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0609 Fri.
磁気欠乏症
「交流磁気治療器」を何故レンタルをしたかといえば、継続してその効果のほどを楽しめると思ったからだが、帰りの車の中でも、カラダにはよい方向へのベクトルが働き始めたことがはっきりと分かるほど。
こうしたワクワク感は堪りませんなあ。(笑)だがどのような仕組みで何故「交流磁気治療器」は効くのだろうか?
深刻化する「磁気欠乏症候群」
生物は地球そのものが大きな磁石という地球磁場のなかで生活しているため、地球上の生物は長い間にわたって磁気の影響を受けてきている。
人間を含めた地球上の生物体の環境には、重力、太陽からの熱、空気といった地球に備わっている物理的、化学的なことがらが大きく影響しているのだが、重力や太陽熱、空気といったものと人体との関係は非常によく研究されている。
だが、今までは人体と磁場の関係についてはあまり研究されてこなかったのだが、その理由は、磁場が三次元の現象という立体的なものであり、目に見えないうえに、現実に生活していても通常は実感として捉えられないためだった。
磁場を分かりやすく言うと、磁力線の存在する場所で、この磁力線の単位面積当たりの密度を表わすときに、テスラ(従来はガウス)という単位が使われる。
この交流磁気治療器の場合、80ミリテスラ(800ガウス)だが、これは一平方センチメートル当たり800本の磁力線があるということを表わしている。
我々が現在直面している健康の多くの問題は、この地球の磁力の低下に一因があるのだという。
学者によって多少の相違はあるが、現在は500年前のほぼ約半分!でしかなく、2000年後には、地球の磁力はゼロになるという学者もいるほどの減りようなのだ。
さらに現実の問題として、我々が毎日生活している環境磁場での磁力は異常に低くなっているという点だ。
空気に比べ、鉄は数百倍から数千倍も磁力を吸収しやすいため、我々の居住空間や仕事場である鉄筋や鉄骨でできたコンクリートの建物の中の環境磁場は極端に減少してしまうのだ。
車もまたしかりで、自動車の内部の地磁気は非常に少なく、現代人はいわばどこにいても「慢性的磁気欠乏状態」に陥っているというわけだ。
ここ20年の傾向として、自律神経系に関する病気が非常に増えているという。
例を挙げると、肩こり、腰痛、頸肩腕症候群、習慣性の便秘、不眠症、頭痛や頭重感、原因不明の胸痛、手足の不定の痛み、背中の痛み、原因不明のめまい、足のだるさ、身体のだるさなどを訴える人が非常に多いというわけだ。
だが本人には原因が思い当たらず、医者に診てもらっても、これという決定的な診断が出ない。
もちろん、これらの症状のなかには、血圧の異常や糖尿病、消化器疾患、骨や神経の病気にともなうものもあるが、だが一方でそうしたはっきりした異常がないのに、このような症状を訴える人がどんどん増えてきている。
とにかく自覚症状はあるが、原因側は分からず、症状も一進一退で、医者も半分サジを投げてしまうというわけだ。
結局、これらの症状は自律神経失調症とか、不定愁訴症候群ということになってしまうのだが、そうした症状のなかに「磁気欠乏症候群」と呼べるものが混じっていることは疑いのないものだといっていいだろう。
20年前の生活を思い出してみると、いまより鉄筋や鉄骨の建物は少なく、自動車の並及も現代とは比べものにならなかったわけだ。
現在の磁気治療の現場では多くの患者がその恩恵を受けているというが、日本での研究は、ある病院の院長が「私の友人が、磁石を身体につけていると肩こりが良くなり、軽い高血圧も正常になるというんだが、話を聞いてやってくれないか」という出来事がきっかけだったのだという。
自分で試作したフェライト磁石をポケットに入れておいたところ、悩まされていた肩こりが消えたため、自分の周囲の人たちにも、六個のフェライト磁石を布に包んでバンド状にしたものを腕につけてもらって効果を試したところ、ほとんどの人の肩こりが良くなり、疲れなくなり、なかには血圧が正常になった人もいたというわけだ。
