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岡峙 公彦(おかざき きみひこ)
1933年3月23日、大阪市生。1959年、京都大学医学部卒。D∞年4月~1981年7月、同学部、ビッツパーグ大学医学部、愛知医科大学において、大学院生、大学助手、 リサーチフェロー、助教授などとして生化学的研究に従事。その間に・バン酵母における新補酵素の発見、白ネズミの肝再生端緒因子の発見、等の業績を挙げる。1981年8月以降、関西医科大学附属病院内科勤務。内科医員、医長、部長、副院長、院長などとしての民間病院勤務を経て1989年9月、京都市右京区にて内科開業し、現在に至る。
著書:「究極の難病完治法 現代医学の盲点直撃′ アレルギー疾患.リウマチ.膠原病の新治業法」(たま出版)
がんを「特効薬」で治すという情報は、詳細な説明が必要なものではありません。
極めて簡単で、シンプルな「お話」です。
ですから、本書は、書籍としては常識外れに薄い本となっています。
内容が簡単であるがゆえに、逆にすぐには信じられないかもしれませんが、まずはとにかく、読んでいただき、実践していただければと思います。
と書かれているように、全51ページという薄い本だ。
私は、先に「究極の難病完治法」(たま出版)という書籍を出版しましたが、そこには、いまだ医学界では治療法が確立していないリウマチなどの膠原病、アトピー、花粉症などのアレルギー性疾患を完治させる方法が書かれています。
私自身が、それまでに六百四十五名に及ぶ患者を治療したデータに基づき、得た結論を述べたものです。
その治療法では、継続して治療を受けた患者は、 100パーセント完治しました。
ところが、喜び勇んで、その結果を英文にまとめ、海外の権威ある医学誌に発表を試みるのですが、なぜか、理由もわからないままボツにされるのです。
やがて、その原因が明確に把握できたとき、国内だけでなく、世界の医学界の裏の事情を知ることになりました。
仕方なく、医学誌への発表を断念して、薬学界で権威ある「応用薬理」に論文を投稿し、みごと採用されましたが、残念ながら、医学界に広く周知させることはできませんでした。
そこで、思案の結果、書籍にして世に問うたのです。
と文中で説明されている。
ではどういうメカニズムでがん細胞の発生を抑制するのだろうか?
がん細胞「発生と抑制」のメカニズム
がん遺伝子は、すべての正常細胞の核内遺伝子に潜んでいます。
通常の場合は、ヒストンなどのタンパクによつて強い抑制を受け、静かにしていますが、何らかの原因で抑制が除かれると、がん遺伝子が活動し始め、発がんすると考えられています。
この発がんのプロセスを進める酵素がありますが、それをチロシン・キナーゼと呼びます。
少し専門的ですが、チロシンは芳香族アミノ酸の一種で、ベンゼン核にアラニンと水酸基とが対角位置に付いた構造をしています。
キナーゼはリン酸基を付加する酵素です。
一方、ベンズアルデヒドもベンゼン核にアルデヒド基が付く構造を持っており、チロシンと似た構造であるため、酵素の基質受容体がチロシンと誤認してベンズアルデヒドを受容するので、本来の基質であるチロシンが基質受容体に付着できなくなり、酵素活性が低下し、ひいては発がんのプロセスが停止します。
これが、ベンズアルデヒドのがん特効薬としての作用メカニズムです。
そして、ベンズアルデヒド誘導体の中でもパラヒドロキシベンズアルデヒドは、アルデヒド基と対角位置に水酸基があるから、よリチロシンに似ており、より強くチロシン・キナーゼを阻害し、より強い制がん作用を発揮するのだと思われます。
肝心の部分は、5章の「特効薬の中味と信頼性」で以下のように書かれている。
処方箋
