NIKON COOLPIX 5000                                          

 


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2002年

0422 Mon.

最近カバンには ニコン クールピクス5000 と サンヨーDSC-MZ1という2台のカメラを 入れて、常に持ち歩いている。

去年の10月にサンヨーを47,800円で購入後、半年ほどで新しいこのカメラを追加することになった。

値段は標準価格で15万円と、安くはない。

と日記へ書いたところ、こういうメールをいただいた。


ニコンCOOLPIX5000

馬渕様

初めてのメールで申し訳ありません。

(面識もなく、セミナーに参加してもいないのに)

daytradenetのHPは1年近く見させて頂いてます。**といいます。

(馬淵さんの著書も購入して熟読してます)

実は馬淵さんにメールしたいという動機に駆られたのは、今月の「Coolに過ごそう」を昼休みに見ていたら、デジカメの話を見たからです。

(それだけではなく、当然DTにも大いに興味があって)

そう、ニコンCOOLPIX5000を使用されてるとのこと。

実は、私ニコンの子会社(**ニコン)に勤務しています。

そして、なんとそのCOOLPIX5000のレンズ部組の生産に携わっていたのです。(お買い上げ有り難うございます)

裏話を言うと、立ち上げ時は国内生産、その後中国生産に移管した機種です。

私はその部品関係、金型・装置・治工具類の輸出業務をしていました。

まだ、生産は継続されています。(増産予定!!)

それでなんか馬淵さんにより親近感みたいなもの?が湧いてきてメールさせて頂いたというわけです。

DTについては以前から体のそこから(どこだそれ?)興味があり、実際にやってみたいという思いがありました。

一番の理由は「自由」が手に入るからです。

会社勤めはなんといっても時間や組織に束縛されます。

その時間を提供するかわりに報酬を受けていますが、DTはそうではなく、時間や組織という枠に捕らわれず自分の人生を有意義なものにしてくれる
手段、道具だと思っています。

今はその道具を手に入れるために準備を始めたところです。

まだまだ、資金もありません。

ましてやセミナーにも参加などしていません。

しかし、目標をもって(毎朝、通勤の車の中でデイトレーダーになるぞーって大声を上げています)がんばろうと意気込んでます。

近い内にまずはセミナーに参加したいと思ってます。

何かでありましたが、その人の行動には必ずこうしたいという動機がある、想いを強く持てば持つほど行動にあらわれると。

いつの日か、馬淵さんにお会いする機会があった時、そういえばいつだか今日のようなメールをみましたねえ、なんていう話をしたいものです。

なんか気がつくと長々と、失礼いたしました。ご多忙なところ申し訳ありませんでした。

健康には気をつけてこれからもご活躍ください。

P.S. COOLPIX5000でなにかあればご相談にのらせていただきます。

ありがとうございます。

 


いつも自転車で通るオフィスへの道


 

購入の動機は、何といってもまず、28ミリレンズ。

以前ソニーのマビカというフロッピーディスクへデータを保存する!方式のカメラを使っていたことがあった。

このときは後付のワイドコンバージョンレンズを使っていた。

広角なのだが被写体の左右端にある垂直部分がひどく「歪む」という欠点があった。

けれども広角の魅力には勝てず、使い続けていたというわけだ。

さらにレンズ部がかなり前へ突出しているうえに、カメラ自体がとても大きかった。

だから常日頃から持ち歩くのが面倒になり、肝心なときにカメラがないという情けないパターンの続出で、チャンスを逃すことも多かった。

 

標準で28ミリの画角のレンズがついているというのは、本当に便利だ。

たとえば、レストランで目の前の料理を撮るときなども、カメラ本体を引かなくてもフレーム内に収まる。

またWEBで使用するときのサイズで識別できる範囲を撮影するときなどには、とてもいいサイズなのだ。

画角が28ミリから2倍程度のリーズナブルな値段のカメラを、どうしてどこのメーカーも作らないのか、とても不思議だった。

ちまたにあるカメラは、申し合わせたように、35ミリから少し望遠寄りの画角が標準のものばかり。

みんなは望遠で、遠くの景色ばかり撮っているのだろうか?

