5月13日 > 月曜
レジスタンスに注意
今日はギャップアップの大きなマーケットだった。
これはナスダックEミニの15分チャートだが、アッパーバンドがすぐ上にあるため、ロングサイドへのエントリーは、株価がこのラインにヒットして下落するリスクを抱えてのトレードとなる。
かといって、ロングサイドのトリプルセットアップ条件で、ショートをするのはさらに無謀なトレードとなる。
だから、今日は「見送り」が正しいトレード方法だといっても、差し支えないだろう。
いきなりロングサイドへエントリーしても、脱出が難しいことは上のチャートをご覧になれば、よくわかるはず。
唯一ショートサイドへのエントリーができたのは、この銘柄。
見事なショートサイドのトリプルセットアップだ。
朝方の急騰では、1分チャートによるこうしたアプローチがロングサイドへの唯一のチャンスになることがある。
5月10日の下げに続く連騰パターンは、それ以前の高値が上値抵抗ゾーンとして、今日の上値へのアプローチを邪魔することがあるので、要注意だ。
この例のように、抵抗線を上に抜く位置での、ロングサイドエントリーが、エントリーの理由付けとしてうまく働くことがある。
つまりレジスタンスをまさに抜くタイミングのパターン以外に、ロングサイドへ入るきっかけを見つけるのは非常に難しいだろう。
こういうのは見送るに限る。
8日の高値(赤い水平線)が、サポートとして機能していることをチャートが示している。
トリプルセットアップでも、直接のエントリーのきっかけがないつかみにくいこのようなパターンでは、エントリーは見送るべきだろう。
開始時の急騰での安易なエントリーは、このチャートのように「イントラ塩漬け」になる危険性がある。
高値が上値抵抗ゾーンが今日の上値へのアプローチを邪魔することがある確率は、以下のチャートを見ればわかるように、非常に高い。