伊方原発3号機は12日午前9時、原子炉の中の核分裂反応を抑える「制御棒」が引き抜かれ、再稼働しました。
四国電力によりますと、32本の制御棒のうち、これまでに24本が引き抜かれ、残りの8本も途中まで引き抜いた状態にして、原子炉の冷却水に含まれる核分裂反応を抑える成分を調整する作業が続いています。
これまでのところトラブルは起きていないということで、このあと核分裂反応が連続する臨界の状態になる見通しです。そして、15日には発電と送電を始めて、来月上旬には営業運転に入る計画です。
以下は山本太郎さんのブログからの引用です。
愛媛県の伊方原発が再稼動される。正気とは思えない判断だ。
東電原発事故や熊本地震から一体、何を学んだのだろうか?
熊本地震の原因になった、日奈久断層帯と布田川断層帯は、国内最大級の活断層「中央構造線」の延長線上にあり、伊方原発もその近くに立地する。
断層帯が飛び火的に動く可能性もあり、熊本地震規模以上の地震が起こる可能性がある事は、皆さんご存知の通り。
それに耐えられる安全対策など、できるはずもない。
熊本地震で目の当たりにした家屋の倒壊、道路などの寸断。
事故が起こった際に被曝を避ける屋内退避や、車両による避難、バスでお迎えにあがります、という避難の想定事体がどれほど現実味がないか、子どもでも理解できること。
なにより、避難計画が成り立っていない事を、1番判りやすく示しているのが、伊方原発の西側、佐田岬半島の暮らす住民に対しての避難計画。
有事には、佐田岬から船で九州側に船で避難するという。
津波が来ている状況で、どうやって船で避難出来るというのか。
福島での場合、放射能は240キロ離れた東京へも降り注いだのだ。
「もんじゅ」のある福井だとこうなるわけだ。
井方で何かあれば、神戸も危うい。
偏西風が吹くため、西日本は全滅。
原発がなくても電力は安定供給できるのに・・
とはいっても、すでに再稼働は始まっている。
あとは地震などの災害が起こらないように祈るだけ。
つまり、運任せ。
今回、タイへ行ったのは、いざというときに日本から一時避難を想定してのこと。
まずは家族ごと一時避難し、必要に応じて単独で舞い戻ればいいわけだ。
備えあれば、憂いなし。
となるのか?
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