ビオタミンまたはビオトーワの一日一錠の内服を三週間続け、四週目ごとに四〜五割増量して、最終一日につき、三十錠を服用すると、軽度の進行がんも治療可能です。
一日一錠から始めるのは、徐々に身体をクスリに慣らさないと、がん組織から出血するからです。
発がん予防目的で服用する場合は、十日に一回十錠を服むのが賢明です。
平均すれば一日一錠ですが、十日間隔に十錠服めば、出かけたがんの芽を完全に消滅させられるから、より完全に予防できるのです。
パラヒドロキシベンズアルデヒドは、水溶性(1グラムが200ミリリットルの水に可溶)で、より強力な制がん作用があります。
唯一の難点は、水溶液の味の悪さです。
澱粉で五倍散か十倍散にすれば、ずっと服用しやすくなります。
1日2.5ミリグラムを三週間続け、四週目ごとに四割増量し、最終1日15グラムを続用すれば、極端な末期がん以外は、生還可能です。
どのくらいの期間、服み続ける必要があるかについては、症状によって異なりますが、最長でも200曰くらいと考えてよいでしょう。
というわけで、東和製薬:ビオトーワ、三共製薬:ビオタミンを調べてみると・・
販売名変更のお知らせ(平成 25 年 12 月収載品)
ベンフォチアミン錠 25mg「トーワ」(PTP100 錠) 〔旧販売名:ビオトーワ錠 25mg〕と名称が変更になっている。
ビオタミンはベンフォチアミンという名称で販売されている。
Doctor's Best, Benfotiamine with BenfoPure, 300 mg, 60 Veggie Caps 13ドル64セント
Source Naturals, Benfotiamine, 150 mg, 60 Tablets
本によると・・
1日25ミリグラムを3週間続ける
4週目ごとに4割増量。
最終1日15グラムを続用すれば、極端な末期がん以外は、生還可能。
となっているが・・
藤川先生は、ベンフォチアミン(患者用説明書)をガンの人は2-5錠。
と書かれている。
通常のB50に含まれているビタミンB1は数時間しか効果が持続しない。
だが、ベンフォチアミンは、1日1回飲めば24時間以上効果が持続する。
本に書かれているように、最終的に1日15グラムが必要になるのなら、BenfoPure, 300 mg錠なら一日50錠が必要。
まさにメガビタミン。
さて、問題はこのような癌治療上の大発見が、東風氏によって米国国立スローンケタリンク癌研究所の機関誌という国際的に権威ある学術誌に掲載されたのだが、普通なら数多くの追治験が実施され、報告されるであろうに、なぜか皆無なのだそうだ。
岡崎氏もこれを追認した研究発表を出したそうだが、どこの学術雑誌も掲載拒否になったという。
この特効薬が本当に有効かどうかは、誰か研究者が追治験するのが普通なのだが、いっさいなされていない。
どうやら丸山ワクチンと同様の仕打ちを被ったらしい。
ネットで見つけた、ある実験結果。↓
薬理作用上、投与量は10~50mg/kg間に最適濃度があり, 投与後30分でほぼ血漿および血球濃度がpeakとなり, 投与後2時間で最高の1/5~1/3と なる薬剤だ。
体重60キロなら600-3000mg を摂取することになる。
0.6グラムから3グラムなので、BenfoPure, 300 mg錠なら2錠から10錠を摂取すればいいことになる。
腫瘍のサイズが小さい早期に投与した方が、効果は高いようだ。
晩期に投与すると効果が見られない
どちらにしても複数の療法と組み合わた方がいいだろう。
アマゾンで、この本のレビューを読むと・・
がんの特効薬は発見済みだ! でのレビューを下記に引用
5つ星のうち2.0ベンズアルデヒド療法開発の東風睦之博士は旧約聖書からヒントを得てガン撲滅効果を発見!
本書は論文として最低だがこの療法を知らしめた。レビューが参考になるね!