私の場合、望遠サイドはほとんど使わないし、第一あまり大きな倍率でズームするとすぐにブレてしまうから、望遠サイドの実用性というのは、実際に使ってみるとかなり低い 。

室内や、いわゆる日常の何気ないシーンを撮るのだったら、絶対に28ミリのレンズが便利だと断言してもいい。

28ミリが標準でついているもといえば、ほかにはミノルタしかない。

だがサイズは大きく、メカっぽいデザインだ。

ニコンの方が、いわゆる「カメラ」らしいカタチをしている。

 


大きさの比較のため携帯電話を添えて撮影
 

大き過ぎないサイズも魅力だ。

COOLPIX5000は500万画素子という私には充分過ぎる解像度を持っている。

フォトショップで編集するたびに、その絵の美しさに感動している。 

また液晶部分が回転するのはとてもナイスなアイデア。

使ってみないとちょっとわからない「よさ」だろうね。

おまけに携帯に邪魔なコンバーターなしでの28ミリだから、毎日でデイバッックに入れて常に持ち歩くことができる。

これは大事な点で、毎日持ち歩いているからこそ、いざというシーンを記録しておけるのだ。

だからといって、毎日撮るものがあるわけではないのだけれど、何かを感じて「まず記録しておこう」と思った瞬間を、キャッチアップできるという、いつでも記録しておけるツールを常に持ち歩いているという「万全感」は、毎日を楽し いものにしてくれる。

デジカメの優れた点は、すぐに記録を確認できるという点にもある。

だから「フィルムがもったいない」などといったフラストレーションなしに、どんどん撮ることができる。

現像してから「あれ、こんなんだったかな?」といったことが、なくなるというのは、よく考えてみると素晴らしいことだ。

デジカメは、まさにカメラを使う側にとっての産業革命といっていいだろう。

実売で11万前後のこのカメラ、サンヨーのほぼ倍の値段だけれどけれどそれだけの値打ちは十分にあると思う。

ではどこがどう違うのか?

 


この写真を含めこのページの写真は、サンヨーのカメラで撮影したもの。

 


まず28ミリという広角レンズが標準で装備されている。

これがこのカメラ購入の大きなポイントとなった。

それとコンパクトなサイズも魅力だ。

上の写真でわかるようにCDの大きさと比べると、その「小ささ」がよくわかる。


光学ズームが3倍、デジタルズームが4倍ある望遠側は、私の用途にはこれで十分。

ライバル?として候補に上がるのはミノルタのDIMAGE 7i。

同じ28ミリから望遠は、光学が7倍までという魅力的なスペックなのだが、大きいのとデザインがメカっぽいのでパス。

望遠だってデジタルズームを使えば十分な倍率だ。

 

上の黄色いエリアを最大にズームイン!



このカメラを使うための主目的は TOKYO WALK でのレストランなどの室内の撮影。

だから望遠側はそれほど必要ないし、できるだけコンパクトなサイズが必要だったため、迷わずこのカメラにした。

 


まず電源を入れると、このようにレンズがせり出してくる。

レンズキャップをしたままで、電源をオンにすると、レンズキャップを取るようにというメッセージが出る。

電源をオンにしても、撮影をしなければバッテリー節約のため、最小30秒で液晶を含めた表示はスタンバイモードになる。

シャッターボタンを半押しすると液晶がオンになり、撮影待機状態になる。

このいわゆるオートシャットオフになるまでの時間は、何段階かの長さに設定することができる。

 


 

