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2019/05/16 Newsletter Vol.6
皆様にこのニュースレターが届くころ、ぼくはフランスのシャモニーに向けて旅立っていることでしょう。
ぼくのお弟子さんでシャモニーに移り住んだ女性がいるのですが、まだ始めたばかりなのでうまくいかないことがあるようです。
「先生どうすればいいですか」と何回も相談されているうちに、一度ぼくも現地に行って、シャモニーの人を施術したほうがいいと判断しました。
その方には、「現地で体の不自由な人たちを集めておいてください」と話しています。
できるだけ多くの人にCS60の効果を実感してもらい、最後に「シャモニーにはぼくのお弟子さんがいるので、みんなで彼女を育ててください」とお願いする予定です。
こんなふうに、お弟子さんのフォローをするのも、ぼくの大事な仕事です。
今回うまくいっていない理由は、おそらく施術中に「痛い」と言われると手をゆるめてしまうことでしょう。
CS60は、歩行困難なレベルな人にとっては、激痛です。
「ぎゃー!」とか「痛い!」と言われても、ひるまずに、しっかり押さえてしこりをとると良くなります。
例えば、「新宿で男が暴れて、建物を壊しています」という通報があると、パトカーや救急車、消防士みんな集まってきますよね。
それと同じで、体の中で悪者が暴れている箇所があるんです。
CS60を当てると、脳から「あそこに悪者がいるから、行きなさい」という司令が出て、免疫細胞がワーッと集まってきます。
そのころには悪者はCS60に吸い取られているので、現場にはいい人しかいません。
集まってきたみんなで、傷ついた部分を修復します。
口で言ってもなかなか信用できないと思うので、実際に体験してもらうことが重要です。
どんなにガンコな方でも、効果を実感すると、コロッと態度を変えたりしますから。
シャモニーに3日間滞在したら、ニースを経由して、カンヌ映画祭に出展予定です。
一般の人は入れない、映画関係者向けのエリアでブースを出して、5日間世界の要人やセレブにCS60を体験してもらいます。
きっといろんな言語の「痛い!」とか「これはいったい何だ?」という言葉が飛び交うことでしょう。
このメルマガでもレポートをお届けしますので、楽しみにお待ちください。
2019/05/23 Newsletter Vol.7
今、フランス東部のシャモニーに来ています。
ヨーロッパの最高峰のモン・ブランのふもとにあるリゾート地です。
着いて早々、スタッフ10人とモン・ブランを見に山に登りました。
標高3800mの山頂までロープウェイで一気に行けば、誰かが高山病になるだろうと思ったんです。
大学の先生とCS60のケーススタディを集めているので、高山病でも試してみたかったんですね。
案の定、山頂に着いたとたん3人具合が悪くなって、「目の前が真っ白になった」とか「もう、貧血で倒れそう」と言っています。
しめしめと思って、首筋と後頭部を施術したら数秒で回復しました(笑)。
その後は、いよいよCS60の体験会です。
会場には、野生のマダニに噛まれてライム病になった人や、事故で脚の腱がクロスしている女の子など、さまざまな症状の人が30人くらい集まっていました。
もちろん、誰も信じていません。
「眉唾ものだろうなあ」という顔で見ています。
最初に、ひどい頭痛に悩まされている男性を施術しました。
原因がわからなくて、精神安定剤のようなものを大量に飲んでいるのに、良くならないそうです。
1~2分施術したら、彼がベッドから起き上がって、「痛みがとれた!」と大声で言いました。
そうしたらもう、びっくりもいいところ。
ワーッと拍手されて、「私もやってほしい」という人がどんどん来ました。
フランス人は日本人と違ってアクションが大きいので、治ると抱きついたり、キスしたり、泣き出したりします。
最初は信じられなかったんだろうけど、みんなが良くなるのを目の当たりにすると、希望が出てきますよね。
みんな、治るとわかったら痛みに耐えるんです。
「今は痛くてがまんできないけど、また後で受けるから」と言って、時間を置いて何度もチャレンジする人もいました。
3回目で悪いところが全部とれた人は、すごく喜んで涙ぐんでいましたよ。
3日間の施術が終わったら、「これからはシャモニーにいるお弟子さんを頼ってください」とお願いするつもりです。
観光する暇もありませんが、フランス料理は毎晩おいしいものを食べています(笑)。
次回はカンヌ映画祭から、レポートをお届けします。
2019/05/30 Newsletter Vol.8
シャモニーの体験会が終わったあと、そのままフランスに飛び、カンヌ映画祭へ行きました。なんと! レッドカーペットの上も歩いたんですよ。
特別枠として出られることになり、急遽スタッフといっしょにタキシードやドレスを購入しに走りました。
もうバタバタですがスタッフはみんな大喜びです。
僕らがCS60のブースを出展したのは、ハリウッド関係者しか入れないエリアです。
俳優や監督さん、映画関係のビジネスマンが集まって商談をしていました。
初日は午後から参加しましたが、40人以上は施術したと思います。
カンヌ映画祭のスタッフは、朝から会場のセッティングや、関係者のお世話をしているので、すごく疲れてヨレヨレになっていました。
今にも倒れそうなほどボロボロのおじさんにCS60を当てたら、表情がパッと変わって、元気に帰っていきました。
肩こりや腰痛、時差ボケも1分もかからずに治せるので、行列ができるほど大好評です。
「○分後に来てください」とお伝えしたら、みんな商談の合間をぬって来てくれます。
こちらは休憩する暇もお昼を食べる時間もありません。
10時半から18時まで出展したのですが、終了時間になってもどんどん人が来るので、「また明日来てくださいね」と言って、あわてて撤退しました。
毎日大勢を施術したのですが、とくに印象に残っているのは、1年前にスキーで膝を骨折したという女優さんです。
膝に手術痕が20cmくらいあって、「歩けないんです」と言っていました。
手術したところを5分くらい施術したら歩けるようになったのですが、まだびっこを引いています。どうやら股関節をひどく痛めていたようです。
もう一度ベッドに仰向けに寝てもらい、股関節にCS60を置いたとたん、彼女に手をがっと掴まれました。
すごく痛かったので、つい押さえてしまったようです。
僕がCS60を置いているだけだとわかると、そろそろと手を離していきました。
施術中、目に大粒の涙をためながら、じーっと我慢しています。
欧米人って目が大きいのですごい量の涙がたまるんです。
1~2分くらいして「もう大丈夫ですよ」と言うと、起き上がったとたんに、涙がボトボトと音を立てて落ちました。
彼女の後ろ姿をスタッフが見送ったのですが、普通に歩いて帰っていったそうです。
たくさんのアメリカ人から「カンヌが終わったら、どこで受けられるんだ?」と聞かれましたし、インドやイギリスの映画監督からも「うちの国にきてほしい!」とお願いされました。
そういう反応が返ってくるのがうれしかったです。
最初は「どうなんだろう」という不安があったけど、カンヌに出たおかげで世界中に足がかりができました。
これから、CS60はすばらしい勢いでひろがっていくと思います。