97歳の父はいたって元気なのですが、最近2回ほど「老人性のてんかん」(入所施設のメディカルスタッフの見立てによる)を起こしたため、日赤病院で急遽検査をうけることになりました。
「老人性のてんかん」の場合は脳波を調べれば分かると言うことなので、内蔵の状態の検査と、脳波の検査を2回に分けて受けたようです。
足腰もしっかりしてきているので、安心していたのですが。
そのためDRTロボットを使ってのリハビリのため、週3回ほどのペースで訪問しています。
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で、昨日その結果が分かったのですが、脳波に異常はないというのです。
もちろん内臓などにも異常はありませんでした。
なので、念のため11月に入ってから、心臓まわりの詳しい検査をする予定だということなのですが・・
それはともかくとして、病院の検査で異常が見つからなかったので、まずは一安心です。
では何が原因なのか?
ただ、ちょっと気になるのは、水分摂取量が少な目だという点です。
食事以外には1、5リットルほどの水分を提供しているらしいのですが、半分ほどしか飲んでいないようなのです。
で何を飲んでいるのかというと、カルピス、砂糖入りのコーヒー、お茶。
お茶のカフェイン量は意外に多いので、摂り過ぎると動悸や目眩を起こします。
調べてみると、カルピスは5倍希釈(原液20%・水80%)が標準だそうです。
この比率で薄めたときの炭水化物(糖質)の量は、原液もカルピスウォーターも、ほとんど同じです。
炭水化物(糖質)の全部が糖類とすれば、糖度11.1から11.2度の砂糖水と同程度ということになるわけです。
これは一般の果実飲料(ジュース)や炭酸飲料と大差ありません。
果実色飲料の炭水化物12.8g
コーラの炭水化物11.4g(角砂糖15個分)
サイダーの炭水化物10.2g
では、1杯に含まれる砂糖の量はどれくらいなのか?
というと、コップ1杯分(原液30mlに水120mlを加えた量)あたり、約16gの砂糖が含まれています。
世界保健機構では、一日あたりの糖分の摂取量は18gとというガイドラインが公開されています。
ということは、父が飲んでいる一日の砂糖の摂取量は、このガイドラインを上回っているはずです。
食事にも砂糖は入っていますからね。
過剰な糖は、血液中のインスリン分泌を過剰にしてしまいます。
そして身体を循環している動脈に大きなダメージを与えるのです。
気づかぬうちに摂りすぎに!? 糖がカラダにもたらす恐ろしい11の影響
砂糖を摂取すると、インスリンの値が高くなり、血管の壁を覆う平滑筋が増殖します。
すると、動脈の壁が収縮し、結果として高血圧になりやすくなります。
血流が悪くなるということは、めまいや痙攣、脳卒中、心臓発作などを起こしやすくなるのです。
「てんかん」のような痙攣の症状を起こしたときに、血圧が高くなっているという現象からも、この線での疑いが濃厚になります。
減塩については盛んに言われていますが、「減糖」という言葉を聞くことはほとんどありません。
それどころか、世の中は砂糖で溢れています。
まあ、ほぼ全員が砂糖中毒患者なのですから無理もありません。(笑)
砂糖は摂取すると血液が酸性化する酸性化食品です。
私たちと一緒に住んでいたときの食事は、砂糖の代わりにラカントを使っていました。
なのでカミサンの料理には砂糖は一切入っていません。
もちろん砂糖入りの飲料も、一切ありません。
とはいえ、施設での砂糖の摂取を阻止することは、現実問題としては難しいでしょう。
そのため現状でできる対策としては、アルカリ化ドリンクを飲んでもらう。
これが一番ではないでしょうか。