どこがストップかおわかりになるだろうか?
プルバックは150ドルと微妙な値幅。だがストップにあたらないのでホールド。
トレードはストップの位置の違いで、大きく結果が変わってしまう。
ストップの決め方は、薄すぎても深すぎてもダメ、という難しさがあるのだ。
ではどうやって判定するのか?
以下は筆者の考え方だ。
考え方は人それぞれだからね。(笑)
CTSH 1000株 +300ドル
3分チャートで見るとプルバックは140ドル
150ドルという一応の許容ロス値内に収まっている。
だが30秒足で見るとプルバックは200ドル。
150ドルという一応の許容ロスを越えているためカットロスをしたくなるだろう。
ストップは半値戻しの位置。
テクニカルには、ここが30秒足チャートでのストップの位置になるわけだ。
ただしエントリー位置からのプルバックは250ドルにもなってしまう。
しかも上には3分足のハイローバンドが抵抗線として走っている。
つまりここを越えて上昇することは考えにくいわけだ。
3分足が基準
もう一つ大事な点は3分足ではどうなのか?
という点だ。
このケースでは140ドルのプルバック。
なので、150ドルという一応の許容ロス値内に収まっている。
この150ドルというのは、3分チャートで見た場合の基準として設定しているのだ。
30秒チャートではないのだ。
30秒足を見ているのは、急激な反転に備えるためなのだ。
だから急激に反転しているように見えても、冷静になって3分足ではどうなのか?
という点も含めて判断することが大事。
フォーメーションの重要性
問題はここまで上がってしまうかどうかだ。
30秒足が陽線で反転をはじめてから4本の陽線が続いている。
だが最後の陽線が最も長い。
つまりここで反転が終わる可能性は非常に高いわけだ。
実際に、そのあとをみると、ちゃんともそういう動きをしている。
このように、ローソク足は何本かをセットで見ると定型パターンがあるわけだ。
これをフォーメーションと呼んでいる。
こうした例を見ると、見ておく価値は、十分にあることがおわかりになるはず。
では、この判断をいつまでに決めなくてはならないのか?
このケースでは3分足の3本目が確定するタイミングだ。
つまり反転を始めてから3分ほど。
なので、そのつもりで見ていれば、すぐにわかるはず。
こうした点をチェックする時間は十分にあるのだ。
コンスタントによい成績が出せないトレーダーは、ほとんどのケースでこうした点を全く考えていないのだ。
150ドルを越えているからカットロスという基準だけでは、一ヶ月5千ドル平均の成績は難しいだろう。
この銘柄は100株銘柄だ。
なので勝っても負けても、500株銘柄に比べ、値幅は大きくなりがちだ。
この点も一応頭に入れておく必要がある。
考えなくても自然に、浮かんでくるようになる必要がある。
トータルの損益判断が大事
そしてこのときに他のエントリー銘柄、つまり同時ホールドしている銘柄があるはず。
そうした銘柄とのトータルゲインがどうなっているかに影響を受けることになる。
もう一例
QuickMagic33 - 11(水) のWBA
WBA 500株 +500ドル
銘柄数が3銘柄と少ない
フィボナッチガイドラインの真上
陽線3本フォーメーション
なのでここで手堅く手仕舞いが定石でしょう
下は30秒足チャート
プルバックは150ドルと微妙な値幅。
だがストップにあたらないのでホールド
どこがストップかおわかりになるだろうか?
3分足チャートで見ると、上ヒゲの途中でエントリーしている。
つまり30秒足で下げている部分がヒゲに相当するのだ。
理論的なストップの位置は半値戻しの位置。
エントリー位置からは0.55ポイント。
500株銘柄なので、エントリー位置からは225ドル分プルバックした位置だ
ここがストップになるわけだ。
30秒足のストップ位置というのは、意外に深いところにあるのだ。
AMGN 300株 ▼150ドル
反転するかもというフォーメーションだがロス幅がねえ・・
指数は弱いわけだし・・
下は3分チャート
エントリー位置を見ると、▼150ドルでも逃げた方がいいことは一目瞭然。
上に236ガイドラインが抵抗線としてあり、移動平均線(MA)も抵抗線。
しかも2本目は陰線で前の陽線を呑み込んでいるからね。
タイムフレームの違いを意識する
あたりまえだが、3分足と30秒足とは違うタイムフレームだ。
これを混同してしまうと、ワケがわからなくなってしまうだろう。
過去ログを見ても、微妙なパターンの場合、30秒足だけではなく、必ず3分足チャートとセットで掲載されているはず。
それはこうした点が明確に分かるようにしてあるからだ。
アクションを起こすことが大事
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とはいえ、知っているだけでは、真の経済的な自立は手に入らない。
なぜなら毎日訓練をして、それが実行できなければならないからだ。
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プルバック耐性を上げろ!
原因究明のキーは?
トータルの損益状態を常に意識する。
236ガイドラインあるいは抵抗線までの距離が許容できるのかどうか?
3分足の1本目の長さを判断して、プルバック幅を予想しておく。
CQGのガイドラインが使えなくても大丈夫。
ボトムスキャンには以上書いたような、必要な情報は、すべて表示されているのです。
予測するチカラを鍛える
売られ始めれば2本の陰線だけで下げ止まるとは思えないほど下げるはず。
ということが、想像できるはずです。
トレンドゾーンの中にあれば無条件で選択すればいい。
というわけではありません。
そこまでに買っている、あるいは売っている連中は、ここまで来たらどう考えるだろう?
という思え方を常にアタマの片隅に置いておくことが大事になります。
それを繰り返しているウチに、そういう見方が自然に出来るようになってくるはずです。
そういう経験を、沢山経験したいと思ったら、ワンクリックシミュレーションです。
これを千本ノックのようにやり続けること。
それまでに買っている、あるいは売っている人たちは、ここまで来たらどう考えるだろうか?
と考えながら、やることが大事です。
ただ漫然とやっていても、予測するチカラを鍛えることはできません。
予測するチカラを身につけるには?
一ヶ月平均5千ドルが獲れないということは、大事なスキルが身についてないということなのです。
ですからまずはそこを何とかすること。優先順位を間違えないことです。
パターン認識
平均的な長さのローソク足の何ドル分あるのか?
また長いローソク足は、何ドル分に相当するのか?
こうした点を認識しておけば、いざというときのカットロスの幅を、目測することができるはず。
ボトム・スキャン
このモジュールが便利なのは、ボタン一つでレンジアベレージの位置と、フィボナッチ・リトレースメントのガイドラインを、チャートへ表示できるという点です。
つまり「フィボナッチの例のライン」(赤い細い水平線)を20個並べたチャートに設定しておけば、マーケット開始から1分後には、上のチャートのようにガイドラインが描画されます。
実際のマーケットで使ってみると、とにかく使いやすいのです。
QM33対応ボトムスキャン
左上のQMというボタンをクリックすると、赤くなってQM33モード。
4分からは3分足のローソク足が何色かが表示されるわけで、ロングサイドでは青が同色。
つまり3分足2本目のローソク足が確定するまで、1分ごとにマークが変化してゆきます。
ボトムスキャンの活用
ボトムスキャンというツールは、ガットボトムを狙いやすいように設計されています。
そのため「ボトムスキャン」と命名されているのですが、これを十分に使いこなせていない方が多いようです。
ボトムスキャンは、ガイドラインから、どれくらい離れているかによって、銘柄の背景の色が変わります。