ついにあの日清食品も糖質制限の製品を続々と発売!
これくらいの規模の企業だと市場調査をした上で開発し、販売するはずなので、ある程度の需要があると見込んでのことだと思われる。
糖質制限の波がやっと、このレベルまで押し寄せるようになったわけだ。
そしてケトン体までもが登場するようになってきた。
いい傾向だよね!^^V
最新知識を第一人者が解説・東洋経済オンライン
ケトン食というのは、小児のてんかんの治療食として始まったもので、内容は成分の重さの比率で、脂肪とそのほかの食材を3対1にしたもの。
これはエネルギーの比率でいうと、脂肪が87%という、極端に脂肪の多い食事となります。
糖質制限食の場合、脂質は50~60%ですから、これをさらに徹底した食事といえるでしょう。
これを実行すると体内の「ケトン体」が非常に増えます。
このケトン食を難治性てんかんの治療として実行していたある子供に偶然、腫瘍(しゅよう)が発見されたのですが、ケトン食を継続するうちに腫瘍が小さくなったという事例があり、ケトン食にはがん治療効果があるという仮説が出されました。
動物のがん細胞を入れたシャーレにケトン体を投与すると、がんが縮むことがわかっています。
今のところ、なぜケトン体にがん抑制効果があるのか、そのメカニズムはわかっていません。
海外でも、2015年には権威ある医学雑誌『ネイチャー・メディスン』に「ケトン体が炎症を抑制する」という論文が発表されました。
ケトン体を効率よくエネルギー源にできる体質になるのなら、脂肪比率87%のケトン食をとる必要はありません。私の推奨するスーパー糖質制限食で十分です。
とはいえ、1日の糖質量120~130g程度の緩やかな糖質制限では、ケトン体回路にはなれませんのでご注意ください。
ケトン体とは、わかりやすく言ってしまえば、脂肪酸の分解物で、人の身体のエネルギー源として毎日使われているものです。食品の脂質や体脂肪が体内で分解されて、ケトン体という小さな粒となり、細胞のエネルギーになるというイメージで理解してくださればいいでしょう。
しかし、科学的に解明されている人体の仕組みとしては、糖質よりもむしろ脂質のほうが人体を活動させているメインのエネルギー源であり、糖質はあくまでも補助にすぎません。
人体は糖質ではなく、脂質由来の物質をメインにして生きている。これが、争う余地のない科学的な事実です。
ケトン体こそが人のメインエネルギーである
ところが、いまだ日本においては残念ながら、このケトン体について医者でさえメインのエネルギー源だと知っている人は非常に少なく、単に「糖尿病ケトアシドーシス」という病気の原因物質にすぎないと勘違いしている人も珍しくないのです。
ケトン体は人体のメインのエネルギー源であり、自然で安全な物質であることを、ぜひ、理解していただきたいと思います。
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