何故かというと、目先に見えたものが、たまたま、よく見えることがあるからです・・
ではタイムフレーム、つまりチャート表示のローソク足の単位を変えると、どうなるでしょう。
たとえば3分足から2分足に変えたので、人が変わったように勝てるようになった。
なんてことがあればいいのですが、実際には勝てるようにはなりません。
この頻発する問題を避けるためのよいテーマがあったので、今日はこれを取り上げてみました。
きっかけを作ってくれた、トレーダーに感謝です。
前の記事で締めくくったように、現状は納得できる成績を得ることができないでいます。もちろん、経験が不足していることもありますが、それと同様かそれ以上に気になっているのがエントリーのタイミングです。
以前FXをトレード(比較的短期)していた経験からすると、エントリーのタイミングは非常に重要であることを理解しています。
ところが、このQMR手法は、エントリーのタイミングが一律に決まって(マーケットがオープンしてから3分後の9時3分)います。
そこで考えたのが、エントリーするタイミングを計ってやれば、あるいは成績がいくらかでも向上するのではないかと。
それほど高度なスキルが無くても勝ちやすくなるのではという目論見です。
もちろんこの方法で成績が向上するか、それとも悪化するかは今のところ全く分かっていませんが、研究する余地は十分あるのではないかな、ということです。
エントリーのタイミング
つまりはどういうことかと言うと、"エントリーのタイミングを自分で決める"。
ただそれだけのことです。
オリジナルのQMR手法では一律の時間でエントリーしていたものを、"反転しはじめてから"エントリーする、というルールにします。
上手く反転のタイミングを捉えることができれば、大きな損失を出すことなくトレードできそうな気がしているからです。
ここで、大きな損失となるケースを考えてみると、3分足での3分から始まる(エントリー直後)の足が大きく逆行したためがほとんど。
ですから、そういうケースさえ回避できれば、エントリーのタイミングがずれることで多少利益が少なくなったとしても、十分勝ちトレードに持っていける可能性は高いのでは、という算段です。
なおこのルールだと、今までのエントリーのタイミング9時3分よりも早くなることもあれば遅くなることもありそうですが、概して遅くなるのではと予測しています。
また反転せず、始めから一方向に動くような銘柄では、エントリーのタイミングはなし、つまりエントリーしない場合もあるかもしれません。
以下省略
以上が、彼のブログでのやりとりです。
緑の文字は筆者が書き込んだコメントです。
突っ込みどころ満載なので、突っ込みますが・・(笑)
>前の記事で締めくくったように
とありますが締めくくりが間違っているわけだからねえ。
>もちろんこの方法で成績が向上するか、それとも悪化するかは今のところ全く分かっていませんが
>研究する余地は十分あるのではないかな、ということです。
これって理屈が破綻していますね。
悪化するに決まっているじゃないですか。
いままで2009年からそういったことは厭と言うほどやっています。
みなさん自由にさせればさせるほど負けるので、エントリーのタイミングや、銘柄をガンジガラメにしてあるわけです。
今の手法は基本的に最もよく動いているベストテンに入っているわけです。
つまりもっと動くか、ド反転するのかのどちらかです。
そのタイミングはここがベストだと、膨大な検証で答えは出ています。
成績が向上するか、それとも悪化するかは今のところ全く分かっていませんがなんていうギャンブルのようなことを研究する暇があったら、ワンクリックシミュレーションで腕を磨いた方がいいでしょう。
>上手く反転のタイミングを捉えることができれば、大きな損失を出すことなくトレードできそうな気がしているからです。
そりゃあ当たり前田のクラッカー。(笑)
それが分からないから、1本目のアトで入っているわけです。
事前にどこで反転するのかがわかるように頑張るというのでしょうか?
そんなことがわかるのは神様だけでしょう。
>ここで、大きな損失となるケースを考えてみると、3分足での3分から始まる(エントリー直後)の足が大きく逆行したためがほとんど。
日本株は、リバーサルを狙っているので、逆行したら利益が出るのではなかったでしょうか?
うーん、どうしてしまったのでしょう・・
>また反転せず、始めから一方向に動くような銘柄では、エントリーのタイミングはなし、つまりエントリーしない場合もあるかもしれません。
だって事前にはどちらへ動くのかが分からないから、確率的に勝てる方向の10銘柄に入っているわけです。
3分より2分足がいいのかどうかは、そのときの銘柄の動きによって変わるわけです。
それにそれは今日のその銘柄をたまたま2分足で見たら、わかりやすかったというだけのハナシです。
動きが終わったチャートの軌跡を見て、後付けであれこれ考えれば、際限なくいろんなことがあてはまります。
・エントリーのタイミングは反転し始めた直後
と結論されていますが、どこで反転したかは終わったチャートを見るからわかるわけですよね。
事前に分かるのなら、2分足にしなくても今の3分足でも分かるのではありませんか?
