ステアリングホイールの経は少し大きめのサイズで、握りは細め。
こうしたバランスは、操舵感に大きく影響する。
こういうところは、よく分かっているシトロエン。
259万円の車なので、インテリアに華はない。
だけど、実用車として、趣味よくそしてソツなくまとまっている。
シートは、フランス車という期待を裏切らない座り心地。
カラダに触れる面積が広めで、柔らかく、しっかりホールドしてくれる。
こういうところをケチらないのが、フランス流?
車に戻るときに常に目に入るエクステリアデザイン。
地味だけど、そこはかとない、お洒落感あり。
フロントも細部まで、デザインされていることがわかる。
白が似合うデザインではないだろうか。
スピードメーターの中央部分には、様々な警告情報が表示される。
これはバックするときのバックソナーの警告。
「これ以上下がるとぶつかりますよ」というサイン。
バックカメラはついてないけど、結構これでイケるからね。
こちらでマニュアルモードで走り、エンジンの回転数を2千回転以上にホールドする旨のことを書いたが・・
よく見ると、シフトレバーのコンソール左上に S というボタンがあるではないか。
スポーツモードの S ?
Sボタンを押すと、このようにメータへ S と表示される。
左下にある「ECO」という緑の文字は・・
アイドリングストップでエンジンが止まっていますよ、という合図。
このモードで走ると、各ギアでちゃんと2千回転以上にホールドしようとする。
開発サイドでこのことは、ちゃんと分かっていたんだ・・
さすがシトロエン。
「燃費の奴隷モード」から解き放たれたいときのボタンだったわけです。
ただしエンジンを切ってしまうと、リセットされてしまう。
このボタンを発見して以来、Sモードで走ることが多い。
速度が上がっても、シフトアップせず、かなり粘り、高回転までホールドしてくれる。
Sボタンだとエンジンの「おいしいところ」ばかり使えるというわけだ。
実に気分良し。
サイドのキャラクターラインはフロントから伸びているライン。
そしてリアから伸びているライン。
ほとんどのデザイナーは、これを何とか一本にしてしまうわけだが・・
ゴルフ7
この前後から伸びる2本のラインを繋げないのがシトロエン。
そして下にもキャラクターライン。
259万円レンジで、ここまでデザインされている日本車があるだろうか。
問題のブレーキだが、停止間際のイヤな感触はブレーキパッドのアタリではないか?
と睨み「再度山ドライブウェイ」を往復してみた。
主に左足ブレーキを多用。
軽い踏み味のブレーキにも馴れることができて、一石二鳥。
この道は、山を登って下りるコースのうえ、結構きついカーブで構成されている。
案の定、ブレーキの感触はかなり良くなった。
とはいえ停止間際に、だんだんと踏む力を緩めなければならない、という傾向は変わらず。
競争相手はエンジン、ハンドリング、ブレーキのバランスがいいゴルフなのだ。
こういう肝心なところがまだ甘いんだよねえ。
実に惜しい。あと一歩。(笑)
減ってきたらパッドとローターを換えれば、良くなるかも?
でも磨り減るまでの4万から5万キロくらいは、この状態で走らないとダメだからなあ。
と、何だかんだとイイながらも、走って楽しく、そして乗り心地のイイ車を楽しんでいます。
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