24日のナスダックのトレードについていくつか質問がありまして、教えてもらえないでしょうか?
・銘柄選択について
ロングサイドでESRXを選んでいますが、出来高が無い時間もあり、自分としては選ばなかったものです。
選んだ理由としては、指数が上げていることや、ロングサイドは他が全てよかったから、といったことになるでしょうか?
・EBAYとKHCのトレードについて
ロングサイドのEBAYとショートサイドのKHCは、それぞれエントリー価格付近まで一時的に戻していますが、イグジットすること無くホールドされています。これは、それまでに1000ドル以上の確定利益があり、それに加えての利益を得るため「エントリー価格を割らなければ持ち続ける」といった理由になるでしょうか?
質問は以上になります。
時間があるときでかまいませんので、ご教授いただけるとうれしいです。
まだまだ暑い日が続きますが、お体の方ご自愛くださいませ。
ESRX選択の理由です。
トレンドゾーンにとどまっている。
ハイローバンドが右上がり。
指数が明確に強かった。
他のロングサイド銘柄の30秒チャートがすべて良かった。
これが理由です。
エントリーしてその後どうなるかは誰にも分からないわけで・・
それなら銘柄数は多い方が、勝てる確率は高くなるので有利ではないか?
というわけです。
ダメなら逃げればいいわけですから。
でもガンガン上がるかも知れないわけですよね。
そういうときに、エントリーしていなければ、ハナシにならないわけです。
要はマーケットのトレンドに合わせたわけです。
EBAYですが、レンジアベレージ付近まで上げてはいます。
でも、3本目から5本目あたりで手仕舞っても100ドル前後にしかなりません。
BMRNは5本目のこのあたりですでに+800ドルにもなっています。
CELGだって+370ドル。
BMRN+800ドル、CELG+370ドルでトータル+1200ドルオーバー。
だから100ドルを狙うより、ゼロになるリスクがあっても、さらなる上値を期待する。
その方が楽しみがあるじゃないですか。
赤い20MAにはヒットせず、
しかも、ストップの150ドルまでは、まだかなり余裕があるわけです。
何のためのストップなのか?
多くの勝てないトレーダーは、ビビッてすぐに逃げようとします。
選択した銘柄が全体によろしくないときは、それでかまいません。
でもゲインのある銘柄を2つも掴んでいるということは、事は有利に運んでいるわけです。
つまりマーケット全体がその方向へ動いているということになります。
そういう、有利なときは、ストップに当たるまで持ち続ける、というのが基本。
そのためのストップなのです。
ショートサイドのもう一銘柄であるCTSHは危ないのですぐに逃げました。
呑み込まれたという、ダメなサインなのです。
そういうときはストップの150ドルに当たらなくても、逃げるが勝ち。
でも、KHCは500株なので安心な銘柄。
KHCも▼150ドルがストップです。
プルバックが来ても、赤いMAの20MAは割ってはいません。
有利な展開の時に、ブレイクイーブンで逃げていてはチャンスを掴むことなどできません。
ビビって逃げればゲインなしでゼロ。
でもストップに従えば+220ドル。
この違いも、積もれば大きくなるのです。
体験することで強くなる
リスクを取ったうえで我慢し、手に入れることができる大きなゲイン。
こうしたトレードの経験が無いと、たぶんこういうトレードはできないでしょう。
心理的な揺さぶりに弱いトレーダーは、決めたことを守れず、感情で動くため勝てないのです。
なぜなら、自分との戦いをしたことがないからです。
だからこそ、練習ではストップをつけ、それを守りルール通りにトレードをする必要があるのです。
シミュレーショントレードは実トレードではありません。
負けてもそれは数字の上だけ。
それなのにビビっているようでは、実トレードになって勝てるわけがないのです。
何のためのトレーニングなのか?
実トレードの前の段階では、勝ち負けの数字にこだわるより大事なことがあるのではないでしょうか。
その1週間、2週間で身につけたいスキルを、確実に身につけるための練習をしているかどうかです。
一つの目標にむかって、ひたすら訓練をしているのか。
その積み重ねの結果は、いずれ損益の数字に表れてくるのです。
技術を身につけようとすることに、必死になって取り組んでいるかどうかです。
真剣にやるというのは、そういうことではないでしょうか。
たかが練習なのに負けるのがいやで、ストップまで我慢をする訓練をしないままで、どんどん進んで行くわけです。
そんなことをしていると、いつかはいずれ戻って、そこをやり直さなければならないのにです。
今の状態で実トレードへ移行できるのか。
できないのならその理由は何であり、どこに原因があるのか。
これを出来るだけ早く解決しなければ、実トレードは夢のまた夢のままなのです。
これを人ごとのように考えていると、いつまで経っても現状のまま。
時間切れ、モチベーション切れでアウト。
こうしたトレーダーを、山のように見てきています。
90%のトレーダー志望の方は、こうして消えて行きます。
自分で決めたことを守る
現時点での問題点を、真剣に追求することができるのは自分だけ。
誰も、あなたの代わりには、やってはくれないのです。
私がアメリカで仕事がなくなったとき、死にもの狂いにならざるを得なかったのです。
だから、ぬるい根性でやっているトレーダーはすぐにわかります。
多くの経済的に恵まれた環境にあるトレーダーは、もの凄く緩いのが現実です。
自分のトレード結果の評価が甘く、まるで砂糖漬け。
または、自分で都合の良いルールに変えてしまい、アドバイスをしても聞く耳を持たず。
だから、ちょっとうまくゆかないと、コロコロルールを変え、結局最後はやめてゆくことになるのです。
何とかして、トレーダーになりたいというあの強い決意は一体どこへ行ったのでしょう。
技術を身につけるための経験がないというハンディ
多くの人は、長年の会社勤めで、技術を身につけるためのトレーニングをした経験はないところから始めるわけです。
カイシャではそういうことを要求されることは、まずないはずです。
そのため、具体的な努力の方法が身についていないのです。
トレーディングでは、何十年も体験したことのない、技術を身につける、という訓練が不可欠になります。
自分のトレードを検証し、正しく評価したうえで、対策を考え、実行する。
こうしたプロセスは、経験が無ければ、意外に難しいことなのかもしれません。
トレーディングというのは、そういう世界です。
頑張ってくださいね。
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