アメリカのA.コリン博士は電磁流量計を開発し、電気を伝える性質をもつ液体の血液が磁石の間を流れると、新しい電気が発生するという現象を発見している。
つまり血液に磁気を作用させると電気が起きるのだ。
この磁気を使ったものとしては、ベルギーのT・フェルメーレン氏の考えたユニークな装置がある。
ヨーロッパの水は一般に硬水で、日本に比べると非常に悪い水質で、そのためボイラーには湯垢がたまりやすく、その処理に苦労していたのだが、フェルメーレンの開発した装置は、ボイラーの入口にニテスラー(2万ガウス)以上の磁石をつけておくもので、こうしておくとボイラー内部に湯垢がたまらなくなり、もし少したまってもすぐにとれてしまうというもの。
交流磁気は副作用がなく効果も大きい
交流電磁石を応用した交流磁気治療器は、変動磁場を応用した治療器の一種だ。
磁場の強さや方向を変化させるものとしては、交流磁場、脈動磁場、回転磁場、移動磁場、パルス磁場などがあり、交流磁場は電磁石に交流電気を流すことによって、脈動磁場は電磁石に脈流を通じることによって形成される。
また、回転磁場、移動磁場は、一般的には何個かの電磁石を円形、または直線上に並べて次々に電流を流すわけで、JRのリニア・モーターカーに応用されている磁場は、移動磁場が直線上につくられたものといえるだろう。
これらの変動磁場を応用した治療器のなかで、現在一般に市販され一定の評価を得ているのが交番磁場を応用した「交流磁気治療器」だ。
回転磁場を応用した治療器もかつてはあったようだが、いまは姿を消し、移動磁場や脈動磁場を応用した治療器は開発されていないようで、パルス磁場はまだ治療器の市民権を得ていないというのが現状だ。
かって磁気治療器といえば、定常磁場治療器を永久磁石を身体に貼ったりするもので、これらはいわば第一世代の磁気治療器で、今の磁気治療器の主流は第二世代に入り、交流電磁石を応用した「交流磁気治療器」へと移行しているのだという。
では、第一世代の定常磁場治療器と、第二世代の交流磁気治療器との大きな違いは何か?
分かりやすく言うと、静止している磁気を人体に当てることと、交流の動く磁気を人体に当てることの違いだという。
では、どういう違いがあるのだろうか。
静止している磁気は人体にほとんどエネルギーを与えない。
だが磁石そのものは減衰するわけではなく、触媒の作用をしているのだ。
触媒とは、自分は動かないでいろいろな化学反応を促進する物質のことだが、静止している磁気はそれと似たような作用を行っているというわけだ。
一方、交流磁気を人体に作用させるとその磁気は動き回り、人体内部に渦巻型の電流を起こすことになる。
分かりやすい表現をすれば、発電をすることになる。
これが静止した磁気と交流磁気との大きな違いなのだ。
したがって、交流磁気の場合は、非常に広範囲に人体に作用させることができるというわけで、それだけ、大きな効果も期待できるわけだ。
だがそれだけに副作用があっては問題なわけで、こうした機器の開発では、交流磁気を人体に作用させた場合の副作用に関しては徹底的に調査されたという。
臨床治験は大病院の外来患者や入院患者を対象に行われたが、肩こり、腰痛、全身倦怠、血圧の低下、便秘などに効果を表わしたことが確認され、副作用の症状は認められなかったのだ。
この認可の際の膨大な量のテストにより、交流磁気によって発生する磁場は80ミリテスラーで、一回につき30分を限度に1日3回がスタンダードと設定されたという。
もちろん一日一回の使用でも効果がある人もいるというが、30分を限度としたのは、三時間も四時間も連続して磁気を当てると、頭が重くなる、気分が悪くなる、人によっては脱力感を覚えるといった症状を呈するケースがあるという。
交流磁気を過度に使用するとこうした現象を呈する理由は、交流磁気は人体にエネルギーを入れるからだ。
静止した磁気は人体にエネルギーを与えないために、24時間の連続使用でもこうした現象は起こらないのだ。
