病気を治す飲水法で使用する水の供給源についての考察であります。
「日本の水道水は飲み水として最適なものではない」 藤田紘一郎氏
容易に使用できる環境で生活している日本人は生活用水を垂れ流すことで、水源を汚している。
その汚染された水を殺菌処理するため、塩素を注入、いまや、日本の水道水は世界で最も塩素注入量が多い水になってしまっている。
塩素の注入により、殺菌処理はできるが、塩素の影響は殺菌だけでなく、人の体に悪影響を及ぼしてしまう。
塩素の注入により、飲料水を「酸化還元電位の高い水」に変化させてしまっている。
それは、皮膚や毛髪、内臓まで痛め、体内酵素や抗酸化物質の働きを低下させ、体内に活性酸素を発生させている。
その影響で体調が万全でない時などに頭痛やめまい、吐き気などの症状が出る時がある。
塩素を注入している水が体に良いわけはない。
塩素を多量に投入すると水中で遊離した塩素と有機物由来のフミン質やフラボン酸が反応して、「トリハロメタン」という物質ができる。
トリハロメタンは、1974年アメリカのハリス博士によって発がん物質であることが発見された危険な物質だ。
厚生労働省は1992年になって、水道水水質基準に「健康に関する項目」を追加し、総トリハロメタンを0・1㎎/L(100ppb)以下と定めた。
現在、ヨーロッパは塩素を使わずに、オゾン処理による浄水を採用している国が多くなっている。
オゾン処理とは、オゾンの強い酸化力で、殺菌、脱臭するもので、塩素は最後に1度だけ入れる。
その結果、トリハロメタンなどの有機塩素化合物を半減させることができる。
日本でも、この水質浄化法が取り入れられはじめ、高度浄水処理と呼ばれている。
通常の浄化処理は、沈殿、ろ過、消毒という過程で行われているが、高度浄水処理ではこの過程に加えて、塩素を使うことで生じる、トリハロメタンなどの有害な化学物質やカルキ臭のもととなるアンモニア態窒素などを取り除くため、生物処理やオゾン処理、粒状活性炭処理が行われている。
厚生労働省によると、全国の浄水場のうち、高度浄水処理が行われているのは、30%近くになるという。
健康を第一と考えるなら、トリハロメタンなどの有害物質を取り除くだけでは不十分だ。
毎日飲む水が浄水処理を施されていても、トリハロメタンが多少でも入っているならば飲むべきではない。
良い水を飲むことは、最も簡単で、確実な健康法です。
日本では、世界の諸外国の5~15倍ほどの高濃度の塩素が含まれています。
つまり、塩素がもたらす悪影響、危険性も他の国に比べて多い、ということになります。
スイスは地下水を、ドイツはライン川の水をそれぞれ長時間かけて自然濾過させることで、塩素の使用量を抑えています。
オランダは2006年に塩素を使用禁止にしているのです。
PWN・北オランダ水道会社では、塩素など危険な化学物質はもとより、オゾンやUVによる浄水方法さえ安全性を認めていません。
そのため「透膜式」という濾過方式をとり、世界一クリアな水を供給しています。
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筆者は2015年に逆浸透膜(RO)浄水器を導入
2016年には浄水器を追加。
2017年にはゼロ磁場技術を応用した水を活性化させるテラファイトを導入。
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