きっかけ < アメリカのシアトルで仕事がなくなり、ベルビューというマイクロソフトのいわゆる城下町に、オールテックインベストメントのトレードフロアが開設され、そこへ通い始め、トレーニングを始めたのが1997年の夏前頃。
シアトルだと朝の6時半からマーケットが始まるので、毎日5時起き。
夜9時には寝るという生活。
土日が唯一の休み。
なので金曜の夜は、「乾杯」という日本人が集まるカラオケバーへ行くのが唯一の娯楽だった。
酔った勢いで、トレードの楽しさや面白さを話しても、乗ってくる人は皆無。
全員がドン引きモード。(笑)
そこに来ていた人は、ほとんどが駐在員。
20年前のハナシです。
2年後に本の出版を機に紹介されると、手のひらを返したような扱いに豹変。
はじめてのことに対して人が否定的になるのは、危険から遠ざかりたいという、本能ゆえか。
当時トレードの対象だった銘柄の一つにアマゾンがある。
決算で、なかなか利益が出ない銘柄だった。
はじめて一株あたり数セントの利益が出たときは、株価が急騰。
創業者のジェフ・ベゾスは始めるときに、親戚を回って1億円の資金をかき集め、始めたという。
大きなリスクを背負って始め、なかなか芽が出なかったのだ。
ジェフ・ベゾスの名言を抜き出してみると・・
現実に遭遇してみて役に立った計画など何ひとつなかった。
オンラインの場合、スペルがわからなければ目的の場所に行けない。こ
れはとても大事な点なのだが、世の中ではあまり気にされていない。
旧世界では持ち時間の30%をかけてサービスを生み出し、残りの70%をその宣伝のためにあてていた。
しかし、新世界ではこの比率は逆転している。
顧客との継続的な関係を築くことがアマゾンのビジネスモデルだ。
間違いが結果的に一番高くつく。
ほんの小さな問題点を根本から取り除くことに専心するだけのゆとりが私たちにはある。
結果、コストを抑えることができる。
ビジョンには頑固だが、ディテールには柔軟だ。
結果を出すには『ゆっくり、たゆまず』進めるしかなく、しばらくすれば楽になると自分たちをだますことはしない。
小さな1歩を細かくくり返すほうが多くを学べるし、そのほうが目的を見失いにくい。
失敗はイノベーションと発明の本質的な部分だ。
もしそれがうまくいくと知っているなら、それは試みではない。
創意工夫に富むだけでは不十分で、開拓精神があることも顧客に伝わり、そう認識してもらう必要がある。
私たちは収益性や損益分岐点などに関する形式的な予測は立てていない。
そういった将来の予測は何ひとつない。
利益は出ていない。
出そうと思えば出せるけどね。
利益を出すのは簡単だ。
同時に愚かなことでもある。
私たちの最大の強みは、何かを生み出したら何かが壊れるということを受け入れることができるということ。
人生は短いから、つまらない人とつき合う暇なんてない。
人と比較することなく、独自の視点で強い信念を持ち続け、目標に向けてたゆまぬ努力を続ける。
成功はこうした姿勢が引き寄せるのだろうか。
FX自動売買ロボットをコアにしたビジネスモデルのオズ・カンパニー。
出資した金額はゼロになる可能性は皆無ではない。
だがナスダックに上場するという夢に参加することができる。
そのコストが、いわゆるロボットの本質的な値段だと言っていいだろう。
価値観というものは、考え方次第。
筆者には物事を決めるときの基準がある。
◆誰かに貢献できるのか。
◆それは自分にとって楽しい、あるいは楽しめることなのか。> 魅力があるか。
楽しさは大事。
楽しければ、どんどん進んでゆく。
まずはそのきっかけだ。
そしてやる気があるかどうか。
あとは実行力。
もちろん続ける努力も必要だ。
多くの人は考えつくことはあっても、それだけで終わってしまう。
やる気も、実行力もなければ、努力もできない。
となると、どうなるかは、言わずもがな。
幸せになる方法 で書いた5箇条はこのコラムでも繰り返し書いている。
1・今日も一日親切に過ごしました。以下同文
2・明るく朗らかに過ごしました。
3・素直に過ごしました。
4・謙虚に過ごしました。
5・感謝の気持ちで過ごしました。
「そういえば今日は何だか暗い自分だったなあ・・明日は少し気をつけよう・・」
と最初のウチは、毎日反省の連続だ。
だが毎日続けていると、気ががつないうちに、そういう考えになっていることに気づくだろう。
そうなれば次のステップが自然に見えてくる。
今ベストを尽くしているのか?
というように、より「質を上げる方向」へと進んでゆく。
毎日行う、こうしたバージョンアップを365日続けると、どうなるか?
1年かけて良いプログラムが脳へインストールされることになる。
自分がよりよい方向へ、変わることを想像するチカラ。
ともすると、見えないだけに、評価は低くなりがちだ。
だが、忘れてはならない。
今の自分が、未来を切り開く。
これが「宇宙の法則」。
忘れないようにしたいものだ。
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