9月03日 > 火曜
来週月曜日の祭日で3連休後のマーケットは、大きく下げた。
すでにかなり下げているため、エントリーしにくいはず。
こういう地合いでは無理をせずに、見送った方がいい。
今日はこういうパターンの銘柄が多かった。
クアトロセットアップだが、エントリーしても値幅がない。
◆
神風ギャッププレイ
下は15分足のチャート。
灰色のMAがあるのでエントリーしりやすいパターン。
経験の少ない人は、無理してプレイする必要はない。
◆
クイック・神風・マジック・プレイ
ルール通りのパターン。
神風ギャッププレイとエントリーポイントは同じとなったケース。
◆
シアトルフロアのブローカースタッフ兼プロトレーダーのブレントから、ECNについての説明が送られてきたので、ご紹介。
RealTickで利用可能なECN
OTC (Nasdaq)銘柄を取引するには、以下のように3つのルートが存在する。
ARCA ($.004/1株あたり)
GNET ($.0025/1株あたり)
ISLD ($.0019/1株あたり)
注意:GNETとISLDはポジションを処分する時のみ追加手数料がかかる。
新規ポジションを追加する時は無料。
これらの手数料は、それぞれのECNにかかる追加手数料である。この追加手数料は利用するECNによって異なる。
ARCA ($.004/share)
ARCAは最も手数料が高いECNだが、だからといってARCAを瞬時にルートシステムの選択肢からはずす必要はない。
僕自身、ほとんどの場合ARCAを使っている。
なぜなら、最も柔軟性に優れたENCだからだ。
ARCAは、既に送信されたオーダーを常に更新してくれる。
分かり易く説明すると、例えばMSFTがBIDで52ドル、ASKで52.01ドルで取引されていたとしよう。
僕は1000株ロングで持っていて、52.10ドルで売りたい。
そして、マーケットが52.10ドルまで上がり、とりあえず持ち株の600株分だけ処分することができた。
でも400株がまだ残っている。
そこで、僕はまだライブの売り注文を右クリックして、自分が売りたいと思える最大値を入力し、残ってしまった400株も自分の支配下で処分することができるのだ。
ARCAの最も素晴らしい機能は、このようにたった1度のトレード=一回の売買手数料分(+$.004/1株あたりのARCA追加手数料)にてパーシャルフィル(部分分けされ確定されるオーダー)が可能になる点だ。
もしこれがISLDの場合、400株が残った時点で、まずこのオーダーをキャンセルして、新たに残り400株分の売り注文を送信しなくてはいけない。
そうなると、ISLDの追加手数料がARCAより少し安かったとしても、結局はARCAの2倍の売買手数料を支払わなくてはならないから、手数料だけで考えても、大きな損となる。
また、もし万が一、マーケットが瞬時に大きく動いた場合、被る損失は売買手数料分どころではなく、何百ドルという大きなものになることだってあるだろう。
そう考えると、例え数ドル余分に支払ったとしても、保険を考えれば、安いものではないだろうか?
その他のARCAの利点としで挙げられるのが、大きな株数を取引している際に、RESERVEというシステムを使い実際の株数を隠して注文を出すことができる。
例えば、レベル2を見ると、MSFTが52.50ドルで500株がASKに表示されているが、本当は500ではなく2,000株が売りに出されている、ことなどがある。
この機能は、流動性が低い銘柄を大きな株数で取引する際に有効だ。
GNET ($.0025/share)
持ち株処分時にのみ手数料がかかる。
新規ポジションを追加する時は無料。
GNETは比較的新しいECNである。
ファンクション的にはARCAと似てはいるが、流動性に関しては全くの別物だ。
新しく導入されたECNということもあり、ARCAに比べると流動性は極めて低い。
そう考えると、もしGNETとARCAにてそれぞれ同じ値で注文が表示されていた場合、ARCAに出されたオーダーが先に確定されるだろう。
たった唯一ARCAと比べて優れている点は、追加手数料が1株あたり0.0025ドルとARCAより少しだけ安いことくらいだ。
ISLD ($.0019/share)
持ち株処分時にのみ手数料がかかる。
新規ポジションを追加する時は無料。
ISLDは最も流動性の高いECNだ。
MSFTやDELL、SUNWなどの流動性の高い銘柄を取引するときに、最も有効なECNといえるだろう。
ただ、1つ欠点を挙げると、ISLDでは送信後のオーダーを変更することができない、ということだ。
ARCAの説明内に述べたように、もしライブオーダーを変更した場合は、まず先に出されているオーダーをキャンセルし、それから再度新しいオーダーを入れなおさなくてはならない。
この数秒のタイムロスが、追加手数料の違い以上の大きな損を出す可能性にもなるわけだ。
十分に注意したい。
最後に、ARCAはGNETやISLDに比べると、追加手数料が少しばかり高いものの、とても使い易いECNといえるだろう。
ISLDは最も流動性が高く、最も追加手数料が安い。
GNETはARCAと似た機能を兼ね、ISLDの2番目に追加手数料も安いが、流動性が低いため、オーダーが確定されるまでに時間がかかり最初の希望値で執行されない場合もある。
冒頭にも述べたように、僕自身、ARCAを使うことが多いのだが、それぞれトレード手法が違うように、執行ルートも異なってくるだろう。
僕の説明を参考に、まずはそれぞれのECNを試してみて、自分に最もあったECNを探し出してみてほしい。
もしかすると、僕とは全く違うECNのシナリオが見えてくるかもしれない。
注文を出せる時間帯
ARCA
7:30 AM から8 PM 東部時間
ISLD
7 AM から8 PM東部時間
GNET
8 AM から 4 PM東部時間
赤とブルーの半透明のゾーンは、前日とのギャップを示し
グリーンの半透明のゾーンは、利益ゾーンを示しています。