磁石を用いて人工的に磁界を作り、磁力線を利用して患部の血行促進や痛み・コリを改善する治療器を「磁気治療器」と呼びます。
血液に磁界を加えると、フレミング左手の法則に従って血液中の正・負イオンはそれぞれ移動することで反対方向へ偏ります。
そこへ電流が流れると血液中の電解質がイオンとして解離し、増加します。
イオンが増えることで自律神経の働きが良くなり、血流が促進されるというのが動作原理です。
磁石が持つ肩こりへの影響は実際のところ明らかになっていません。
磁石を使ってコリが良くなる論拠として、ヘモグロビン酸素放出説やコリンエステラーゼ抑制説などさまざまな説あります。
ですが磁力は、基本的には健康を害するほど人体に影響を与えることはありません。
血液中の鉄分が磁石に引き寄せられるのではと心配する人がいるかもしれません。
ですが体内の鉄分と実際の鉄は、全くの別物なので、実際に磁石に引き寄せられることはありません。
発がんへの影響や生殖への有害な影響(ただし商用周波数程度の電磁界)に対するいくつかの報告も出されていますが、国際非電離放射線防護委員会では説得力のある、または一貫性のある証拠がないのでそれらのデータを曝露ガイドライン策定の根拠に用いることはできないと結論付けています。
「磁気治療器」というと枕タイプや腹巻きタイプ、絆創膏タイプ、ネックレスタイプのように永久磁石による磁場(静磁場)を利用した「家庭用永久磁石磁気治療器」多いようです。
ソーケンは機器に内蔵された電磁コイルに家庭用商用電源(AC100V)を通電し、発生する交流(変動)磁場を利用して患部を治療する医療機器が「家庭用電気磁気治療器」です。
磁気治療の歴史は古く、磁石・磁気が治療で使われたのは10世紀頃のアラビアが最初であると伝えられています。
日本では、昭和7年頃に電気磁気治療器が誕生しています。
磁気治療器は、大きく分けてコイル状に交流電流を流して磁場を作るタイプと、永久磁石の静磁界を利用するタイプの2種類があります。
機器の形状はさまざまで、患部にあてて使用する製品やベッドに内蔵されているタイプなどがあります。
現在、市販されている機器には、身体に巻き付けて使用する機器である「装着形」。
床面やマットに置かれた機器に身体を密着させて使用する「据置形」。
その他手で持って移動して使用する「手持形」。
布団や枕に埋め込まれた「埋込形」等があります。
交流(変動)磁場の発生源として複数の電磁コイルを内蔵している、電気磁気治療器としての基本的構造は、どれもほぼ同じです。
効能効果は「装着部位のこり及び血行の改善」です。
なお、電気磁気治療器は、心臓にペースメーカーを使っている方、体内に磁石にくっつく金属が入っている方、乳幼児は使用できません。
筆者は今から13年前頃に交流磁気治療器ソーケンを使い始めました。
こちらにリンク集があります。
現在もベッドの下に敷き詰めて使っています。
ソーケンは、医薬品医療機器等法によって、管理医療機器に定められた電気磁気治療器です。
パルス磁気
一般的な交流磁気治療器とは違うタイプの製品としてパルス磁気を使った製品があります。
ソ-ケンなどの交流磁気治療器と異なる点は「パルス電流」を流すという点です。
パルスは瞬時に立ち上がりややなだらかに立ち下がるという、三角形状の波形をしています。
交流の場合の波形は正弦波といって、なだらかな波の形をしていますがパルス電流の場合は、非常に鋭い形をしています。
鋭い波形をしているものは、体内に発生する電圧が大きなものになります。
つまり、パルス磁気治療器は交流式磁気治療器と比べて、人体内で発生する電圧が強く、しかも、消費電流は より少ないという特性を持っているのです。
磁気治療器としてのパルス磁気は、その性質上正負非対称の波形となります。
つまり、交流のように、正の電流と負の電流が交互に流れるということがありません。
そのため、誘導される電流は正なら正だけ、負なら負だけの直流が発生するため、電気分解である物質を生成させるときには、明らかに大きな作用があらわれます。
