今の日本は栄養失調の人だらけ、と言うと驚かれるかも知れません。
自分はバランスの良い食事をしていると考えている人は、すべてタンパク質が不足しています。
糖質制限の効果をパワーアップする方法で触れていますが、糖質制限の効果を引き出すためには、まずどのような栄養素が不足しているのかを突き止めることです。
日本人はタンパク質不足
不足している栄養素として最も多いのが、意外にもタンパク質です。
ある研究外来でタンパク質が足りている人は、おそらく100人いたら1人か2人。
これが現実です。
つまりほとんどが「隠れタンパク質不足」なのです。
タンパク質は3時間ごとに消化吸収できるため、こまめに摂取することで効率良く吸収させることができます。
平昌オリンピック前に靭帯損傷した羽生結弦選手も、タンパク質重視の1日6回食で奇跡の復活を遂げています。
タンパク質は1回で20から30gを吸収することができます。
1回の食事だと、卵なら3個まででなら吸収できますが、それ以上食べても吸収されません。
胃腸が弱く、肉はそんなに食べられないという人は、卵(卵は完全食品)を食べてください。
そしてプロテインやアミノ酸を使ったメガビタミン摂取で、素晴らしい体調になってゆきます。
プロテインやメガビタミン摂取を取り入れることで、栄養面からの不安や心配から解放されるのです。
つまり食事の時に、肉などのタンパク質の摂取に対して神経質にならなくて済みます。
そして炭水化物の摂取が自然に減って行くのも、予期せぬ大きな効果といっていいでしょう。
卵を10個食べると全て良くなる。1年前はプロテインの記事。
アスリートには体重*2.2~3.1gが推奨されている。
体重*4.4gまでは安全と言われている。
しかし物理的にその量は吸収できないので摂取不可能。
つまりお腹を下さない最大量を飲めば良い。
ホエイ1択。
数位時間で代謝されるので、2~3回に分けて飲む。
3時間毎に5~6回飲むのが理想。
自分は6時に30g、9時に30g、昼に30g。
昼食はプロテインのみ。
これ以上飲むと夕食が食べられなくなる。
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当院の初診患者には全員にプロテインを飲むことを推奨しています。
特に女性には強力推奨しています。
しかし大多数の女性は、"筋肉ムキムキになりそうで怖い"、"太りそうで怖い"という反応です。
そのため、プロテインの必要性について下記のような説明をしています。
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食事は卵3つ以上+肉200g以上が必要。
プロテインスコア100の食材は、卵とシジミのみ。
卵1個でプロテインスコア換算のタンパク質6.5g。
10個食べれば65gなので、1日のタンパク質の必要量が摂取できます。
しかし、物理的に不可能です。
プロテイン20g(60cc)*2を飲むことで、卵6個を追加したことになります。
つまり、プロテイン追加することにより、毎日卵10個分のタンパク質が容易に摂取できるのです。
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摂取したタンパク質は、生命維持に最も必要な臓器の修復に使われる。
過剰な筋肉合成に向かうのは、全ての臓器が修復後。
プロテインを飲むと甘い物が欲しくなくなり、糖質摂取が自然に減る。
肥満は、糖質摂取→追加インスリン分泌→糖質を脂肪に変換、と言う機序。
実際、プロテインを飲んだ患者の方が圧倒的に治りが早い。
薬は代謝阻害剤なので、代謝酵素であるタンパク質が不足していれば、効果が出にくく、副作用も出やすい。
プロテインを飲むことで圧倒的に薬の効きも良くなり、薬の副作用も出にくくなる。
そもそも、タンパク質量が満たされれば薬も必要なくなる。
不足のタンパク質はプロテインで摂取します。
筆者の場合、まずビーレジェンド ホエイプロテイン お試しパック 29g 7種セット
スタンダードセット (ナチュラル+チョコ+りんご+バナナ+パイン+キャラメル珈琲+ベリー)
セットを飲み比べてみて、好みの味を見つけ、気に入った味の大きな袋を買います。
プロテインパウダーはどれも美味しい!
