ニコチンアミド・モノヌクレオチドに関連したテーマでお届けします。
NMN(nicotinamide mononucleotide)における最大の期待値とは、長寿遺伝子群 (サーチュインファミリー)か゛ NMNによって活性化される、というものです。
現在NMNは、ヒトでの安全性についての確認は、完了しています。
NMNを与えられたマウスの寿命が16%延びる事が確認されています。
生後22ヶ月のマウスにNMNを投与した場合、体の細胞が生後6ヶ月の状態に若返りました。
糖尿病のマウスにNMNを投与した場合、血糖値が正常な値に戻るのです。
完治が難しいとされる心臓や肝臓の疾患にも効果を示しています。
老化現象は身体の様々な部分で発生します。
生物の酸素消費の90%以上はミトコンドリアで消費され、生体のエネルギー通貨と呼ばれるATP(ヌクレオチド類)と言う生物エネルギーに変換されます。
ミトコンドリアが活性化する事により、神経伝達回路が改善され、内臓機能も正常化されてゆきます。
そのためNMNの摂取により、ミトコンドリアを活性化することで身体機能が正常に作用し老化現象を遅らせることができると考えられています。
また加齢と共にNMNが減少しミトコンドリア活性が衰えてゆくことにより、活動力の低下したミトコンドリアはエネルギー消費効率が悪くなる上、機能不全が老化の原因の一つと考えられています。
60歳の高齢者が20歳の若者に戻ることに匹敵する「若返り」がネズミによる実験で成功
アメリカとオーストラリアの共同研究チームが、ハツカネズミの老化プロセスを停止させ、さらに細胞を若返らせることに成功しました。
この成果は人間でいうと60歳の高齢者を20歳の若者に変えるのに匹敵する「若返り」とのことですが、2014年中にも臨床実験がスタートする見込みです。
ハーバード大学とオーストラリアにあるニューサウスウェールズ大学(UNSW)の共同研究チームは、2歳のハツカネズミに投薬することで、わずか1週間で細胞を6ヶ月のハツカネズミの状態に若返らせることに成功しました。
研究チームは、エネルギーを生産するミトコンドリアと呼ばれる細胞小器官に着目したところ、時間と共にミトコンドリアと細胞核間のコミュニケーションが減退していくことを発見、これが老化プロセスに関係することを突き止めました。
そして、年齢を重ねるとともに減っていくニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)という化合物をハツカネズミの細胞に注入したところ、老化の進行が停止し、さらに細胞の若返りが生じたということです。
研究チームのUNSW教授・デービッド・シンクレア博士は、「私たちが発見した老化プロセスは既婚のカップルのようなものです。
若いときはコミュニケーションは活発ですが、時間と共に狭苦しいところに一緒に住むことでコミュニケーションが途絶えていきます。
しかしコミュニケーションが回復すると問題が解決します」と語ります。
同じく共同研究者のUNSW上級フェロー・ナイジェル・ターナー博士は「わずか1週間で老化プロセスが逆行するのを見たときは、ほんとうに驚きました」と話しています。
ターナー博士は、「今回の成果を聞けば、多くの人は200歳まで生きるための研究だと思うかもしれません。
しかし、老化のプロセスを理解し逆行させる手法によって、癌・痴呆・2型糖尿病など細胞コミュニケーションが減退していく病気で細胞を活性化させることで、症状の進行を遅らすことができるかもしれません」と話しており、今回の研究成果が、人が老齢期を健康的に生きることにつながるとの見解を示しています。
研究者たちは、NADが体内で作られる物質であることから人間に投与した場合でも副作用は最小限であると確信しており、2014年内に臨床実験がスタートする予定です。
もっとも、ターナー博士によると、この老化プロセスを逆行させる「魔法の錠剤」が広く使われるようになるのは何年も先であるとのこと。
その原因の大半は、人が使う場合に1日当たり約5万ドル(約520万円)という巨額の薬代が必要なことにあるということです。
CS60についてでも書いていますが、S60での施術では、ある種の「痛み」が伴います。
その原因は、私たちの細胞内にあるミトコンドリアに関係しています。
健康なミトコンドリアはATP回転してマイナス電位を発電しています。
ですが不調個所では、このATP回転がスムーズに行われていないのです。
酸化し硬化している細胞のミトコンドリアはスムーズにATP回転できないため、ミトコンドリアがATP回転を始めるとき、施術箇所に痛みが生じるのです。
言い換えれば強力な吸引力で細胞内のプラス電位(細胞が固まる作用)を引き抜くときの痛みなのです。
ですがしばらく施術していると、マイナス電位の発生により細胞が軟化し、消炎、鎮痛効果と共にATP回転がスムーズになり痛みが和らいでゆきます。
このようにして、CS60はミトコンドリアの回転を、スムーズにすることが可能になるのです。
このようにCS60で発生する痛みは、まさにこのミトコンドリアが元気になるバロメータでもあるわけです。
NMNという老化プロセスを逆行させる「魔法の錠剤」の問題点は高いコストにあります。
1日当たり約5万ドル(約520万円)という巨額の薬代は、実用面での絶望的な壁として立ちはだかっています。
こうして考えると、CS60を使い元気になるためのコストが、いかにリーズナブルかということが、よく分かります。
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