2015年10月25日
形式: 単行本Amazonで購入
ネットで話題になっている岡崎公彦著「癌の特効薬は発見済みだ」を知って注文したが、大きい字のわずか55ページで、下記のことが記載されているだけの定価1000円もする本なのでびっくりした。これでは購読者は不満が大きい。
本書には「癌遺伝子はすべての正常細胞の核内遺伝子に潜んでいます。
通常、ヒストンなどの蛋白質により強い抑制を受け静かにしているが、何らかの原因で抑制が除かれると、癌遺伝子が活動し始め、発癌すると考えられている。
チロシン・キナーゼが発癌プロセスを進行させる。ベンズアルデヒドもベンゼン核にアルデヒド基がつく構造を持っており、チロシンと似た構造であるため、酵素の基質受容体がチロシンと誤認してベンズアルデヒドを受容するので、本来の基質であるチロシンが基質受容体に付着できなくなり、酵素活性が低下し、ひいては発癌プロセスが低下する。これがベンズアルデヒドの癌特効薬としての作用メカニズムです。
なかでもパラヒドロキシベンズアルデヒドは、よりチロシンに似ており、より強くチロシン・キナーゼを阻害し、より強い制癌作用を発揮する。
癌治療に有効なベンズアルデヒドは、少量ではあるものの、生アーモンドに含まれている。
毎日、30-50個の生アーモンドを食べれば、初期の癌は治ります。
エドガーケーシも毎日生のアーモンドを2,3個食べる人は癌の心配をしなくてもよいと言っていた。
東和製薬:ビオトーワ、三共製薬:ビオタミンも制癌作用を発揮する」とあるだけである。
このレビューを見ると、著者の岡崎公彦氏の来院対応が悪いようだが、本書にあるように、ベンズアルデヒド療法を開発した東風睦之博士の一条会病院に2ヶ月勤務医として治療参加しただけの岡崎公彦氏であり、自分で研究開発した治療方法ではないので、治験経験が少ないためにいろいろなケースに自信を持って対応できないことが原因と思われる。
岡崎公彦氏は本書によって東風睦之博士が開発したベンズアルデヒド療法を広く知らしめた功績はあるが、この療法を汚さないために、謙虚に東風睦之博士とコンタクトを取ってさらにノウハウを教えてもらい、藁をもつかむ思いで遠くから来院する患者にもっと親切丁寧に対応してもらいたい。
ところでベンズアルデヒド療法開発の東風睦之博士は、ほぼ2年半にわたる臨床成績をまとめた論文を、米国立がん研究所が全世界の医師、研究者向けに出している「キャンサー・トリートメント・リポーツ」誌に掲載している。
従って、そもそも、このような本を出版する資格は東風睦之博士にあるはずなのに、岡崎公彦氏が出版したのは越権行為で権利侵害・名誉毀損ではないかと思われる。そして本来ならば、少なくとも岡崎公彦氏は東風睦之博士と共同出版すべきであったと思われる。
しかし、東風睦之博士が本書について岡崎公彦氏にクレームしないならば、この療法も旧約聖書からのヒントなので敬虔なクリスチャンらしく、寛容な大人の態度なのかもしれないね。
しかしながら、岡崎公彦氏はベンズアルデヒド特許出願しているが、東風睦之博士の権利侵害・名誉毀損にならないのか、また、信義上の問題にならないのか疑問である。
特願平9-227449 発明者;岡崎公彦
出願日;平成9年(1997)8月8日
目的;強力な悪性腫瘍治療効果を有し、副作用なく、躊躇なく使用できるガン特効薬を提供する。
構成;この薬は、p-ヒドロキシベンズアルデヒドを有効成分として含有する。
ところで、ネット検索するといろいろと興味深い記事がでてきたので参考に提示するが、小生のネット調査した結論として、ベンズアルデヒド(ビタミン17)を含む杏・びわ食用、びわ種・びわ葉療法のガン撲滅効果が高いではないかと思われる。