プロテインは、キャラメル珈琲なら豆乳・メロン味なら炭酸などで割って飲みます。
どれもかなり美味しいですからね。
ウチではバナナ・メロン・キャラメル珈琲を日替わりで代わる代わる摂取しています。
この方法は飽きないのでお勧めです。
添付のスプーンで3杯が30グラムくらいなので、これを一日2回摂取できるようになればOK。
ただ何十年もタンパク質不足だった人は、タンパク質を急に大量に取ると、ムカムカしたり下痢を起こしたりすることがあります。
こうした症状が起こるかどうかは、個人差があり一概には言えませんが、その場合は一回の量を減らせば大丈夫です。
一日2回摂取できるようになるまでにどれくらいかかるかは個人差があるのでわかりません。
2年くらいかけてカラダに馴らしてゆけばいい、というくらいの緩さでコツコツと続けてください。
病気知らず、不調知らずのカラダになってゆきます。
症例:60代、女性 慢性関節リウマチにて総合病院内科で20年間治療を受けている。
処方は、プレドニン12.5mg(ステロイド)、プログラフ(免疫抑制剤)。
当院は、ステロイド誘発性うつ病のため、H21より通院している。
うつ症状はジェイゾロフト50mg+メイラックス0.5mgで改善し、その後も同処方で維持している。
無類の甘い物好き
H25.12よりロトリガ(ω3)を追加している
H27.1
CRP 2.67
RF(リウマチ因子) 37.3(正常値<15)
数年間、上記値は変化ない
以前から糖質制限勧めていたが、やっと本人もやる気になって実行
甘い物を止めた
米は全く食べなくなり家でご飯を炊かなくなった
朝のパンも半分に減らした
H27.4
CRP 1.28↓
RF 25.2↓
H27.7
CRP 0.35↓
RF 21.0↓
内科のプログラフは中止となった
"以前より動きが楽になりサッサと歩けるようになった"と言う
解説:
慢性関節リウマチは膠原病の一つで、原因不明とされており、薬でコントロールするしか治療法はない。
糖質制限半年でCRP、RFは著明に改善している。
つまり体内の慢性炎症が改善している。
長年飲んでいたプログラフが中止になっている。
糖質過剰摂取が慢性炎症を引き起こし、膠原病を引き起こしていると考えられる。
注目すべきは、体内の炎症を抑制すると言われているω3単独では効果を示さないこと。
糖質過剰ではω3だけでは効果が出ない。
糖質を減らしてω3を併用すれば相乗効果があると考えられる。
糖質制限半年でこのような顕著な効果が出ているため、これを1年、2年と継続すればプレドニンも減量、中止が可能となるのではないかと期待している。
今井一彰:免疫を高めて病気を治す口の体操「あいうべ」 著者は山口の開業医。
口呼吸→口内乾燥→雑菌の増加→免疫力の低下、が各種の慢性疾患の原因と述べている。
これは、福田安保理論です。
「あいうべ体操」を毎日すれば鼻呼吸となり、慢性関節リウマチ、SLE、潰瘍性大腸炎、アトピー、等の疾患が改善すると述べている。
これで本当に治るのですか!と言いたいぐらいの驚きです。
1週間前から自分も毎日、「あいうべ体操」を行っています。
萩原優:前世療法の奇跡
著者は神奈川の開業医
30年間大学病院で外科医として3000例の手術を行ってきた著者が催眠療法を学び、ガンを治すと言う。
催眠により前世を呼び出すのだそうだ。
奇想天外で並の精神科医にはできそうにないすごい話。
以前も紹介したが栄養療法、温熱療法、メンタル療法の3療法がガンの原因療法であるため、催眠によりメンタルに働きかけるのは有効な様子。
こういう方法もあるのかと感心してしまいました。
どちらの先生も従来の常識にとらわれずに、自分の頭で考えて新しい治療法を導入している。
こういう姿勢は是非参考にしたいです。
に具体的な方法が説明されています。
さすがネット。
口呼吸の原因は「舌のたるみ」。
みらいクリニックの今井一彰院長は、「舌のたるみは顔のたるみに直結する」という。
「あいうべ体操」のポイント
口を大きく動かすことを意識する。
1つの動作(例:「あ」)を約1秒で。1セット(「あ」「い」「う」「べ」)を約4秒かけて行う。
1セットを10回続けて行う。
1日に3度に分けて(10回×3=計30回)行うのがお薦め。
お風呂や就寝前がベスト。
声は出さなくてOK、少し声を出して行うとストレッチ効果がアップ。
舌を唇と歯の間でぐるぐる回そう。
舌先を出す角度を変えても複数の舌筋が鍛えられる。どこでもできるので、気付いたときにどんどんやろう。