あなたの使っているチャートは識別しやすい魅力的なチャートだろうか?
この点を意識しているトレーダーは意外に少ない。
今日のテーマは、チャートのセッティングと手仕舞いの考え方について。
各チャートをクリックすると該当する検証ページを見ることができます。
ADBE +150ドル
3本目は2本目の倍の長さはあります。
おまけにフィボナッチの50%の位置で止まっています。
500株銘柄のこの銘柄は、この時点で+150ドル。
この時点で1000株銘柄の YHOO は+150ドル
同じく1000株銘柄の EBAY は▼10ドル。
この時点で最もゲインのよかった ADBE を手仕舞いするのは理にかなっています。
ホールドをしても500株銘柄だから、ゲインの伸び方が悪い銘柄なのです。
この時点で同じ+150ドルでも、利益を伸ばすには1000株銘柄の YHOO の方が絶対に有利。
こうした理由で ADBE を+150ドルでとりあえず利益確定したわけです。
フィボナッチの50%の位置という抵抗線も真下にありますからね。
3本目が確定される前に、ホールド銘柄同士の、株数や成長度、そしてその時点での利益を比べることが大事。
このチャートでは、3本目は2本目の倍の長さがあることがわかりにくいですね。
オレの目には、ローソク足の横幅が太過ぎるように思えます。
前にもコメントで書きましたが、以上の理由からローソク足の縦横比率は見直した方がいいでしょう。
チャートが滲んでいるのは、jpeg だからでは?
写真以外のこうした図は、gif あるいは png を使うのが基本。
また、説明で必要なローソク足は、10本もあれば十分ではないでしょうか?
10本以後の右側があることで、肝心な部分へ視線が集中できない表示となっています。
横長のチャートを使うメリットが何かあるのでしょうか?
チャートの縦と横は同じ比率の方がいいでしょう。
長くするのなら縦辺です。
その方が、上下の動きがわかりやすいチャートになるはず。
チャートのサイズは大きくても小さくても、比率はスクエアか縦長にすること。
EBAY 300ドル
5本目で最大の長さとなり、しかもレンジアベレージに到達しています。
この時点で+300ドル。
どう考えても、次のアタマで手仕舞いでしょう。
この時点で YHOO は +130ドル。
しかもハイバンドを切っていないのだからYHOOはホールドすべきです。
となるとここで EBAY はここで手仕舞いでしょう。
この時点だと EBAY は余り利益はありません。
ですが ADBE でゲインがないと、マイナスにしたくないので、逃げたくなるのでしょう。
ADBE の3本目で利益確定をしておけば、余裕があるのでホールドしやすくなったはずです。
レンジアベレージまで来ているのだから、最も長い陽線の後でまずは手仕舞うべきでしょう。
最大のゲインとなる可能性の高いポイントを常に意識することは大事です。
YHOO +470ドル
ハイバンドを上抜かなければホールド。
残っている銘柄はこれしかないのです。
利益を伸ばすことができる可能性を捨てないという姿勢が大事。
呑み込んだからという理由だけで手仕舞いしています。
ハイバンドにも当たらず、エントリー位置からマイナスにもなっていないのにです。
ホールドすれば、伸びる可能性は残っていることを忘れないことです。
利益を伸ばすためには、ハイバンド(トレンドライン)を割らなければ放っておく。
「下げる様子がなければ見切ってもいい」というルールのかわりに
「上がり始めたら見切ってもいい」としたほうがいいでしょう。
ホールドしているのはこの銘柄しかないので、伸びる可能性に賭けてホールドする。
利益を伸ばすためには大事な考え方です。
以上の説明のように、手仕舞いするためには「呑み込み」などの単独条件だけでは十分ではないケースが多いのです。
できるだけフィボナッチのガイドラインや、レンジアベレージとの複合条件で決めること。
そして何よりも大事なのは、現在の利益がいくらなのかをしっかり把握することです。
ホールドしている銘柄をどういう順番で手仕舞いすれば、トータルのゲインが増えるのか?
このことも常に意識することです。
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