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一日二食の索引
0712 Thurs.
1日2食健康法への素朴な疑問
以前書いた「1日2食健康法」についての下記の日記を読まれたのだと思いますが、次のようなご質問をいただきました。
http://www.2shock.net/
突然のメッセージ失礼致します。はっちさんの日記を拝見しまして、目から鱗の思いでした。
ところで、ひとつ質問があります。私には今1才2ヶ月の子供がいるのですが、はっちさんのおっしゃる1日2食の生活は小さい子供に対しても有効なのでしょうか?
私が聞いてきたのは、朝昼晩の3回+10時15時のおやつでエネルギーを補給するというものです。いまでもまだ母乳を与えていますが、多分もう栄養は入ってないんじゃないかと思います‥
ちなみに息子は朝ご飯はあまり食べないで、ヨーグルトかバナナをほんの少し食べる程度ですが、やはり子供だからはっちさんのおっしゃるように、朝はあまり食べないほうが人間がもつ細胞の働きをよくすることを本能で知っているのだろうかとか考えてました。
いままで息子が朝ご飯をあまり食べないことを気にしていましたが、気にしないでいいのでしょうか?お忙しいかと思いますので、お時間ができたときにでも、よろしければ教えてください。どうかよろしくお願い致します。
この一日二食という食事を習慣に移行するのは、とても良いことなのですが、問題はこれを知らない人、つまり世の中の多分9割以上の人には、食事は一日3回食べるものだ、という概念がすでに植え付けられているという点にあります。
ですから、将来子供さんが幼稚園、小学校へと通う際に、一日二食という食生活をしていることがわかると、いろいろな摩擦が起きると思います。
多分、学校の先生や栄養士などの専門家などから「特に発育盛りの時はバランスのいい栄養を取るためにも一日三回きちんと食事を取らなければなりません。」という彼らにとっての正論を、ほぼ100%の確率で教えられ、強制されるはずです。
幸いなことに、朝食を家で食べないのは、言わなければわからないわけですから、手はあります。(笑)
とにかく、子供さんにこうしたことをよく説明して理解しておいてもらうことが大事だと思います。
ですからこうしたことを説明してわかるようになる年齢になるまでは、普通に一日三食を食べさせるというのも、世間との摩擦を避けるという観点からは、一つの解決策かもしません。
こうした点にについては、家族や周りの人間関係などを考えた上で、親が決めればいいと思います。
とにかくこの一日二食の食生活を始めたばかりの頃は、最初のうち、特に午前中は空腹感がとても強くなります。
というよりも、それまで不健康な食生活をしてきた人ほど、猛烈な空腹感に襲われるはずです。
これを一日二食で有名な、甲田先生は「偽腹」と呼ばれています。
一般に、朝食を抜いたらハラが減って力が出ない、とよくいわれるのは、まさにこの「偽腹」によるものなのです。
夕食の量を少し減らして600キロカロリーくらいにして、6時に夕食を食べるとすると、午後10時過ぎには、お腹が少し空いてくるはずです。
そこで何か食べるのではなく、その空腹のまま我慢して、何も食べずに寝てしまうのが正しい方法なのです。
そんなことをしてさらに朝を抜いたら、「午前中は腹が減って、フラフラになってしまいますよ」というのが、一日二食を実践されたことのない、世間の大方の人の反応なのです。
ところが、実際にはそうはならないのですけどね。
ここが大きな問題なのです。
腹が減るどころか、きわめて爽快な気分で午前中の断食が続けられるのです。
ここが世間の常識とまったく違うところです。
ですが、朝食抜きを始めてから一か月くらいのあいだは、強い空腹感に襲われたり、また全身の力が抜けてフラフラになるということはあるでしょう。
そういう状態になるということは、日ごろの過食・飽食で、胃の中が相当荒れているということの証なのです。
こうした状態というのは、胃が朝食抜きという午前中の断食で健全な粘膜に復帰するための反応症状(瞑眩)だということを、十分に理解し、そう信じ続けることが大事なのです。
このように、朝食抜きは頭で考えているものと、実際とでは全く違うのです。
ですが、朝食抜きの食生活を身につけていない人は、こうしたことを体験したことがないわけですから、わからないのは、ある意味で当然なのです。
こうした、いわゆる強い「朝食抜きに対する反発」が、学校や一般社会で子供さんが直面するでろうことは、十分に覚悟をしておいてください。
甲田先生も、これまで現代栄養学の権威と呼ばれる多くの人から、何回も袋だたきにあって来られたそうです。(笑)
それにもかかわらず、敢然と立ち向かって朝食抜きを続行し、またたくさんの患者さん達にもそれをすすめてこられたのは、朝食抜きの一日二食主義を正しく実行すれば、このように世間でいわれているような、悪い症状は現われるはずがない、との実践を通した強い確信を持たれているからなのです。
この例からわかるように、まず親がこの方法が正しいことについての強い信念を持っている、ことが何よりも大事なのだと思います。
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私も購読していますが、以前同じような質問があったのを回答されていたのを、ちらっと読んだ覚えはあるのですが、どういうアドバイスだったのかは忘れてしまいました。
メルマガも過去のは読めないので、ちょっと探しようがありません。
ですから、ご質問の件について、まだ不安をお持ちでしたら、直接質問されるといいと思います。
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