東京湾のセシウム汚染 印旛沼から拡散 河口水門で高止まり 東京新聞
印旛沼(千葉県)から花見川河口(同)へとたどったところ、沼から川、東京湾へと汚染が拡散している状況が分かった。
調査は今年一月、水郷一帯の沼や川計二十四カ所で採泥器を用いて底の堆積物を採取。合わせて河川敷など採取地近くの土も採取した。乾燥させ落ち葉などを取り除き、樹脂容器に詰め、それぞれ八時間かけてセシウム濃度を測定した。
千葉県の手賀沼の周辺の土壌は9000ベクレルを超えている。
東京新聞が東京湾の放射能汚染度を河口部を中心に定点計測した結果を公表。
大本営発表でダンマリのメディアと違い、東京新聞はエライ。
測定の結果、5年前より現在のほうが遥かに高濃度だということが判明。
つまり毎年数値が高くなっているのだ。
東京湾は放射能汚染の海と化している。
東京湾の穴子など、東京で鮨を食べるのは非常に危険な状態だ。
山地に降下した放射性物質は、雨によって川に流れ出て東京湾を汚染し続けている。
東京オリンピックどころではないだろう。
スーパーマリオのコスプレなんかしてるヒマがあるなら、その前に放射能汚染水を止めるべきだ。
高濃度の放射能汚染水を大量にバラ撒いてる国に世界の人々を「おもてなし」する気なのか?
今も皇居のまわりを、ジョギングしている人たちがたくさんいる。
だが、歩道に面した皇居の敷地の土壌がは、000ベクレルも放射能汚染されてることを知らないのだろう。
多摩川の河川敷で遊んでる人たちもたくさんいる。
だが、河川敷の土壌が2000ベクレルも放射能汚染されているのだ。
福島第1事故の発生から5年5カ月。
これまでに損害賠償や除染、汚染水対策などで国民が負担させられた総額は3兆4613億円を超える。
だが、安倍政権はさらに追加支援することを決めた。
また、当初は2兆5000億円と見積もられていた除染費用も、数倍に跳ね上がると試算されている。
日本では大手マスコミは一切沈黙し、政府による言論統制は今後さらに厳しくなるはず。
知らないのは日本国民だけ?
日本の首相が「アンダーコントロールは完全にされて、何の問題もないことを私が保証する」と言ったことを真に受けている国民が多い。
政権と一心同体のマスコミが公表できるわけはない。
公表しようとすると、今まで危険だった基準値を引き上げるしかないわけだが・・
もちろん、そういうことは、すでに行われている。
例えば、セシウム137による土壌汚染の避難の目安は
・乳幼児 1 Bq/kg まで
・~6才まで 20 Bq/kg まで
・小中学生 50 Bq/kg まで
・大人 100 Bq/kgまで
だが現在の日比谷公園は800 Bq/kg。
原発事故前では、100 Bq/kg のものは、放射性の危険物質としてドラム缶に密閉され厳重に管理されていたのだ。
それが今では、多くの人々が 800 Bq/kg の所に住んでいるという現実。
ならば、セシウムの300倍強い毒性といわれるストロンチウムはどうなのか?
ストロンチウムは 0.33bq/kg で危険と言われている。
そうすると・・
300キロ圏 立ち入り禁止区域
1000キロ圏 強制避難地域
1000キロ超 選択避難地域
東京を始めとする関東全域は「立ち入り禁止区域」
大阪を始めとする関西、四国、中国、北海道は「強制避難地域」
九州のみ 「選択避難地域」
となってしまう。
とても公表などできない状態だ。
我々はこうした環境で暮らしている。
くれぐれも、ご注意を!
関連情報
葛西臨海公園ではいつも空間線量率が高めです。
地表近くよりも地上高1.2m程度での測定値が高いことも多く、筆者はかねて海風に乗って放射性物質が飛んできているのだろうと推測していました。
今年も夏が来ました。もう車も手放しあちこち測って回ることもできませんので、測ってガイガーの値を参照します。クリックで大きな画像が出ます。
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