そこで今日は、現在トレーニング中のトレーダーへのアドバイスを絡めてみた。
さて岡山在住の、C氏の9月のトレード結果を見ると+1622ドル。
大きな負けは、16日が▼1062ドルそして30日が▼1090ドル。
「たられば」だが、これがブレイクイーブンだと、+3800ドルあたりにまで改善されることになる。
彼のデモトレード68日目 米国ナスダックマーケット 16日(金)は、▼1062ドル
QuickMagic33 - 16(金) のオフィシャルはノートレード。
候補にしました。ただ、今から見ると微妙。
見比べるとハイバンドが上は右下がり、下のオフィシャルでは右上がり。
ローバンドはどちらも右上がり。
この違いはどこから来るのか?
それはローソク足の太さと長さのバランスではないだろうか?
COST 潜っているうえトレンドゾーンが右上がりなのでダメ
こちらも候補に。
下はオフィシャルの30秒足
ローソク足の終値がハイバンドから飛び出している。
上のチャートではトレンドゾーンの中にある。
この違いはどこにあるのか?
それはローソク足の太さと長さのバランスではないだろうか?
SPLK 一本前の足がない、つまり出来高が少ない。
イケそうな銘柄が少ないのに1000株なのでやられると痛い。
指数が下げているのにこれだから反転?
という怪しさなのでパス。
下落中と判断。候補にしました。
上のチャートでの終値はローバンドを切っている。
下はオフィシャルの30秒足
下のチャートはトレンドゾーンの中のため、上のチャートより条件としては悪いことになる。
この原因はどこにあるのか?
それはローソク足の太さと長さのバランスではないだろうか?
MSFT 理想的とは言えないカタチだ。
選択できるが5銘柄もあればこれを選択してもいいのだが・・
ロングサイドはWDC、ショートサイドもMSFTだけ。
おまけにMSFTはゲインの少ない銘柄。
カタチもそれほどいいわけではない。
しかも3銘柄が揃わないので、今日はノートレード。
こういう日はやめた方がいい。
ボトムスキャンのパフォーマンスは +450ドル。
ボトムスキャン銘柄も2銘柄しかないので、実際にはノートレードになるはず。
彼は入れない日なのに無理矢理エントリーして千ドルオーバーのマイナス。
原因は銘柄選択のミス。30秒チャートでの判断に問題があるのではないか。
つまりは、チャートのローソク足の太さと長さのバランスではないだろうか?
もう一日の大きなロスを出しているデモトレード78日目 米国ナスダックマーケット 30日(金)を検証してみよう。
エントリーした銘柄は・・
ロングサイド QCOM、NXPI、CTSH
ショートサイド EA
オフィシャルの QuickMagic33 - 30(金) は合計+450ドル
ロングサイド2銘柄 QCOM NXPI
ショートサイド2銘柄 WYNN ATVI
オフィシャルとは4銘柄が違っている。
QCOM 500株 ▼165ドル
エントリー後6本目の長い上ひげが出たらもうダメ。
このサインを見逃してはならない。
手仕舞い位置が一本の遅れるだけで大きなロスに繋がってしまったわけだ。
下はオフィシャルの30秒チャート
QCOM 500株 ▼70ドル
NXPI 500株 ▼460ドル は 3分足でレンジアベレージあたりでエントリーしている。
なので30秒チャートを見て150ドルのストップで逃げるべきだろう。
下はオフィシャルの30秒チャート
NXPI 500株 ▼130ドル
CTSH 3分足 1000株 ▼250ドル これは逃げ遅れ。
上昇トレンドではありそう。候補にしました。
下のオフィシャルの30秒チャートでは選択せず。
CTSH トレンドゾーンがフラット
さらに陰線に呑み込まれたのでダメ
下落後横ばいに。候補にならず。
上はローバンドの傾きが上向きだが・・
下のオフィシャルの30秒チャートでは下向きに見える。
何故か?
ローソク足の太さと長さのバランスではないだろうか?