つまり、杏・びわ、びわ種・びわ葉に含有するベンズアルデヒド(ビタミン17)のガン細胞破壊作用に加えて、その他の成分のクエン酸、リンゴ酸、酒石鹸などの有機酸等により、あらゆる病気の原因となる汚れて酸性化した血液を弱アルカリ性の血液に浄化する働きで、身体の健康な細胞に対しても強い抵抗力を与え活性化する作用があるので、漢方薬のような総合力でガン撲滅効果が高まるのではないかと思われる。
従って、毎日5000個以上もガン細胞発生しているガン予防対策としては、総合的な免疫力を高める為にも、サプリメントとしての東和製薬ビオトーワ、三共製薬ビオタミン服用するよりも、杏・びわ食用、びわ種・びわ葉療法がよいのかもしれない。
それで、簡単便利なので、小生は半年前から「びわの葉茶」を飲用している。
尚、現在ガンを患っている方は、ベンズアルデヒド療法を開発した本家本元の東風睦之博士(千葉県市川市にある一条会病院長)に直接相談した方がよいと思います。
そして、高濃度ビタミンC点滴法、H2O2(過酸化水素)点適法、温熱療法(ガン細胞は39 ℃以上で死滅)などに相談された方がよいと思います。
<ネット情報>
▼杏(あんず)をよく食べるインディアンはガンに罹らない。
▼ベンズアルデヒドから水素原子が一個欠落した状態のものが「ビオタミン」もしくは「ビオトーワ」という安価な薬(というかサプリメントに近い。栄養ドリンクに入っているビタミンB1誘導体)に入っており、これを最初一日1錠の内服を3週間続ける。
▼かつて、俳優のユル・ブリンナーが肺がんの治療のため西ドイツで受けた特別治療の内容は、アーモンド、アンズの種などから抽出した「レトリール」という成分を内服、または注射する療法だったらしい。
一定の効果があったようだ。米国では30年も前からとかく評判になっている。レトリールの実体は、アンズの種の核(杏仁)をすりつぶして抽出したアミグダリンという物質。アミグダリンはシアン化配糖体で、分解するとシアン(青酸)とローグルコース(糖分)ベンズアルデヒドになる。
これはアンズのほか、梅、桃、リンゴなどバラ科の食物に含まれ、ベンズアルデヒドはそうした果実が放つ芳香の成分。
▼毎日新聞経済部の記者だった小泉貞彦氏が書かれた「第三の制がん剤・ベンズアルデヒド」(かや書房)という本に東風睦之博士のことが触れられているらしい。
▼メルマガ「伝道研究」より
(旧約聖書からヒント)
日本では千葉県市川市にある一条会病院の東風睦之院長がこのベンズアルデヒド療法を手がけているが、私は6年ほど前、ほぼ半日にわたって、そこに至った経過や実績について聞いた。
そこで、まず旧約聖書の記述にヒントを得たことと、薬を長期投与しても副作用や耐性がみられない点に興味を抱いた。
クリスチャンでもある東風氏は旧約聖書の「列王の書下」を読んでいて、ヒゼキア(ユダヤの王)が死の床につき、神に祈り、病める腫物の上に「干しいちじくのかたまりをのでよ」という教えによってよみがえり、その後15年生き長らえた、とあったのにハッとした。
死ぬほどの腫物ならがんに違いない。
そのがんにイチジクが効くことを、この聖書は示しているのではないか。
イチジクの実から抽出
それから東風氏はイチジクの実をしぼった液をネズミに注射するなどの実験をくり返し、有効であるという確信を得て、昭和40年からイチジク溶液から抽出した揮発油成分をがん患者に注射する治療を続け、一定の効果をおさめた。
そこで50年から理化学研究所と共同で、その有効な物質は何かと研究、その正体の一つがベンズアルデヒドであることを突きとめた。
かつてレトリールについて否定的な報告書を出した米国立がん研究所は、昨年10月、東風氏のほぼ2年半にわたる臨床成績をまとめた論文を、同研究所が全世界の医師、研究者向けに出している「キャンサー・トリートメント・リポーツ」誌に掲載することを決定した。
いまのがんの特効薬の発見に多くの研究者がとりかかりながら、いまひとつ壁を乗り越えられないでいる。