パルス磁気製品として、カナダにあるソタインスツルメンツというメーカーから発売されている、マグネティック・パルサーという製品を使ったことがあります。
実際に使ってみると、肩こりには、通常の交流磁気型より効果が高かったことを覚えています。
その後、パルス電流を使ったタイプで、さらに進化を遂げた製品があります。
神経波磁力線発生器
セルパワーは、神経波磁力線発生器として政木和三氏が発明された、独特なパルスの波形(神経波)を用いた電気磁気治療器です。
人間の体は、一定の強さの磁力を当て続けると、拒絶反応により、神経や筋肉が麻痺し、効果がなくなってゆきます。
そのため、神経波磁力線発生器では、体内の活動電位(痛さなどを感じる信号)の波形と同調するパルス性の磁気を、体の不調のある部位に当てる仕組みになっています。
磁力の強さは800ガウス 周波数は3Hzから5Hz(1秒間に3回から5回)で、他の家庭用電気磁気治療器に比べ、磁気の浸透度が深部まで達するのが特徴です。
政木和三氏の著書、精神エネルギー でこの動作原理について説明されている部分があります。
動作原理を理解するため、下記に一部を引用させて頂きます。
昭和22年ころ、私は、大阪大学医学部において「低周波治療の研究を行なっているので協力してほしい」との申し出によって出向することになった。
在来のドイツ医学の文献によれば、電気接点の断続による電気治療が実施されていたが、真空管を使用したものは見当たらなかった。
そこで阪大における研究は、真空管を使用して直角脈波(矩形波)を作り、それを人体に通電するものになった。
その研究に6、7年も協力している間に、私は神経の構造に興味を持ち、その研究を三重大学医学部とともに行なうようになった。
そこで神経の中に含まれているコンデンサの性能のよさに驚き、発明に対する悟りを開くようになった。
永年の矩形波電流の治療実験で、人間の神経内に発生する二相性活動電位波形(これを神経波という。政木命名)を使用すると、どのような効果が出るのだろうかと思い、ビメーク治療器を作った。
国公立病院7カ所で臨床実験を行なったところ、予想以上の成果があがった。
この治療の原理は、人間の神経や脳に発生する二相性活動電位波形と同じ信号を、トランジスタ回路によって発生させ、それを人体に流入させるものである。
その電気刺激によって血流やリンパ液の流量が多くなり、局部的には新陳代謝がよくなるとともに、自律神経の指令によって、最も健康な状態を保持するように体調が整えられるものである。
使用する場所は、漢法医学においてツボと称されている点と同じである。
ツボは人間の身体の各部にわたって存在しているが、昔の人がこのツボを身体全体にわたって見つけることは、至難のわざであったものと思われる。
おそらく六感の鋭い人、または霊感によって見出されたものではないかと思われる。
神経と電気信号
「生あるもの必ず滅す」のことわざどおり、生命あるものの終点には、必ず死が訪れてくる。
この法則は絶対に変えることはできない。
といっても、これが自分自身にふりかかってきたとき、そうだと簡単に割り切れるものではない。
その死とは、人間にとって何を意味するものであろうか。
私は神経の研究をしていた昭和30年頃に、死に関して、大きな疑間を持つ現象に出会った。
それは、動物の眼の神経を摘出して生理リンゲル液に浸しておき、適当な時期にそれを取り出して、神経電圧測定台に載せて、電気刺激の反応実験を行なったときのことである。
摘出した当日は、数ボルトのパルス電圧を加えると、当然のように体内にあるときと同じ二相性活動電位が発生した。
その神経繊維を1年後、2年後、3年後に取り出して刺激を加えると、生きていたときと同じ神経電圧を発生するが、回数をあまり多くすると徐々に弱ってくる傾向があった。
リンゲル液の中に2年も4年も浸して、内体から完全に隔離された神経繊維だけが、どのようにして生き延びてきたのであろうか。