この液晶部分は左右に開く角度で180度、上下に回転させて180度まで動かすことができる。

実際に使用してみると、とても便利。

液晶の角度を変えて見やすくすることで、カメラをホールドしやすい位置で自由に撮影することができる。

この液晶部分が可変できるメリットは、実際に使ってみないと、わからない点だろう。

たとえばカメラが目線より下の位置でも、液晶を上へ向けて覗き込むようにすれば、アングルを確認しながら撮影することができる。

つまり、店の中でもあまり目立つことなく撮影できるというわけだ。

また安定したカメラ位置でホールドできるというのは、比較的暗い店内では、ブレの防止にもつながる。

液晶部分は前方へ回転させることができるから、自分を撮影することもできる。

ただ液晶の性能で少し気になるのは逆光を受けると、少し画面が白っぽくなり見にくくなる。

ただこうした現象は、白っぽくなれば逆光になっていることがわかる「逆光インジケーター?」として利用することができる。

欠点と思えるような機能だって使い手の工夫で、オセロゲームのように利点とすることさえできるのが道具の面白さだろうね。

 

 


もう一台のSANYOを含め、コンパクトカメラと呼ばれるサイズの小さいカメラは一般的に四角いカタチで、カバンやポケットなどに、入れやすいようにデザインされている。

だがこれは少し凹凸のあるデザインだ。

最初は携帯性の面でどうかなあと思ったのだけれど、使ってみるとこのデザインには理由があることがわかった。

上の写真で見ればわかるように、ボディーは右手でカメラをホールドしやすいように飛び出したデザインになっている。

これは見かけ以上にホールドしやすい。

右手だけでがっちりと固定することができるから、片手の撮影でも、さほどブレを気にしないで撮影することができる。

 

シャッターボタンの下の丸いのは、測光用の窓。

うっかりと指でふさいでしまわないような位置にある。

シャッター部分は斜めに傾いているため、とても押しやすい。

 

コンパクトフラッシュカードは標準で32メガのサイズが付属していた。

128メガを購入して容量アップ

 

少しピンボケ(笑)
 

上の蓋のなかにある手前の穴がパソコンと接続するための接続ケーブルの差込口。

向こう側はACアダプターの差込口。

このパソコンとの接続ケーブルはSANYOのデジカメと同じで互換性がある。

パソコンにソフトをインストールすると、接続するだけで自動的にソフトが起動して、ボタンひとつで転送が始まるのは非常に便利。

接続するたびにパソコンの中の所定のフォルダーの中へ、自動的にサブフォルダーを作成してくれる。

 


撮影に関する操作はSANYOより多くのボタンがあるため、少しだけ慣れが必要だ。

最初はどのボタンにどの機能が割り付けられているかがわからないから、適時マニュアルを読む必要がある。

右の写真のボディー上部の丸いダイアルは、左の写真のボタンを押しながら回すと、機能を選択できるようになっているが、サンヨーと比べると、少しわかりにくい かな。

だが一度覚えてしまえば、深い階層までボタンを押さなくていいわけだから、これはこれで便利。

 

バッテリーは充電式リチウムバッテリー。

SANYOより持ちがいいようだ。

 

画像は500万画素子だけあって、私のような技量の撮影レベル (^_^; では全く問題はない。

写らないのではないかという暗いところでも、明るく写るのは少し驚いた。

ただそんなに暗いと、ほとんどの場合、手持ちで写すとブレるけどね。

WEBへ掲載するために縮小する際、フォトショップで少しシャープにするためにフィルターをかけると、ビシッと効くのがとても気持ちいい。



Zoom
 

だからレタッチやリサイズを含めた編集作業が楽しくなる。

こういうのって何となく嬉しい。

28ミリの広角でも、映像が中央にあれば、上の写真のように垂直ラインも真っ直ぐに写るのは、レンズがいいせいだろう。

残念なのは速写の速度だけ。

世界最速のSANYOを使っていると、どうしても比べることになるため遅く感じるのだろうけど。

28ミリの広角画角度がほしかったので、絵の綺麗さとの魅力というコンビネーションとあいまって、買ってよかったといえるカメラだ。

こちらにインプレッションあり。


 

 

 

望遠

 

 

望遠

 


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