なるほど・・とはいえ問題は、こうした生活には、向き不向きがあるという点だ。
芝刈りロボットで書いたように、敷地が約2万7000坪もあるレイクサマミッシュの湖畔にあるいわゆる「農家」に住んでいたことがある。
どこに住むのか?という問題は、多くの場合、可処分所得とのバランスで自然に然るべきところへ落ち着くのではないだろうか。
ウチは誰も庭で野菜類を栽培してみようと考えないので、野菜だけでも自給自足で・・という方向には行かないのはシアトルでの生活で確認みだ。
いろいろなところへ住んでみたが、住み心地のいいところがイチバン。
アメリカで持ち家を買った経験から、日本へ戻ってからは、ずっとマンション住まい。
神戸も東京から移住して11年目になるが、父が施設に入り、戻ってくる可能性はほぼ無い状態なので、部屋が余ってしまっているため、今年は引越を考えている。
毎月5万4000円を市民に配り続けた結果何が起こったのか?という記録
「政府が現金を支給すると人々は働かなくなる」という意見はこれまでも見られるところでしたが、SEEDプロジェクトによって示された結果はこれとは真逆のものでした。
他の被験者についても同様のことが言え、この余分な5万4000円によって人々が得た最も価値のあるものは「時間」であることがわかりました。
SEEDの対象となった家族にとって、月5万4000円の支給は、月収の30%の増加に相当します。
「お金よりも時間的な余裕が大事」と考える人の方がやりがいのある仕事を見つけ幸せになれると判明
過去の研究により「お金で幸せは買えないが、時間で幸せは買える」ことが判明していますが、「お金と時間のどちらが大事だと考えるか?」というアンケートに答えた学生の進路と幸福度に関する調査結果から、時間的な余裕を重視する人の方がやりがいがある仕事と幸福な暮らしを手に入れていたことが新たに判明しました。
研究グループが実施したアンケートには、親が裕福かどうかや、即物的な人柄かどうかを評価する項目もありましたが、それらの要素は進路や幸福度に有意な影響を与えていなかったとのこと。ウィランズ氏は「時間の方が大事だと答えた人が幸福だったのは、短時間労働を選んだからではなく、やりがいがあって楽しめる仕事に就いたからでした」と指摘し、職業を選択する際は収入や名声にとらわれないほうが幸せになれると話しました。
「他人のためにお金を使うこと」は血圧を下げ運動や食事と同じくらい健康にインパクトを与える
ただし、他人の幸福に集中しすぎると自分のニーズがなおざりになってしまいがちだという点には注意すべき。
人が助けを求めた時に「相手が誰であっても」「助けさせられる」のではなく、「いつ」「どのように」助けるのかを自分で決定することが大切とのこと。
「自己犠牲」か「自己中心」かという偽の二分論で考えるのではなく、バランスを見つけることが大切です。
回答してもらった個人の幸福度と年収の間には、「所得が多いほうが幸福である」という関連性が見られたそうです。これは国や地域・男女を考慮して分析した場合にも同様で、基本的には全世界的に収入の多さがそのまま幸福につながっていたとのこと。
しかし、収入が多ければ多いほどより幸福度が増すわけではなく、ある一定の収入を超えると「幸福度の頭打ち」が見られたそうです。これは全世界で同じ収入額というわけではなく、また男女の間でも違いが見られました。
本当に15万ドル(約1700万円)の年収を得ている人が10万ドル(約1100万円)の年収を得ている人よりも幸福でないと、正直言って私には納得できかねます。
なぜなら、年収が高い人ほど自分の幸せを過小評価する傾向にあるからです。
また、私は今日の時点で幸福度を尋ねられたら『私の幸福度は8です』と答えるでしょうが、明日もう一度同じ質問をされたときに『幸福度は7です』と答えないと断言できません」とサックス氏は述べています。
外国人が最も生活の質が高いと感じる国ランキング、日本は何位?
日本は総合で6位につけていますが、レジャーオプションでは33位、個人の幸福度では48位となっており、個人の幸福度という項目で下位に沈んでいるあたりがなんとも日本らしく感じられます。