うーん、一体どうしてしまったのでしょう・・
説明が不足しているところがあるのかもしれません。
自分が考えているイメージとちょっと違う受け取られ方をしている部分がある気がします。もちろん、反転ポイントが事前に分かるわけではないことは重々承知していますし、銘柄がよく動く時間帯が限られていることも理解しています。
ただ、「(今のところは)こっちの方がいいんじゃないか」という手法があるわけで、それを試すことをせずにいると、いつまでも不完全燃焼の思いを持ち続けることになりそうです。
一度、自分の思い通りの方法でしばらくやってみて、ダメならダメで、「やっぱりダメだったね」ということで踏ん切りが付きますし、そのときは、この元々のQMR手法に戻すことを考えています。
もしダメとなった場合、そういう失敗の体験があれば、今よりもずっとこのQMR手法を信じてやり続けるモチベーションになるのではとも思っています。
自分のスタンスとしては、このQMR手法を大きく変えることはしないつもりです。
マーケットが開始して数分後にリバーサル方向にエントリーするという主要なコンセプトは変えるべきではないですし、大事にしたいと思っています。
自分が変えたいと思っているのは枝葉末節の部分で、エントリーのタイミングを少し工夫するといった細かな部分ということです。
たくさんの初心者トレーダーを見てきたはっちさんからすると、「何をバカなことを」という感じなのかもしれません。
ただ、今のこのデモだからこそできることもあるわけで、今のうちに失敗の経験をたくさんしておき、「こうやれば失敗する」という経験を積み重ねることが、今後の糧になるのではと考えています。
このコメントで最後にお伝えしておきたいのは、今後もずっとこのデイトレードを続けていくということ、そしてこのような機会を与えてくれたはっちさんに感謝しているということです。
自分が今考えている手法ではダメだと判断した時には、このQMRに必ず戻ってきます。
今しばらくのうちは、「そんなことやってるんだね」くらいの気持ちで見守ってもらえればありがたいです。
>自分が考えているイメージとちょっと違う受け取られ方をしている部分がある気がします。
なんだか機嫌取りのようで、曖昧に誤魔化されている気がします。
と応答してみた。(笑)
トレードのルールでもそうなんですが、具体的で明確な記述というのは文章でも必須ではないでしょうか。
私が違うイメージで受け取ったかどうかが何故分かるのでしょう?
こういう決めつけって、相手によっては凄く失礼な物言いだと受け取られかねないので、書いてみたのですが・・
自分が考えているイメージとちょっと違う受け取られ方をしたのは具体的にこういう点ではないのか?
だからこう考えたのだ。
という肝心なことが書かれていなければ、説得力は大きく損なわれることが多いのではないでしょうか。
曖昧な表現というか、具体性のない説明が延々とあると、オレ的にはストレンスが溜まるわけです。
それで突っ込んだわけで、気を悪くしないでね。(笑)
この件に関してはこれでおしまい。
原因はこの日のトレードだったようです。
↓
今日も負けで8連敗。
さすがにここまで負け続けると何か根本的なものがおかしいはず。
このトレードについてゼロから見直すことにします。
とありますが、原因はハッキリしています。
今日は勝つのが難しい日なのに、勝てる2銘柄取りこぼしているためです。
タダそれだけではないでしょうか。
考え過ぎ。(笑)
JFE HD(5411)は陰線3本が続いて短い陽線が出たら何故手仕舞いしないのでしょう?
JFE HD(5411) 1000株 +1万5千円
陰線3本が続いたパターンって典型的な3本足フォーメーションです。
しかもそのあと短い陽線が出ています。
どう考えても。短い陽線のあとで手仕舞いでしょう。
これだけ下げたアトなのだから、当然もっと陽線は続くわけです。
案の定長い陽線が出て、利益は帳消し。
ロングサイドが厳しくてマイナスになっているのだから、こういうところは手堅く利益確定しないと。
東日本旅客鉄道(9020)ですが・・
東日本旅客鉄道(9020) 200株 +1万9千円
ローバンド(赤)を切るまで何故ホールドできないのかですね問題は。
別にマイナスにもなっていないところで、プルバックが来たら逃げています。
↓
この陰線が終わった位置は始値あたりだから抵抗線です。
下げ止まるかもしないと考えなかったのでしょうか?
20MAだってあるわけですし。
何と言ってもアップトレンドは全く崩壊していないのです。
以上が、彼のブログでのやりとり。
緑の文字は筆者が書き込んだコメント。
この例が示すように、タイムフレームを変えたからといって、勝てるようにはなりません。
以下が断言した理由です。
次のローソク足がどういう動きをするのか?
という予測ができるかどうかが、最終的な成績を決定するための大きな要素となるのです。
つまりエントリーのタイミングよりも、手仕舞いのタイミングの方が遥かに大事なのです。
ですから、エントリーは一律にそのタイミングを決めてあるのです。
今回のトレードは、わがままを言わせてもらって、従来のQMR手法を少しアレンジした方法で行いました。
従来のQMR手法と大きく違うのは以下の2点。
・チャートの足は2分足
・エントリーのタイミングはチャートを見ながら決める
上のチャートは彼が2分足と3分足のチャートを並べたもの。
では何故筆者が、プルバックを我慢してホールドを選択したのか?
