TOKYO マーケット Watch
0718 水曜
日本株を分析することになった。
が、しかし、日本株でも米国株のようにチャートのセオリーは働くのか?
日本株のチャート
では手始めに、ヤフーファイナンスのチャートを見てみよう。
図12
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このような項目が変更できるのだが、チャートに関しては、最初からローソク足で表示できるようになっているのは親切だ。
移動平均線も自動的に設定されていて、これを表示させないようにはできないけれど、それは問題ではない。
ヤフーの米国版より、シンプルで実践的といえるだろう。
アマチュアにとっては、機能がありすぎても使いにくくなったりするからね。
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これは一年チャート
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3ヶ月のチャート
ニュースはこれだけある。
2001年7月5日(木)
2001年7月4日(水)
2001年6月29日(金)
2001年6月29日(金) 18時29分
「都市再生」で電鉄株を見直す(上)(ラジオたんぱ)
29日の東京株式市場では東急不動産<8815>が出来高を伴って買い進まれた。前日に同社がグループの中核会社である東京急行電鉄<9005>と共同でオーストラリア最大の不動産会社「レンドリース社」と不動産投資信託(日本版REIT)事業で提携すると発表したのが手掛かりとなった。東急電鉄の株価も上昇したが、これを受けて市場では「今後、小泉内閣が掲げる『都市再生』政策が本格化すれば、東京や大阪を地盤とする大手電鉄会社のビジネスチャンスが拡大する」(準大手証券)との見方が台頭。東急電鉄のみならず、今後は東武電鉄や小田急電鉄、阪急電鉄といった大手電鉄株を見直す動きが強まる公算が出てきた。
[ラジオたんぱ2001年6月29日]
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イントラデイは上図のように、ヤフーのチャートでないと見られない。
◆
ヤフー以外に日本株で使える無料のチャートを探してみた。
ここにミレニアムというサイト
がある。
東証一部などの市場別、ジャンル別で選択すると、該当する銘柄が表示され、クリックすると、日足が表示される。
では早速チャートを見てみよう。
まず長期の週足で、全体のトレンドをチェック。
上昇トレンドに入りそうだ。
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週足になるとさらに長い期間の表示もできる。
また日足チャートは、期間が選択でき、短期1では4日間、短期2では7日間、中期1では1年、中期2では2年少し、長期では6年少しの期間が表示され
る。
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週足で中期1の長さで、もう少し短いスパンのチャートを見る。
もう少し短めのチャートでチェック。
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黄色いマークの値段つまり、レジスタンスを抜けるところで買えば、値上がりする。
これは、セミナーで教えているセオリーどおりのポイントだから、何ら難しいことではない。
1000株で20万円。220円で売れば、2万円の利益。
220円はあったから10%のゲインだ。
40万円の投下資金なら4万円。
100万円なら、足掛け2日で10万円ということになる。
株価にカーソルを合わせると右側の始値・高値・安値・終値・出来高・信用残などの数値が表示される。
◆
図13
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図13は出来高の多かった昭和電工の一年間のチャートだ。
これからは、ショート(カラ売り)だな。(笑)
(この部分を書いたのは6月30日)
図14
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これは3ヶ月間のチャート。
ギャップダウンを起こしているようなので、やっぱりショートだ。(笑)
さてもう少し短い期間表示というと・・突然一日のデイリーチャートとなる。
図15
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これが標準らしいが、デイトレードを想定しているのか?
この銘柄は、この日の出来高第一位の銘柄なのだが、ただデイトレードをするには、値動きの幅が少ないように見える。
つまりチャートからの視覚的な訴えがないというか、いわゆる「そそられ」ないのだ。
また日本株のマーケットは、昼休みがあるために、図15のように株価がその時間帯抜け落ちてしまっている。
だから、いわゆる米国株トレーダーとしての視点から見ると、魅力的なチャートには見えないのが残念だ。
図15のようないわゆるイントラデイのチャートよりも、5日くらいのチャートがほしいところだ。
一週間とか、2週間などの選択でもいいだろう。
上は6月30日に書いたもので、下のチャートは、7月5日のもの。
>ギャップダウンを起こしているようなので、やっぱりショート>だ。(笑)
と書きましたが、さてどうなったか・・ドキドキ
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下のチャートは、7月18日のもの。
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検証・日本株でも米国株のようにセオリーは働くのか?
どうだろう。
赤いマークのショートした場所から下がっている。
多少のブレはあっても、下がってきた。
やはり米株と同じように、テクニカルなセオリーは日本株でも有効だということがわかる。
セオリーからいうと、買戻しはまだ。
もっと下がって、上昇してきたところで買い戻しだろう。
ニュースをチェックしてみると、いろいろなニュースがあるけれど、株価の動きと連動するかどうかを、ニュースだけで判断すると危険だ。
やはりチャートを見て、買うタイミングを計るのが、最も確実ではないだろうか?
このような、ニュースとチャートを比べながら、チャートとニュースの関係を分析してみるのも、結構勉強になるし、また面白いものだ。
現時点での結論は、日本株でも出来高が多い銘柄なら、セオリーどおり動くといってもいいだろう。
そうすれば上のように、相当に高い確率で、利益を出すことができる。
なぜなら、マーケットに参加しているのは人であり、その心理の動きは世界中のどの国の人でも、同じだからだ。
これは、今まで何百回となく、私のサイトのここで実証してきたことだ。
このような、ニュースとチャートを比べながら、チャートとニュースの関係を分析してみるのも、結構勉強になるし、また面白いものだ。
ヤフーが発表した高速ブロードバンド接続のこういうサービスが本格的に普及すれば、こうしたチャートを見るという作業も
ストレスなく表示できるから、こうしたチャートの分析に関わるものにとっては、とてもいい時代にな ってきたといえるだろう。
しばらく、この検証を続けてみよう思うが、問題はチャートを表示させるツールなのだ。
お願い
有料無料にかかわらず、以下の条件にあてはめることのできるソフトでいいものがあれば、ぜひ教えてください。
■前日と当日のギャップがはっきりわかる。
■できれば、イントラデイも表示できる。
■一部分を虫眼鏡ツールのようなもので拡大できる
■できればリアルタイムで表示できるもの
(15分遅れでもいい)
こちらへ、ご連絡をお願いします。