] 塩川財務相は、金融政策に関して、「日銀も物価に関心を持って、何か考えなくてはいけないという雰囲気になっている」と述べた。
金融当局として、具体的な対策をきちんと立てないと、株式市場の回復は見込めないだろう。
しかしこれではねえ・・(笑)
雰囲気なんてこと言ってる場合じゃないと思うのだけれど。
この内閣も金融に関しては、何もできないし、そういう人材がいないということを、マーケットは示しているではないか。
何よりもチャートにはっきりと現われている。
2001年8月8日(水) 15時0分
東芝、四日市市の主力半導体工場におけるDRAM生産を9月下旬から60%削減へ(ロイター)
[東京 8日 ロイター] 東芝<6502>は、四日市市の主力半導体工場におけるDRAM生産を9月下旬から60%削減する、と発表した。
今回の生産調整は、半導体メモリー事業の再構築の一環で、これにより、四日市工場のDRAM生産能力(月産)は9月の1150万個から10月には450万個となる、という。
また、減産の対象となった第一製造棟の製造設備は、他半導体工場への転用や他社への売却も検討していく、としている。
黄色い40日の移動平均線がサポートとなっているが、買うのは赤い99日の移動平均線を抜いてからだ。
2001年8月8日(水) 19時1分
<マック株>一時4000円割れ 市場ムード冷やす恐れも(毎日新聞)
ジャスダック(店頭)市場に上場した日本マクドナルドの株価が8日、一時4000円台を割り、前日比90円安の4100円で取引を終えた。
抜群の知名度で個人投資家の人気を集めたマックだが、もともと「割高」との指摘が多く、上場10日で息切れしてきた。
下落が続けば、株式市場全体のムードを冷やす可能性もある。
[毎日新聞 8月 8日]
赤いラインの位置から依然ショートです。
買戻しはまだです。
ニュースでは
抜群の知名度で個人投資家の人気を集めたマックだが・・
とあるけれど、知名度で買ってはいけない。
個人投資家はファンドマネージャじゃないのだから、資金に限りがあるはずだ。
だから、こういう危ない銘柄に手を出してはいけない。
これはマクドナルド株がどうのということではなく、新規上場したばかりの銘柄は、株式市場での評価が決まっていないからだ。
株は一般に人気があるから値段が決まるのではなく、取引されたあとでしか値段は決まらないのだ。
このマクドナルド株は、そういう意味ではとてもいい勉強になる銘柄だ。
◆
ここで今日はソニーが取り上げられているので、今日はこの銘柄を見てみよう。
通常ならば、売られ過ぎの修正から買い戻されるはずだが、その後もなぜか反発力に乏しい。
とあるが、通常ギャップダウンを起こしたら、米国株では買い戻されるまでに時間がかかるものだ。
これは日本株でも同じではないだろうか?
7月終わりのギャップダウンのことをニュースは伝えているが、6月中ごろには、赤い100日の移動平均線を切ってしまった。
保有している人は、ここで脱出だ。
その後、株価はグリーンの40日の移動平均線に沿って、はっきりとしたダウントレンドを示している。
そしてギャップダウン。
世界的にも大手として有名で、“巨艦ファンド”を持つ運用会社が巨額の売り注文を出した・・
とあるが、このチャートをみればどんなアナリストだって、脱出したくなるはずだ。(笑)
その背後には巨額の“処分売り”に怯える市場関係者の姿が浮かび上がる。
市場参加者の大半が同27日の安値6080円がほぼ下げのめどと考えていた。
このように市場に参加している大半の「投資家」はチャートをどのように見て、実際にどのようにアクションを起こせばいいのかということを知らないのが現実だ。
この3本の移動平均線を切ってしまった、銘柄はソニーであろうとどんな銘柄であろうと、ギャップダウンを起こす可能性がある。
これはプロのダイレクトアクセストレーダーの間では常識だ。
あのマイクロソフトだって、そうした軌跡をたどっている。
マーケットは公平。
どんな銘柄だろうが、どんなに人気があろうが関係ない。
評価はマーケットの中で決まるのだ。
だからあなたが見なければいけないのは、チャートなのだ。
ニュースではない。