最近のヘビーローテーションとなっているダリル・ウィリアムズのTHAT WAS THEN。
THAT WAS THEN は こちらで試聴可 アマゾンでも試聴できる
Darryl Williams のオフィシャルサイト
サンディエゴ出身のダリル・ウィリアムズは、13歳の頃にベースを弾き始め、彼が影響を受けたメンターは、元マイルズデイビスとジョンコルトレーンのベーシストマーシャルホーキンス、サラヴォーンのベーシストボブマグナッソン、偉大なサンディエゴベーシストセシルマクビージュニア、そしてサンディエゴサックスアイコンホリスジェントリーIIIなどが含まれている。
21歳までに、ウィリアムズはサンディエゴの音楽シーンの常連となり、ホリス・ジェントリー、エヴァン・マークス、パトリック・ヤンドル、グラミー賞を受賞したピアニスト、カマウ・ケニヤッタなどのアーティストと共演。
1999年、ウィリアムズは国際ハウスオブブルース財団のミュージカルディレクターとして雇われ、そこで彼はいくつかのプロジェクトをレコーディングするアーティストと一緒に仕事を始めている。
2001年から2003年まで、ウィリアムズは世界的に有名なブルーノートジャズクラブのインハウスベーシストの一人で、サックス伝説のチコ・フリーマン、RnBの伝説のアンジェラ・ボフィルと共演。
2003年から2004年にかけてチャカ・カーンにとって2番目のコールベーシストとして、アメリカツアーで演奏した。
2003年から2007年まで、ウィリアムズはラスベガスのさまざまなレコーディングアーティストとも共演。
共演したアーティストは、ロニーフォスター、ガリブガララブ、テヴィンキャンベル、クリントホームズ、キースワシントン、スキップマーティン、ハワードヒューイットなど。
2007年9月、ウィリアムズはカリフォルニアに移住し、そこで最初のソロCD「That Was Then」をリリース。
このアルバムで、ウィリアムズは数人のトップスムーズジャズライターから高い評価を受けている。
2007年から今日まで、ウィリアムズはユージ・グルーヴ、マイケル・リントン、ノーマン・ブラウン、ジェラルド・オルブライト、ハワード・ヒューイット、リチャード・エリオット、レイ・パーカーJr、カーク・ワラム、ミンディ・アバイル、リック・ブラウン、ジョナサン・バトラー、ジェフ・ローバー、ピーター・ホワイト、グレッグ・カルカス、サックスパック、スティーブ・コール、ブレンダ・ラッセル、ケニー・ラティモア、ハワード・ヒューイット、ポール・ブラウン、テイラー・ダイン、ダレン・ラーン、Michael Paulo、Jessy J、Everette Harp、Jeff Kashiwa、Eric Darius、Jackiem Joyner、Blake Aaron、U-Nam、Jonathan Fritzen、などと共演。
2017年、ウィリアムズは彼の2枚目のCD「Here To Stay」をリリース。
そしてSmooth Jazz Superstar Euge Grooveをフィーチャーしたタイトルトラックで、ビルボードトップ10ヒットを獲得している。
Darryl Williams - Take it Slow
アルバムの1曲目 Take it Slow は、マシュー・マコノヒーとスカーレット・ヨハンソンが登場するミュージックビデオが印象的。
ゆったりとしたミッドテンポによる滑らかなグルーブは、モノクロトーンで展開される映像とあいまって、まさに Take it Slow!
Darryl Williams - That Was Then
ベースプレイヤーでヘビーローテーションとなるアルバムは少ない。
アルバムのテーマ曲である That Was Then では、印象的なテーマのリフが、ベースとサックスで繰り返される。
濃厚な音密度ではなく、広い音空間にシンセやパーカッションが鏤められた、いわゆるやり過ぎないプレイがナイス。
Darryl Williams - When It Rains
ソプラノサックスによるテーマから始まる When It Rains も、構成はシンプルで、途中でベースやサックスソロも展開されるが、あくまでもグルーヴィーなラインで、アーバンなサウンドが魅力だ。
ファンキーでメロウなサウンドのためだろうか、ヘビーローテーションとして楽しめるアルバムに仕上がっている。