映画鑑賞のためのディスプレイを65インチに変更。
HAT神戸のヤマダ電気でじっくり品定め。
店頭で詳しい人から説明を聞かないと、65インチモデルといっても種類があるのだ。
結局購入したのはヨドバシ梅田。
古いシャープの52インチディスプレイを引き取って貰うため、ネットではなく量販店で購入。
このモデルは、スピーカーなどオーティオ部分にはコストを掛けず、価格を抑えているモデルだ。
だが、パネルは最新のタイプ。
どちらにしても、音声はディスプレイ側のものを使わず、ブルーレイレコーダーDMR-UBZ1の音声を ADAM S3V というスピーカーで再生するわけだからね。
重さは約21キロだから結構な重さ。
組み立てを見ていると、手慣れた人に任せて、ホント良かった。
極薄のパネルの厚さは4.7ミリ。
真横から見ると、その薄さがよくわかる。
フレーム幅わずか約2.5mm。
こうして見ると縁が薄いのがよくわかる。
マジックリモコン
早速チビがニンジャGOを鑑賞中。
CGによるアニメは、発色のよさがよくわかる。
LGのOLED(有機EL)なので、画質は「高画質」を絵に描いたように美しい。
今や日本の家電メーカーのOLED(有機EL)パネルはすべてLG製のパネルを使っている。
そのため、値段は本家LGの方がコストパフォーマンスでは有利になる。
何故OLEDで日本のメーカーが負けたかというと、本格生産に対してLGはリソースを徹底的にかけたため。
元祖有機ELのコダックとタッグを組んだ三洋電機は、大コケどころか、会社そのものが吹っ飛んでしまった。
それくらいリスクの高い事業なのだが、LGはディスプレイ事業の全てをOLEDに賭け、そのとんでもない賭に勝ったというわけだ。
そのため、LGから購入した日本メーカー3社は、購入した素材の料理方法の違いで、個性を打ち出そうとしている。
こうしたいきさつで、本家である LGエレクトロニクスは、パネル生産メーカーなので素地に最も近い絵だ。
パナソニックはプラズマ的で絵がとんがっておらず、過度な感じのない優しい画調が特徴。
東芝の絵は質感的。
そして最も見た目のコントラストや力感、ハッキリくっきり度、およびフォーカス感が一番高いのはソニー。
だが、日本メーカのものは、値段もそれなりになってしまっている。
一方のLGエレクトロニクスは「化粧」をほとんど感じさせない、ニュートラルな絵だ。
そして、日本製に比べると値段も安い。
この有機EL専用の画像エンジンは、「HDRリマスター」などの高画質機能を備えた4K高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載しているという。
「倍速駆動パネル」搭載とあるが、そのせいだろうか、速い動きも実に滑らかだ。
デバイス別に見ると、液晶は全てを出そうとする情報志向、プラズマは不得意なポイントを上手くいなしながら作るという情緒志向といっていいだろう。
OLEDはコントラストが良いため黒の微小な部分まで沈み込むような描画となっている。
今までの液晶パネルはどうしても黒が白っぽくなり、OLEDと比べると、いわゆる「黒が浮いている」状態に見えてしまう。
OLEDは黒が実に黒く描画される。
そのため、コントラストが高く、パッと見ただけで、液晶との違いは歴然。
オーティオシステムでも、手っ取り早く音をよくするには、出口のスピーカーを変えるというのが常套手段。
なのでこうした映像分野でも、出口となるディスプレイを変えてみたわけだ。
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