CS60新神戸で、ALSのTAMAチャンが、毎日激痛と格闘中と書きましたが、それは「オマエがそういう施術をするからだろう」と、思われるかも知れません。
ですが彼の場合、頭の先から足の先まで、ただ擦るだけで激痛が走るのです。
彼に言わせると、普通の人は耐えられない痛さだといいます。
特に頭は他のカラダの部位より、遥かに強い痛みが走るのです。
つまり痛みに比例して、ALSの進行が抑えられるようなのです。
1時間ほどの施術で、翌日に感じる病気の進行が、大幅に抑えられるのです。
ALSは運動神経が壊れ、体が少しずつ動かなくなる原因不明の難病です。
筋肉は、頭からの電気信号による指令で動きます。
それとどう関連するのかはわかりませんが、擦ると頭部に最も痛みが出ます。
ALSという病気の特徴として、手足を使ったり喋る飲み込む、などという「自らの意識で行う動作」が、できなくなってゆきます。
ですが、心臓や消化器のような、無意識で動く筋肉はやられないのです。
原因は不明で明確な治療法は、見つかっていません。
個人差はありますが、発症からおよそ5年ほどで呼吸の補助が必要になります。
彼は進行を遅らせようとあらゆることを試した結果、現時点ではCS60が最も効果的で、確実に進行を抑えることができると判断されたわけです。
そのため、少しでも助けになるようにと、毎日ボランティアで彼を施術しています。
あちこち擦ってみると、特にアタマの後ろ側よりも、前頭部の方が痛みが出やすく、特に「こめかみ」の周辺が最も痛いようです。
ドーム状のツルツル膜
2週間以上施術を続けていて、あることに気がつきました。
継続して施術していると彼の場合、特に「こめかみ」の周辺が、何故かツルツルなのです。
あたかも、薄いゼリーが半円形のドーム状になった膜のようなもので、覆われているのです。
しかもかなりの弾力があり、CS60で、十分な圧を掛けて押しても、先端が膜のボトムに届かないほど。
このツルツル膜は掛けた圧力に対して、想像以上に頑強で、まるで治療に対する防御シールドのような感じ、といえばわかりやすいでしょうか。
この膜を破ろうと、叩いたり押したり、三井温熱器を使ってアチチ状態にしたりと、あらゆる手を使ってみましたが、一気には攻略できないのです。
頭部には、「こめかみ」周辺以外の場所にも、こうしたツルツルの膜が張っている場所があります。
とはいえ、頭部でもこうしたツルツルがない場所があって、そこはザラザラしています。
その部分は、擦ると電気が走るような痛さで、「ツルツル膜」の上とは痛みの種類が違うそうです。
現時点で行ってい有効な基本的「ツルツル膜」の攻略法は、CS60を押し当て、攻略する位置で静止させるという方法です。
それに加え時々「鼓うち」でトントンと叩いたりというのを混ぜています。
こうすると、そこから頭の内部へ針を刺したような痛さを感じるそうです。
その後で、高速で擦るとスピンがかかり、CS60がよく効くわけですが、この方法が最も強く痛みが出ます。
こうしてプラス電子を抜くことで、あたかもカラダが痙攣する「ALSの素」の供給が絶たれるかのように、翌日になると効果が出るのです。
カラダが痙攣する「ALSの素」が首から下へ降りてゆかないという感じで効くそうです。
痛みの程度は彼の「うめき声」でわかるのですが、この痛みが余りにも強いため、痛みの余韻は帰宅するまで続くようです。
ですがその翌日に感じる効果ゆえ、彼は痛みに耐え抜いているのです。
普通CS60で痛みが出ても、その場所から移動すると痛みは消えるのですが、彼の場合はしばらく消えずに残ります。
帰宅してから、奥さんにさらに擦って貰わないのかと訊ねると、1時間ここでやって貰えば、それで十分だそうです。(笑)
それ以上続く自宅での痛みは、勘弁だそうで、それほどの痛さなのだといいます。
手強いツルツル膜
ツルツル膜というのは、いくら擦っても、叩いても、その下からカラダが痙攣する「ALSの素」がいくらでも湧いてくるかのようなイメージです。
ですが、最近になって、すこしツルツル膜の厚さが薄くなってきたようで、圧を掛けて擦ると、時折ボトムに届くことがあります。
その分痛みは増えますが、彼も承知の上なので、容赦なくスリスリを続けています。
カラダが痙攣する「ALSの素」をCS60で抜き続ける。
そしてそれが体内からなくなれば、完全に進行は止まるのではないか?
というイメージで捉えています。
いくら湧いてくるといっても、無限の埋蔵量ではないはずですからね。(笑)
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