日本航空(9201) 500株 +1万5千円
プルバックは5千円
では、最初の3本のローソク足を見てみましょう。
青いマークの位置がロングエントリーのポイント(リバーサルなので買いです)
3本目の赤い陰線は最初の陰線より短いことがわかります。
最初の陰線の本体はピンクの236ガイドラインの手前で下げ止まっています。
長い下ヒゲがついているのは大量の買い手がいるからです。
2本目は陽線が出ましたが1本目を呑み込むほどの勢いはありません。
この足のアタマでエントリーしたわけです。
3本目はまた陰線が出て、236ガイドラインの真上で下げ止まっています。
ピンクの3本の水平線は236ガイドラインの効果があると思われるゾーンです。
中心となるのは太い線。
さて3本目の隠線は、最初の隠線より短いのですが、かなり長い隠線です。
ここで質問です。
これから、もし下げるとすれば、どういうフォーメーションになるでしょうか?
次は少し短い隠線、そしてナローレンジの短い隠線になる確率が高いと思われます。
その途中にはヒゲ先が形成する抵抗線が、マイナス5千円の位置にあります。
そしてさらにその下の、エントリー位置から8千円分下げたストップまでの距離を見てください。
ストップに当たるまで、下げる確率は低いだろうということがわかります。
そのあと短い陰線が出ました。
ですが、236ガイドラインの下のゾーンの手前で下げ止まっています。
そして次は長い青い陽線が、236ガイドラインの3本のラインを突っ切って上昇。
これで、下げる危険はなくなりました。
236ガイドラインが、見事に抵抗線の役割を果たしたわけです。
3本目のローソク足が完成した時点で次のことがわかるはず。
236ガイドラインが抵抗線となっている。(下げるのを妨げる役割)
ヒゲ先トレンドラインも抵抗線となっている。
ストップの位置は遥かに下に位置している。
カットロスをしなければならない可能性は、近い将来も非常に低いことがわかります。
ですが彼はローバンドにタッチしてきたからという理由で▼6500円のカットロスをしています。
このように大きなギャップアップで始まるとハイローバンドは大きく上に持ち上げられます。
ギャップアップの影響をモロに受けるからです。
つまり株価が少し下げただけで、ハイローバンドにタッチすることになります。
ですがカットロスの位置は、当日のエントリーした場所を中心に判定しなければなりません。
ですから、移動平均線は、前日の影響を受けているこのあたりでの手仕舞いの判定には、あまり役に立たないのです。
ハイローバンドは、ホールドをしてゲインを伸ばそうと考えるあたりに来ると、ギャップアップの影響から逃れ、本来のその日のトレンドを示し始めるという性質があります。
でうから、そういうときには役に立ちます。
それとこれも大事な点ですが、3分足は長い間見慣れているタイムフレームです。
つまり3本フォーメーションがわかりやすいので、予測判定がしやすいのです。
ですがそれを2分足に変えると、フォーメーション自体のカタチや組み合わせは別物に変わってしまいます。
例を挙げておきましょう。
アップルの3分足 陽線の組み合わせを見ると・・
2本・3本・2本・2本・3本
最後の3本フォーメーションの次のアタマが手仕舞いのポイントです。
3分足なら3本フォーメーションが出たら注意すればいいのです。
2分足
3本・3本・2本・4本・5本
2分足だと、3本・4本・5本のフォーメーションを見分ける必要があります。
見分けなければならない種類が増えると、それだけ判定が難しくなります。
それでも2分足を使うというのなら、これぞというパターンやフォーメーションを見分けることができるまで、相当の数のチャートパターンを見続けなければなりません。
そこまでして2分足を使うメリットが他に何かあるのでしょうか?
最初に「トレーディングで安定した成績を上げるには、予測するチカラがキーとなります」と書きました。
予測のための手がかりは、その日のチャートが始まってから見えているローソク足にあります。
つまりローソク足が形成する抵抗線。
そして買い手や売り手が利益確定をしたくなる幅が織りなす、ローソク足フォーメーション。
トレーディングではこれらを読み解くチカラ、つまり目利きになることができるかどうかなのです。
そのために多くのトレーダーが毎晩、実際のマーケットでシミュレーショントレードを通じて鍛えているのです。
この問題を理解するには、これだけの説明が必要でした・・しかし長かった。(笑)
参考になれば幸いです。
こうしたケースでも、新しくサービスを始めた、スカイプを使ったビデオチャットがお勧めです。
多くのチャートパターンで、どこで何をどう考えればいいのか?
というアドバイスをライブ音声によるガイドで学習すれば、よく理解できるようになるはず。
お試しあれ。
関連記事
コメントする