見方を変えて聖書の時代から結果として実効をあげているものを、一概に非科学的と捨てずに科学の光で検証してみてはどうか。
自然の摂理に沿った発見には自然が内包した療法があるのかもしれない。(経済部 小泉貞彦)
▼びわの効用
[・・・] 引用:「たま出版」現代に甦る仏教医学Ⅱ食餌療法 著者:島田修氏
(1)びわ種療法
アミグダリンが豊富に含まれるびわの種。ビワ療法というとビワ葉が多くもてはやされて、種の方がすっかり脇役に回っているようですが、実は種の利用価値はビワ葉よりも遙かに多く多岐にわたっています。
びわの種はガンだけでなくぜんそく、肝硬変、糖尿病など慢性の難病にも薬効があります。
摂取の仕方としてはそのまま食しますが、乾燥種のままだとかなり堅いので、保温ポットなどで一昼夜蒸して柔らかくしたものを1日に3~10個を目安に食べます、また、砕いて粉末にして飲んでもよいでしょう。
びわ種は季節の一時期にしか入手できません。
(2)びわ葉の有効成分を科学する
びわは、バラ科に属する植物で『最新和漢用植物』によると、ビワの葉の成分は、ブドウ糖、ショ糖、果糖、マルトース、でんぷん、デキストリン、酒石鹸、クエン酸、リンゴ酸、アミグダリン、タンニン酸となっており、文献によっては、去痰作用のあるサポニンも含まれていると記されているものもあります。
これらの成分の中で特に有効なものは、アミグダリンをはじめとするクエン酸、リンゴ酸、酒石鹸などの有機酸です。有機酸はタンパク質を消化するために欠かせない成分です。
今から、五十年ほど前、大阪大学の安田寛之博士は、家兎を使った次のような実験を行いました。
その実験とは、ビワの生葉75gを金属性の円筒の中で加熱し、円筒の先から出る熱せられたビワの葉の成分を含んだ蒸気を、家兎の腹部に約9センチのところから吹きつけるというものでした。
この実験の結果、濁った血液がわずか5分でアルカロージス(弱アルカリ体質)に変わり、骨組織も体内臓器も健康になり、体重が増えることがわかりました。
まさにこの方法はビワの葉の温圧効果であるといえます。
ビワの葉が持つ成分の特殊作用と、生体を加熱することの有効作用の為なのです。
そして、もうひとつ注目すべきなのがアミグダリン。
これこそ、ガンに画期的な効果をもたらす物質と言われるビタミンB17のことです。
アメリカの生化学博士エルネスト・T・クレブスⅡ世は、「ガンの原因はビタミンB17の欠乏症にある。
腫瘍はその防御反応があらわれるためである」として、ビタミンB17を用いたガン治療を提唱しました。
また、アメリカのガン治療の専門医ジョン・A・リチャードソン博士は、「ビタミンB17はすべてのガンに100%近い制御率を示した」として、250例中、248例に効果があった臨床報告を発表、医学界だけでなく一般の人達にも大きな衝撃を与えました。
(3)ビタミンB17はガン細胞を撃退する
アミグダリン、つまりビタミンB17は、体の中でガン細胞だけを選んで破壊するところが特徴です。
ガンにはまだ、不明な点は多くありますが、体外から異物が侵入して発病するものでは無いという見解が多勢をしめ、体が何らかの原因で正常に働かず、代謝異常をきたしたときに細胞の不満分子が「反乱」を起こすのではないかと考えられています。
体が正常な代謝を行わなくなると、免疫力や抵抗力が衰え、ガンだけでなく心臓病、糖尿病、膠原病などの成人病や慢性病が発症してしまいます。このような体内のトラブルに必要なのがアミグダリン、つまりビタミンB17なのです。
ビタミンB17は杏の種に多く含まれていますが、その他に多量に含まれているのがビワの葉と種です。
また、ビタミンB17には、前述の家兎の実験で述べたように、あらゆる病気の原因となる汚れて酸性化した血液を弱アルカリ性の血液に浄化する働きがあることも証明されています。