一日3回、一回30分という数字は、病院でさまざまな治療を行いながら発見した経験値に基づいたもので、こうした臨床治験を経て、1980年、薬事法に基づいて開発された交流磁気治療器「ソーケン」第一号は認可され、現在幅広く使われるようになっているという。
交流磁気治療器の安全性について
磁場および電磁空間現象は波長の長さによって次の3つに分類することができる。
1・定常磁場:変動しない周波数ゼロの現象
2・ 電磁場:周波数3キロヘルツ以上の「電磁空間現象」でγ線までのもの
3・ 電磁場:周波数が定常磁場と電磁波の間にある電磁空間現象
このうち巷で人体に有害な影響を与えるといわれ問題になっているのはbの電磁波に属する3キロヘルツ以上のX線、γ線、マイクロ波というもので、高電圧の送電線の近くに住む子供には白血病や脳腫瘍の発生が増加するといった報告が多くされていたが、最近では否定的な研究報告が相次
いでいる。
逆に送電線付近の植物は他の場所に比べて発育が良好だという報告もあり、因果関係ははっきりしていないのが現状のようだ。
さらに「交流磁気治療器」から出るのは 3 の電磁場で、その周波数は50〜60ヘルツと、電磁波とは比べものにならないほど低いため全く問題ない
のだ。
交流磁気治療器が効果的な症状
交流磁気治療器にはたくさんの適応症がある。
だが薬事法で謳ってもよいのは「身体のこりを癒す」ことと「血行を良くする」という二つの点だけだ。
したがって、適応症としては、身体各部の「こり」に対して有効で、これは認可の際の臨床治験でも明らかになっている。
具体的な症状としては、肩こりはもちろん、腰痛や筋肉痛にも作用するのだが、実は、「身体のこりを癒す」ということと、「血行を良くする」というふたつの表現には矛盾があるのだという。
まず「身体のこりを癒す」ということは、ある病的な症状を改善するということで「血行を良くする」ということは、生理的な問題だ。
実際に測定してみないことには、血行が良くなったかどうかは分からない。
また「こりを癒す」といことは自覚症状に関わることで、生理的な問題と自覚的な問題という次元の違うことなので、本来はこの二つを並べることはおかしいということになる。
そのため多くの臨床試験が行われ、結局厚生省の薬事法による、交流磁気治療器の適応症は「血行を良くしてこりを緩解する」ということになったというわけだ。
ただ、交流磁気によって血行が良くなることは逆に言えば、交流磁気は血行障害が原因の治療に効果があるということになるわけだ。
交流磁気治療器を使って行った治療結果に基づき、何らかの有効性が認められた疾患を適応症としてまとめたのが下記の適応症になる。
交流磁気治療器の適応症(中川・臨床試験による)
気管支喘息
慢性気管支炎
肺気腫
半身マヒ(脳循環障害によるもの)
胃・十二指腸潰瘍
慢性肝炎
肝硬変症(腹水貯溜に対して)
リウマヂ1生疾患
パーキンソン症候群
脳循環障害(精神障害の症状をともなうもの)
自律神経失調症
糖尿病
高血圧症
腰痛症(椎間板ヘルニアの軽いものを含む)
脳出血、脳梗塞などの後遺症
肩こり
膝関節
便秘
現実に、こうした病気や症状に交流磁気治療器が効果を示したという臨床医の方は多く、これらの症状はそうした現場の先生方から寄せられた臨床報告のほんの一部にすぎないのだという。
たとえば、高血圧症や狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などがあり、胃潰瘍もそうです。さらに治りにくい複雑骨折、喘息にも劇的な効果が認められた例があるという。
なかには、現代西洋医学で難病と診断され、医師が打つ手がないといったような病気に効果を発揮した例も含まれている。
磁気治療の世界は第一世代の定常磁場治療器を経て、いまは交流磁場を応用した交流磁気治療器の第二世代が脚光を浴びている。
いずれ近い将来にはパルス磁場治療器の第三世代が登場するだろうと予測されている。
パルス磁場治療器は、交流磁気治療器と同じ変動磁場を応用する治療器で、二、三秒に一回、N極またはS極の方向に、きわめて短時間の磁場を発生させる装置で、こうした磁場をつくるためには、まず交流を直流に整流し、これをコンデンサーに蓄電し、それを一定のリズムで放電させ、瞬間的に磁場を発生させるという仕組みだ。
