GBPUSDの週足チャート
上のチャートはFX自動売買ロボットのオズ3号がトレードしているポンド・ドルのチャート。
ご質問での下記のご質問ですが・・
31セントから、全然進まないですし、1日に何回も情報提供していた、**さんもさっぱり、情報を流さなくなって、私が紹介したメンバーも不安になっています。
馬淵さんが関わって戴いた事で、不安が払拭されていたのですが、馬淵さんは、現在のOZの状況をどう思っていますか?
この件についての、オズ側からの回答ですが・・
60セントで分割が行われるタイミングを前倒しにして、40セントで分割を行うことを検討する。
ただこの場合は、5回分割による48倍へまでDigital cashが増加するという条件は32倍に留まることになる。
60セントを20セントで割ると3倍ですが、40セントを20セントで割ると2倍になります。
つまり、増加する倍率が下がるわけです。
これは増える割合は減っても早くキャッシュが欲しいのか?
それとも当初の予定通り48倍になるまで待つのか?
という選択の問題でもあるため、当然賛否両論が出ることになるはずです。
31セントから値段が上がらないのは、オズ3号の成績がそれまでより低下しているためと思われます。
上記の質問をされた方の心境を考えると、当然人に勧めるどころではなくなるわけですからね。
この点についてはオズ本社側からは、次のような趣旨の説明があったようです。
最近「証拠金」によるAIの実績があまり良く無い状況が続いています。その理由は、マーケットが横ばいの状況ではAIの実力が期待通りには発揮できないためです。資産運用の面で不満をお持ちの方は、いつでも証拠金を引出すことが可能ですので、ご安心ください。
本社のMr.チャリマーケティング担当が来日した時に毎月5%以上の資産運用が出来るような発言がありましたが、それは2015年度に年90%、2016年度のAIの収益率が200%だったためそれに基づいた意見でした。今年はマーケットの状態が良く無いためこのような状態ですが、ただ大きな損が出ないように設計され、動いています。
ご質問の中で筆者は・・
こういう自動売買ロボットは、決められたロジックで動いています。
ですから、それがマーケットの動きとうまく合わないと、成績は低下するわけです。
学習機能が働いているので、負けてはいないということなのでしょう。
世の中には少なくとも2千くらいの自動ロボットがあってその中で負けないのは7つくらいしかないわけですからね。
そういう風に考えると、自動ロボットでコンスタントに勝てているだけでも凄いことだと思いますが・・
と書きましたが、具体的にチャートで説明をしておきましょう。
GBPUSDの週足チャート
中央の縦線より右は5月からの動きを表しています。
値幅を見るとそれまでの半分以下になっています。
絶対的な値幅が少なければ、当然パフォーマンスは落ちることになります。
さらにオズカンパニーが証券会社になってからの5月以後の移動平均線を見ると・・
このようにローソク足は黄色い部分に全く下がっていないのです。
トレーディングではパニックが起こると利益は出しやすくなります。
ですが上のチャートの値段は赤い移動平均線より上ばかりで動いています。
つまり、5月から今までの期間は、パニックが起きていないのです。
パフォーマンスが落ちるのは当然です。
下のチャートは5月以前の期間に黄色い色を付けてあります。
ローソク足は黄色い領域に入っています。
つまり赤い移動平均線より上や下に乱高下しているのです。
そのためパニックが起こり大きな利益を獲りやすくなっていたのです。
トレーダーにとっては、このパニックの起こる部分が最も美味しい領域です。
筆者の狩り場であるナスダックの株式市場では、このパニックが頻繁に起こります。
FXは24時間動いているため、動きが途切れることがありません。
そのため、株式市場に比べて、パニックが起こりにくいのです。
パニックが起こりやすい株式市場
株式市場では、マーケットの始まる時間が決まっています。
そのため、マーケットが終わってから次の日に始まるまで、動きがありません。
とはいえその間に、その銘柄のよい情報や悪い情報が流れることがあります。
するとアフターマーケットや、翌日のトレードが始まる前に売りや買い注文が積み重なるわけです。
すると、翌日にマーケットが始まると、値段に大きなギャップが生まれることがあります。
下のチャートは昨夜 03(木) のナスダックマーケットのある銘柄です。
マーケットが始まると、大きなギャップアップで始まりました。
3.54ポイントも急騰して始まったわけです。
前日に保有していた人は一晩で千ドル以上の利益が出たわけです。
すると含み益があるため、さらに買い増しをしたくなるはずです。
当然のことながら、新規の買い手も含め、買い手は殺到します。
下は日足チャートですが、20日間の高値をいきなり上抜いて上がっています。
念のためと思って日足を確認した人も上がると思うのは当然です。
ところが証券会社というか、マーケットメーカーは、ハナから売るつもりでいるのです。
そのためマーケットが始まると、大量の買い手を上回る膨大な量の売りを浴びせるわけです。
青い部分はギャップアップの幅。
緑の部分が、筆者が狙った利益。
SHPG 300株 +2000ドル
このように奈落の底へと株価は下がってゆくわけです。
これはマーケットメーカーが、よく引き起こすフェイクギャップ。
つまり偽のギャップアップで上がると思わせて、実は売り逃げるのです。
下はその前日 QuickMagicAll - 02(水) のある銘柄です。
LRCX 300株 +2300ドル
これもフェイクギャップ。
連中はやることが単純なので、見抜くのは簡単です。
大きすぎるギャップには気をつけろ!
というわけです。(笑)
このように、FXと株式市場では、仕組みが全く違います。
ギャップが誘発されないFXでは、株式市場に比べ、突発的な動きは起きにくいのです。
ですから自動売買ロボットのように、プログラムで動きトレードをする場合は、FXの方が安定して利益を出すことができるのです。
株式市場ではギャップが発生してパニックが起こる事が多いため、プログラムで確率的に計算して利益を出すことは非常に難しいのです。
そういうマーケットでは、経験を積んだ人間の判断の方が、遥かに高いパフォーマンスを出せるというわけです。
オズ3号の成績の低下は、マーケットの動きが合っていなかっただけ。
以上の説明を理解されれば、筆者がオズ3号のパフォーマンスに対して全く心配していない理由がおわかりいただけると思います。
やはり優秀なロボットでもマーケット次第で好不調があるのだと思います。
個人的には目先のことよりも48倍まで待った方が良いと思います。