WYNN
トレンドゾーンは右下がりなので選択すべきだ。
アドバイス
ローソク足の太さと長さのバランスを見直してはどうか。
このトレード手法では、30秒足チャートの見え方によって、結果が大きく左右されるのだ。
つまりどう見えているかで、選択できる、あるいはできないが分かれることになる。
筆者はトレンドゾーンの傾きと、ローソク足の終わった位置で判断している。
もちろん他の選択銘柄の数や、指数のトレンドも参考にしている。
上記の例で見られるように、同じチャートソフトを使っても、ローソク足同士の間隔や、長さと太さのバランスで、違って見えることがあるのだ。
当然移動平均線の見え方にも、微妙に影響することになるわけだ。
つまり使いこなしの工夫というのは意外にだということになる。
セミナーへ参加された方へ配布しているCQGチャートでのサンプルページのデフォルトは上記のように筆者が使っているローソク足同士の間隔や、長さと太さのバランスになっているはず。
なぜそうしているのかは、今回の検証で理解できるのではないだろうか。
彼の成績はセミナー受講後、この2ヶ月で千ドル台後半を維持。
あと一ヶ月同じレベルを達成できれば、3ヶ月連続で安定した成績となるわけだ。
進歩の度合いは、かなりのハイペースといっていいだろう。
世の中のほとんどのトレーダーは、月単位ではマイナスになっているのが現実。
トレードの世界では、ブレイクイーブンでも、実はかなりのウデなのだ。
パーフェクトマスタートレードセミナーへの参加推薦は、毎月の成績がブレイクイーブンにまでになっているという点を基準としているのはそういう理由からだ。
彼が3ヶ月連続で千ドル台後半の成績を達成できれば、実トレードでも千ドル、つまり本業以外で10万円以上をコンスタントに稼げるようになるはず。
スキルが、現状のままであったとしてもだ。
達成できれば、彼にとって大きな一歩となるだろう。
さてもう一名のトレーダーが書かれている 今週の結果と、来週の課題 を見てみよう・・
先週の最終日である金曜日に ▼1875ドルもの大きなロス。
その理由はというと・・
今日はエントリー後、TSがフリーズしてしまい
まったくチャートが読めない状況での手仕舞いです。
こういう時は、とりあえずさっさと脱出した方がいいですね・・・
ある意味、いい勉強になりましたorz
今日のチャート分析は、検証しても意味がないので
明日は、オフィシャルの結果と比較の、更新のみになります。
と書かれている。
彼のセミナー受講後の成績を見ると・・
全く安定していない。
だが、最近の3ヶ月はそれまでより、良くなっている兆候が見える。
セミナー受講後一年が経過しようとしているが、タイムリミットはあと一年だという。
先週の最終日である金曜日に▼1875ドルもの大きなロスを出したのはトレードステーションがフリーズしたからだ。
なのに数十秒後に手仕舞いするわけではなく、結構長い時間ホールドし、ロスを喰らったわけだ。
この経験から、チャートが見えなくなった場合、速攻で反対売買すべきだということを学んだはず。
だが問題は、トレードステーションとCQGでは30秒チャートが違っているため、銘柄選択にも影響が出るという点だ。
何故CQGの使用料が高いのか?
それは実トレードの際にも、盤石な性能が安定して出せるからだ。
そうした性能のためには、ある程度のコストがかかるのは当然のこと。
実はこの日の昼に彼と会ったとき、アドバイスをした。
それはトレードステーションを使うのではなく、CQGを使ってみてはどうかというものだった。
CQGを使えば当然、安くないコストがかかることになる。
だがトレーニングをするのなら、ベストのチャートソフトを使うべきではないだろうか?
タイムリミットがあと一年であるのなら、そのリミットを6ヶ月間に短縮してみる。
そのかわりCQGを使い真摯に取り組み、3ヶ月アベレージで千ドル以上の成績を残せなければ、潔くあきらめる。
すでにそれができるだけのレベルにまで来ているのではないだろうか。
そういう選択もあるということを、アドバイスしたのだった。
だが彼は、トレードステーションを使っても勝てるように頑張る、という結論を出したのだ。
残念ながら、その矢先での大きなロスとなったわけだ。
当然、実トレードへ移行してこういう不具合が起これば、同じ結果になるはず。
ここまでの大きなロスにはならなくても、マイナスになる可能性は高いだろう。
私はアメリカで仕事がなくなり、トレードを始めたわけだが、それが今日まで続いているのは、「アトがない状態」だったことが大きく影響している。
死にものぐるいで取り組む姿勢が大事だと言うことは、このコラムでも時々書いている。
なぜなら、自分を追い込むことが、実際にできるかどうかというのは、実は成功への大きな要素となるからだ。
もし仮に、半年で勝てるようにならなければ、死んでしまうと言うことになれば、どうだろう。
目の色が変わるはず。
だが実際にこういう事態に直面したことのある人というのは、一体どれくらいいるだろうか?
私は子供二人と妻を抱え、まさにこう言う事態に直面したのだ。
しかも、当時はこのように高い勝率のメソッドがあったわけではない。
つまり、今のセミナー受講者の皆さんとは比べものにならないハンディを負って取り組んだのだ。
その甲斐あって、今ではこうしたオリジナルメソッドを考え出すことができるようになり、それが多くの人の人生を変えるという事にも繋がっている。
だが自分に厳しく、懸命に取り組むというのは、言うは易く行うは難し。
経験が無ければ、なかなかできないことかもしれない。
だが人生は一度しかないのだ。
幸いなことに、人生を大きく変えることができるチャンスは、いつでもどこにでもあるのだ。
奇跡はそれを信じる人に訪れる - ベナード・べレンソン