パルス磁場治療器の特徴は、腰痛や関節痛に相当に高い率で有効に作用することと、比較的に即効性があることだといわれている。
つまり、効果が早く現れるということになる。
現在パルス磁場治療器の研究は世界で進んでいるが、まだ日本では治療器としての認を受けていないのが現状だ。
参考資料
交流磁気が人体へどのように働くのかについて調べてみようと、入手した書籍は現在出版されている以下の3冊。
「交流磁気治療器」に関する記述は自らの体験と、これらの書籍の要点をまとめたものです。
専門医10人の証言 代替医療の最先端をいく「交流磁気治療」
ISBN:4774502871 197p 現代書林 (2000-08-28出版)
現代書林「交流磁気」取材班【編著】
[B6 判] NDC分類:492.52 販売価:\1,260(税込) (本体価:\1,200)
01 増加する一方の現代病。人々はいま、「磁気欠乏症」に冒されている
02 数々の改善例から感じる、確かな磁気の医療効果
03 呼吸の改善、活性酸素消去と腸の吸収効果など、一石三鳥の交流磁気療法
04 20年の磁気治療の総括的な印象は、「交流磁気は効く」のひとことだ
05 交流磁気と漢方の相乗作用で、脳梗塞後遺症に効果を発揮
06 交流磁気による血流促進で、痛みをともなう症状が驚異の回復
07 生命体の調和と秩序のために、磁場の管理はますます重要になる
08 800ガウスの交流磁気は、医療用として理想の磁場
09 目の当たりにした交流磁気の効果に、生命の根源にかかわる治療と実感する
10 交流磁気の生理学的作用はここまで明かされている
交流磁気がいのちを救う―自然治癒力を高める凄い力
ISBN:4774500895 199ページ 現代書林 (1998-06-19出版)
日下 史章【著】
[B6 判] NDC分類:492.52 販売価:\1,260(税込) (本体価:\1,200)
磁気療法で免疫力を高めれば難病はここまで治る。
〔ガン〕再発、転移を繰り返していたガン患者の免疫力がアップ。
〔B型肝炎〕免疫力を高め肝炎の抗体産生を促す。
〔関節リウマチ〕痛みをやわらげ日常生活に復帰。
〔脳梗塞後遺症〕脳に直接磁場を送り込み、脳の血行をよくする。
〔帯状疱疹後神経痛〕75パーセントの有効率で痛みを改善。
第1部 診療記録編―重病・難病を克服する磁気の劇的パワー
第2部 メカニズム編―磁気はすべての生命を支えている
第3部 症例別体験編―交流磁気の健康回復効果
交流磁気がからだを変える―現代病・慢性病に挑戦する磁気シャワー療法
ISBN:4876209839 227p 現代書林 (1997-06-05出版)
石渡 弘三【著】
[B6 判] NDC分類:492.52 販売価:\1,260(税込) (本体価:\1,200)
「治らない病気」は「治さない病気」だ!高齢化社会を迎えるいまこそ、科学的実証に基づく「医療革命」が求められている。
序章 対症療法では生活習慣病(成人病)は治せない
現代医療がかかえる治療法の限界
第1章 磁気がすべての生命を支えている
磁気の不足が慢性的な持病をもたらす
第2章 わが人生を賭けた“交流磁気治療器”開発物語
それは息子の難病から生まれた
第3章 交流磁気療法の実際
現代医学では好転しなかった脳・心臓病にもこの効果
第4章 磁気療法を現代医学で解く
論より「科学的」証明を
第5章 磁気でこんなに病気がよくなった
いまや全国に広がる喜びの声・声・声
第6章 健康回復が人生を180度変えた
重病・難病を克服した喜びの記録
終章 高齢化社会を生き抜くために
現代医療だけに頼っていては救われない
続く・・
交流磁気治療器 の索引
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。ご了承ください。
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