つまり、ビワの葉の成分を皮膚を通して体内に入れてやると、驚異的な効果をもたらしてくれるのです。
ビタミンB17を化学分析してみると、その中に微量のシアン化合物(青酸配糖体)とベンツアルデヒドという猛毒物質が含まれています。
このベンツアルデヒドはガン細胞の周辺で拡散して酸化し、無害な安息香酸に変化します。
安息香酸は鎮痛効果があり、末期ガンに伴う激痛を抑制する効果があります。
このように、ビタミンB17は、ガン細胞を破壊する作用に加えて、私たちの体の健康な細胞に対しても強い抵抗力を与え、活性化する作用があることが認められています。
(4)びわが含むアミグダリンの「有効成分」のガン撲滅効果
アミグダリンは微量の青酸を含む糖質から成っているので「アミグダリン青酸配糖体」と呼ばれます。
青酸というと「猛毒」と思われがちですが、ビワの葉のアミグダリン青酸配糖体は不活性の安定した物質で、青酸だけが遊離した状態で存在しているわけではありません。
アミグダリンは体内に入ると、特にガン細胞が多量に放出するベータブルコシダーゼという特殊な酵素で加水分解され、青酸とベンツアルデヒドという物質を発生します。
この二つの物質は単独だと毒性の強い物質ですが、その後の段階で、生体にとって保護的に働く別の酵素ローダネーゼ(ガン細胞以外の体内のいたるところに多量に含まれる保護酵素)によって、シアン化合物は安息香酸に、ベンツアルデヒドはチオシアネートという安全無害な物質に変わることが実証されています。
アミグダリンは、正常細胞にとっては有益に作用しますが、ガン細胞の周囲ではベータグルコシターゼ酵素の作用で、青酸とベンツアルデヒドとに分解され、強烈な複合毒素となってガン細胞だけを選んで攻撃して撲滅させてしまいます。
このようにアミグダリンは、健康な細胞に対しては必要な栄養素となり、正常な代謝活動を向上させ、ガンの発育を間接的に抑制させる働きを持っています。それと、ベンツアルデヒドが無害物質に中和するとき、モルヒネ以上にガンの痛みを和らげる力も持っています。
<参考>
ビワヨウ【枇杷葉】
▼主成分 : アミグダリン(アミグダリン青酸配糖体は別名ビタミンB17、肝臓や腎臓の調子を整え、解毒促進)・ペクチン・トリテルペノイド・ウルソール酸・マスリン・メチルマスリネート・ユウスカピン酸・ビタミン類・葉酸・ブドウ糖、ショ糖、果糖・デキストリン・酒石酸・タンニン・オレアソール酸・サポニン・サポニン・ビタミンB1・クエン酸
▼効果/効能 ; 強壮、疲労回復、下痢止め、湿疹、あせも、咳止め、健胃、制ガン作用
▼備考 ; アミグダリンはアメリカをはじめ20カ国以上でガン治療薬として使われている。
レートリル療法
アミグダリンは、ガン細胞に出会うと活発に分解して青酸とベンツアルデヒドになる。
青酸だけではガン細胞を1%しか殺せない。
また、ベンツアルデヒドだけでは20%しか殺せない。
ところが2つの物質が組み合わさると、ガン細胞を全滅させることが確認されている。
一方、ガン細胞以外の正常な細胞に対しては、コーダネーゼという保護酵素が両物質を中和して、人体に無害で有益な物質に変えてしまう。
びわ茶(びわの葉茶)
▼効果・効能・予防 : ガンの予防(アミグダリンが体内で分解されガン細胞を攻撃する)・強壮・疲労回復・食欲増進・下痢止め・湿疹・あせも・咳止め・ぜんそく・健胃・むくみ・利尿・暑気あたり・夏バテ・食中毒の予防・肩こり改善・腰痛改善・糖尿病・アトピー性皮膚炎の予防・新陳代謝/美肌効果/美髪効果(アミグダリンの解毒作用で新陳代謝が促進される)・ダイエット効果(利尿作用でむくみをとる)
レビューとして異例の長文を書かれているが・・
結局、先日ご紹介したビワの種を食べると癌が治る?!と内容はほぼ一致している。
なるほど。