4月08日 > 月曜
3DAY基礎セミナーの最終日。
セミナーの一環としてのプリマーケットの分析では今日は弱いだろうという予測をしました。
マーケットが始まってみると予想通り弱く、大きなギャップダウンで開始。
「こういう日は早く寝たほうがいい」というコメントで会場は爆笑。
ですが本当にその通りの展開となりました。
こういう日は、起きていてもしょうがない。
Emini だと入れませんから、安全ですね。
といっても、セミナーでのマーケットWATCHなので、何もしないでじっと見ているというのもねえ。
というわけで、いろいろ探したけれど、みんな大きなギャップダウンで、入れそうなのがない。
これだけ大きく下がってしまっていると、一日の値幅を考えてもショートサイドエントリーは危ない。
それに大多数の初心者トレーダーは、下がると単純にショートと考えるでしょう。
みんなの逆をやるのがトレードの原則。(笑)
これは今までの経験から。
なわけで、ロングサイドへエントリーできるのを探しました。
デイリーチャートを見ると、緑の200MAは右上がり。
3本のMAを抜いたところ。
一番上のMAまで値幅が取れるだろう。
ということで、下の15分足チャートをチェック。
大きなギャップアップで始まった銘柄ですが、見事なトリプルセットアップ。
なわけで、「今日はこの銘柄を長めにホールドするのがラクでいいでしょう。」と説明。
もちろん始まったばかりだらから、こういう風に上がるとは誰にもわかりませんでしたが、とにかく上がってよかった。(笑)
普通なら入りませんが、セミナーなのでひとつくらいはダメもとで何かやらないといけないのがツライ。
上は3分チャート。
ブンブンブン・パで入ったわけです。(笑)
アップトレンドラインの上にありますしね。
すぐに脱出して、250ドルくらいのゲイン。
下は1分チャート。
1分チャートでもサポートがあるので、レジスタンスを抜いたらエントリーです。
下値が上昇しているので、そのあとまたエントリー。
セクターマップを見ても、この INTU は、ロングサイドではかなりよかった銘柄ですね。
で、そのあとは暇なのでKLACをショート。
これはカットロスでしたね。(笑)
120ドルくらいを吐き出すことに・・
あとはやらず。
というか、この時間帯では入る理由がないからできないですから当然です。
◆
受講者の方で、Real Tick を契約されていたOさんは、このヤフーに注目。
エントリー後プラスで脱出されたようで、お見事でした。
下の15分チャートを見ても、セオリーどおりのトリプルセットアップで、ロングサイドのエントリー。
セミナーは時間の関係で、12時過ぎにお開きとなりましたが、その後YHOOは上昇しました。
◆
馬渕さん:
こんばんは!
何回か馬渕先生のセミナーを参加させて頂いている****と申します。
直近では E-miniセミナーに参加しました。
E-miniに関しては、現段階では私にとってはまだ、まだ動きが速すぎる代物であると思い、しばらくは見送ることにしています。
また、基本がまだできていないと自分では考えており (各Playが自分のモノになりきっていない)、危険すぎると判断しました。無念…
セミナー自身は、概ね良かったのですが、やはり昼食直後にBartonさんのローソク足の説明は辛かったですね。
食べると眠くなるのに、今さら…
という感じでした。個人的には、通訳が必要ではないので(NYCにン十年住んでいたことがあります)、「2度」聞けたのは良かったし、「生の声」を経験者から、日本にいながら直接聞けたのは光栄でした。
リサさんの通訳はほぼ完璧ですね、すばらしい!
所々微妙なニュアンスの違いはあったような気がしましたが、自分にはあのような通訳はできません。
文献の翻訳は仕事で山ほどやっていますが…
講師の皆さんそれぞれ自分の考えを持っており、自分の性格をよく把握しているんだなぁ、と。
そこへ馬渕先生が、いかにも簡単であるかのように様々なプレーを説明して下さる。
この「簡単」にパターン認識は自分にはできていなために、完全に自信が持てない原因であるということに気付いたのが最大の収穫だったと思います。
自分をもっと理解し、そしてもっと勉強せねば…
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そこで、本日のトレードで失敗したので質問したいと思います。
BRCM を逆立ちプレーを採用したつもりなのですが、うまくいきませんでした。
1分、3分、15分、Dailyで MA全て下にあったので楽勝かと思いました(添付EXCEL資料参照願います)。
9:46 SHORT SELL 31.25
11:24 SHORT COVER 32.05
しいて自分を叱るのであれば、
@ Gapが大きかった。
A 2・28の安値のサポート
しか考えられないのですが、この他に間違ったポイントについて教えて頂けないでしょうか?
Cut Loss ポイントは馬渕先生でしたらどこにしたのでしょうか?
脱出が遅れたのは、過信があったのはいうまでもありませんね。
大変あつかましいのは承知なのですが、ご意見頂ければ幸いです。
まず、基本のカットロスするポイントが違います。
大き過ぎます。
こういう難しいマーケット(今日のこのコンテンツの上で理由は書きましたね)では、イントラデイでは基本的に長居は無用。
エントリーされたローソク足のひとつ前の、始まり値あたりがカットロスの基本ですね。
下のチャートだと、下側の赤いラインが常識的なカットロスの値段です。(緑のマーク)
カットロスをされたのは、その上の赤いラインの値段ですね。(右側の緑のマーク)
このカットロスの位置の違いは1000株相当で500ドル。
500株相当でも250ドルです。
下のラインでは、手数料を入れても200ドルくらいのロスで収まります。
カットロスされた位置では、エントリーの位置からはトータルで、1000株換算750ドルプラス手数料くらいのロスですね。
多分逆立ちプレイでエントリーされたはずですから、この2本のMAを抜いたら、カットロスと考えられていたのでしょう。
32ドルくらいの銘柄ですから、カットロスは、1000株換算で300ドル以下に抑えたいところです。
私は一回のトレードのロスは、投下資金の1%を目安としています。
このあたりはトレーダーによって、また考え方によって変わるでしょうが、通常1%から4%くらいの間ではないでしょうか。
◆
逆立ちプレイでエントリーされたということですが、こういうギャップの大きい日は、一日の値幅を考える必要があります。
この点は、ギャップが少ない日でも同じことでチェックは必要です。
ボリンジャーバンドのローワーエンベロープの下で始まっていますから、反発して上に上がるというシナリオが考えられます。
確かに上には何本もレジスタンスがありトリプルセットアップにはなっていますが、ギャップダウンが大きすぎたため、バンドの下限に近い位置で、ショートをしていますね。
下は、セミナーのLIVE MARKET WATCHで私がエントリーしたINTUのチャートです。
これも決していい位置とはいえませんが、エントリー後、上限に近い位置で脱出しています。
2回目のエントリー後は、長めのホールドが作戦ですから、まんまとうまく行きました。
終日強いかもしれないという判断は、下のデイリーチャートによるものです。
まあ運がよかったともいえるでしょう。(笑)
今日は難しい日でした。
ですからエントリーして利益を出すのは至難のワザです。
こういう日は利益を取るのも、カットロスをするのも、できるだけ早くしたほうがいい。
ギャップダウンが大きすぎて、ボラティリティーの大きなはずの時間帯でも、あまり動かない銘柄が多かったですからね。