5月09日 > 木曜
Time & Profit ゾーン
難しいマーケットが続いているが、今日は参考になるアドバイスを無料で提供しよう。
ここんところ、いい思いをしている私からのプレゼントだと思ってもらえばいい。
トレードでは、利益を出せる可能性と、ロスを出した場合の比率を考えなければならない!などといった話を
わざわざ聞かされたことがあるだろう。
これはごく当たり前の話で、わざわざ持ち出すことでもないことなのだ。
考えても見てほしい。
実トレードという「忙しい」ときに、果たして誰がこうしたことをきちんと計算できるというのか?
ネタがないケースでは、こうしたことを大げさに取り上げることがある。
もし仮に、これが「それほど非常に重要」であるのなら、それが簡単にわかるような、言い換えればこういうことを意識しなくてもいいように、メソッドへ組み込んである必要があるのではないだろうか?
30分ギャッププレイは、当然これを「わざわざ」考えなくてもいいように考案されている。
当たり前だ。
もちろんセミナーでは、ギャップの意味と併用して説明している。
わざわざ、こなんあことに多くの時間を割く必要はない。
それより実際のマーケットで何が起こっているのかを、自分の目で実際に見てもらう方が大事だと思う。
だがこれを延々と説明するだけで時間を浪費してしまうというような、なかなか巧妙な仕掛け?のメソッドも世の中には多いようだ。
こうした、必要なものが組み込まれていないメソッドを私は「机上の空プレイ」と分類し、勝手に呼んでいる。(笑)
役に立たないものは、「屁理屈」と呼ぶと昔から相場は決まっている。
クルマで言えば、「シートベルトのついていない車」だ。
この業界では、こうしたシートベルトのついていない車を販売している業者が、「きちんとさりげなく着いている車」を見分けることができないという、常識では考えられないことが横行しているのだ。
こうしたことを、みなさんはよく知っておく必要があるのではないだろうか。
だから皆さんは、まずトレードの前に、こういうクルマを見分ける事から、はじめなければならないのだ。
上のチャートは、トリプルセットアップでのエントリーポイント。
素晴らしいパターンだ。
赤いゾーンは、ギャップダウンしたゾーンで、もしこの下のエッジでショートエントリーした後、あなたの考える方向と反対へ動いた場合、カットロスで失うゾーンと考えていいだろう。
つまりこれが「トレードという戦闘で負けた場合に失うあなたの領地」だ。
この領地とは、あなたの精神的なストレスなどの痛みと、実際に失う金額を掛け合わせたものだ
と考えればいいだろう。
だが負けない限り失うことはない。
またこの領地は、小さくすることができる。
つまりコントロールすることができるというわけだ。
このチャートを一目見てまずわかることは、何だろうか?
上のチャートは、ダブルセットアップでのケース。
では優先順位として、この「リスクリワード比」は、果たして実際のトレードで、どれくらいの重要度を持っているのだろうか?
上のチャートは、30分ギャッププレイの、理論エントリーポイントと実際に執行できるエントリーポイントとの違いを図でわかりやすく表わしたものだ。
どれくらいポジションを持つか、つまりどれくらいの期間、その株を保有するかによって、赤とグリーンの部分の面積が変化する。
このチャートからどういうことがわかるだろうか?
長い話を短くすると・・
「グリーンの部分の重なりがないプレイ」は非常に危険。
そして、グリーンの部分が完全に重なったプレイが理想的。
上のチャートでは、グリーンの部分が完全に重なっている。
ダブルセットアップにもかかわらずだ。
これは何を意味しているのだろうか?
グリーンのエリアが単に大きければいいのだろうか?
ゾーン表示のないチャート。
これはダブルセットアップ。
下は、マイクロソフト。
ショートするには2本のMAのセットアップ条件がない。
この対比には非常に大きなヒントが隠れている。
下のチャートは3分チャートでのマイクロソフトのパターン。
私はあることがきっかけで、「お人よしにタダでものを教える」ことを、やめることにした。
だが「志のある方へ」のヒントの出し惜しみはしない。
今まで書かなかった、ゾーンを今日を、今日はほとんどすべてのチャートに付記した。
この作業がどれくらい時間がかかるか、ご自分で作業をされてみるとよくわかるだろう。
それだけの価値の見返りは、実際にアクションを起こした方には、もたらされるはず。
◆
下は、アドバンスプレイの「フェイクギャッププレイ」。
神風リバーサルギャッププレイ。
セットアップ条件が十分でないケースでは、エントリーしない方が安全だということは、繰り返し説明している。
上にレジスタンスであるギャップゾーンがあっても、下にサポートがあると、株価は下がりにくいことは、すでにみなさんよくご存知のはず。
だが、このように赤とグリーンのエリアの対比には、大きな意味があるのではないかと、推察されたあなたは鋭い。
このチャートをご覧になって、何かに似ていると思われないだろうか?
これは非常に大きなヒントだ。
長くなるためここから先は、明日からのセミナー
で解説するが、今日の解説チャートパターンには非常に大きなヒントが潜んでいる。
後付けの理由としてはよく出来ているはず。(笑)
ここまで書いたのだから、あとは自分で考えるだけですね。
後付け理由のチャートを見飽きた人へのプレゼント。
◆
いきなり大きなギャップダウン。
基本を知らずにスウィングでホールドする危険性は、このチャートが何よりも物語っているはずだ。