リンゲル液から取り出すとき、ビンセットで強くはさむと、実験台に載せてからも興奮が続き、異常な神経電圧が発生し、測定不能となる。
摘出した神経繊維を液から取り出すときは、神経に刺激を与えないように、生きたものよりも大事に、細心の注意を払う必要がある。
肉体は、三年も五年も前に死亡し、影も形もないが、神経だけが生きて残っていることを考えると、はんとうの死期に不審を感じる。
また、死後1時間ぐらいの間に、低周波電流を筋肉に加えると、手も足も日も動くが、電気抵抗は生きていたときに比べて、十分の一以下と非常に低くなり、電流は十倍以上も多く流れる。
生きているときであれば、火傷をおこすような大電流でも、生命のない肉体では火傷を起こすようなことはない。
人間を初め、生きているものは最高の構造を持っており、電気的にも、自動的に拒絶反応が発生しているようである。
皮膚に、1ボルト以下の低い電圧を与えても反応は起こらないが、その電圧を2ボルト以にすると、電流を流し込まれないように、電流の流人を阻止する現象が起きてくる。
その付近の電圧は闘値と称されている。
プラス電圧をかけた場所には鎮痛作用があり、マイナス電圧の部位は興奮作用があること等を知ることになった。
そのようなことから神経波治療器の開発となったものである。
人間の神経は不思議なもので、神経の中の構造は電気回路と同じようになっており、ビニール電線のように表面は絶縁物で覆われ、その中に電線のように電流のよく流れる部分とコンデンサが入っている。
このコンデンサは、エレクトロニクス技術がどんなに進んでも、人工的には作ることのできないような理想的なものである。
そのひとつは、力率がゼロで、いくら電流を流しても電力の損失のないことである。
私は神経の中に含まれているコンデンサの構造を知って、初めて、発明に対する悟りのようなものを感じることができた。
すなわち、「最もシンプルな構造のものが最高によいものである」ことを知ったわけである。
現代の人間がどのようにがんばっても、造物主である神の力にはおよぶものではないということを知らされたのである。
このように、現代の技術ではどうすることもできないような電気部品が、人体の内部に、無限に近いほどある。
われわれは高級品の集合によってできている身体を、感謝をもって使わなくてはならない。
神経だけいくら長寿であっても、他の器官がこわれると人間には必ず死が訪れてくる。
しかし肉体は滅びても、生命体は体内から飛び出して、つぎの肉体に入ることになり、意識を持っている生命体はまたつぎの肉体で生きることになる。
自分の肉体の滅びるときが、自分の全部の終わりであれば、深刻なさびしさとなるであろうが、つぎの新しい肉体を持てる希望があれば、「死もまた楽し」の気持ちになれる。
来世の自分が持つ肉体のために、今世はおおいに修行をしておきたいものである。
法律に消された発明品。医療費削減に繋げたい「人類を救う装置」と言われた機器
神経波磁力線発生器
この機器は、体内の活動電位(痛さなどを感じる信号)の波形と同調するパルス性の磁気を、体の不調のある部位に当てることで、神経や体の細胞レベルに作用し、心身を快適な状態に整えます。
現在、医療で使用されているパルス波を活用した機器は、ピリピリとした痛みを感じるため、長時間は使えません。
しかし、「セルパワー」は体内の活動電位と完全に同調している優しい磁力なので、痛みを感じることもなく、何時間でも使用可能。あまりの心地よさから、ペットまでがすり寄ってくるほど。
科学的エビデンスの取得に向け実験も進められていて、「関節痛に有意な軽減が認められること」「安全に使用できること」の2点を証明され、科学誌に論文が掲載されました。
こんな人にオススメ!
体に痛みや不調がある/後遺症が悩み/認知症が怖い/リハビリ中/アレルギーがある/頭痛が悩み/肥満を解消したい/快眠したい/不定愁訴に悩んでいる/はつらつとした毎日を送りたい/若々しくいたい etc.
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