IAEA(国際原子力機関)は、チェルノブイリ原発事故による健康被害は、きわめて限られている、という結論をいまだに続けている。
だが1999年、チェルノブイリ被バク国であるベラルーシのゴメリ医科大学初代学長の病理解剖学者ユーリ・バンダジェフスキー教授が、「突然死と放射性物質の体内摂取の因果関係」と題して、「セシウム心筋症」が激発しているという明白な医学的事実を発表。
チェルノブイリ事故のベラルーシ被災者のあいだでは、事故から16年後に、事故前の10倍にも心筋梗塞が増加し、23年後の2009年のベラルーシ全体の死亡原因の54%が心臓病となっている。
全身に血液を送る「心臓」と、呼吸を続ける「肺」は、人間が生きているあいだは一瞬も動きを止めることができない。
心臓と肺は、この生命維持運動のために、筋肉のかたまりでできている。
セシウムが最も濃縮しやすいのが、その筋肉であることを、数々の病死者の解剖によって実証したのがバンダジェフスキーだった。
特に成人が受けるアルコールやニコチンなどの影響がほとんどない子供の心臓の細胞も調べ、放射性セシウムが筋肉細胞と周辺組織を破壊することを細胞学的に確認し、セシウムが体内でどのように振る舞うかを解剖学的な所見から初めて実証。
内部被曝では長期にわたる濃縮が起こる
1950年代、アメリカのネバダ州の核実験により、その実験場の近くで映画のロケを行ったハリウッドスター達(もちろんジョン・ウェインもこの中に含まれる)が次々と癌に倒れた。
また、そのロケ地の近くにあるセント・ジョージという町でも、大量の癌と白血病の患者が発生している。
ユタ州セント・ジョージの町は、ネバダの核実験場から220キロの距離にある。
東京と福島原発との距離は227キロメートル。
戦慄すべき数字ではないだろうか?
アメリカのネバダのケースでは、約220キロ離れたセント・ジョージの町にまで、核実験による放射能が降り注ぎ、後年大量の癌患者と白血病患者が発生している。
死の灰には、発癌性のほかに、2つの特徴がある。
ひとつは、長期性、もうひとつは、濃縮性だ。
放射能を体内に取り込んでいる時には、誰ひとりそれに気づくことができない。
自分の体内で、放射能の濃縮が起こっているなどと、誰が考えるだろう。
しかし、放射能は体内で濃縮を起こすのだ。
成人の場合には、発育は止まっている。
しかし新陳代謝も鈍くなっているため、一旦固定された物質が体内から追い出されるまでに、非常に長い期間を要する。
今夜の食事にもし放射能が含まれていると、死ぬまで体の中に残る可能性があるのだ。
取り込み速度も鈍い代りに、排出速度も鈍い場合、体内でゆっくりと放射能の濃縮が進行する。
現在の東京での有名人の癌死や突然死を誘発しているのは、放射能による外部被爆ではなく内部被爆。
内部被爆は、直接放射能を浴びるのではなく、水や食べ物を通じて体の中に入ってきた放射性物質により引き起こされる。
そして、内部被爆で放射性物質が体の中で濃縮するのにはある程度の時間が必要だ。
むしろ、核爆発の直後ではなく、数年後から徐々に症状が現れるのだ。
原発事故から5年目に突入する日本。
東京で有名人の癌や突然死が増加し始めているのは必然の結果ではないだろうか。
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チェルノブイリが生んだ町
30年前にチェルノブイリ原子力発電所で起きた爆発事故を受け、近くにあったプリピャチの町は破壊され、住民5万人は避難を余儀なくされた。3年後、立ち入り禁止区域の外にある森を切り開いて町が造られ、除染などの作業員が住むようになった。
そのスラブチッチの町は、チェルノブイリでさまざまな作業が進められ、巨大なアーチ型シェルターが完成に近づくなか、栄えている。写真家のジョン・ウェンドル氏はこの町に数日滞在し、原発事故で誕生した町での暮らしを記録した。
データベースを検証すると有名人の癌が増えている
1980年代
◆越路吹雪/1980年11月7日(満56歳没)/胃癌
◆横溝正史/1981年12月28日(/満79歳没)/結腸ガン
◆夏目雅子/1985年9月11日(満27歳没)/急性骨髄性白血病
◆石原裕次郎/1987年7月17日(/満52歳没)/肝臓癌
◆宇野重吉/1988年1月9日(満73歳没)/肺がん
◆堀江しのぶ/1988年9月13日(満23歳没)/スキルス性胃癌
◆松田優作/1989年11月6日(満40歳没)/膀胱癌
1990年代
◆渥美清/1996年8月4日(満68歳没)/転移性肺癌
◆逸見政孝/1993年12月25日(/満48歳没)/スキルス胃癌
◆勝新太郎/1997年6月21日(/満65歳没)/下咽頭癌
2000年代
◆アンディ・フグ(キックボクサー)/2000年8月24日(/満35歳没)/急性前骨髄球性白血病
◆藤井将雄(プロ野球選手)/2000年10月13日(満31歳没)/肺癌
◆中谷一郎/2004年4月1日(満73歳没)/咽頭癌
◆松原みき/2004年10月7日(満44歳没)/子宮頸癌
◆貴ノ花利彰(元大関貴ノ花)/2005年5月30日(/満55歳没)/口腔底癌
◆杉浦日向子/2005年7月22日(満46歳没)/下咽頭癌
◆本田美奈子/2005年11月6日(満38歳没)/急性骨髄性白血病
◆仰木彬/2005年12月15日(満70歳没)/肺癌
◆中島忠幸(カンニング)/2006年12月20日(満35歳没)/急性リンパ性白血病
◆羽田健太郎/2007年6月2日(満58歳没)/肝細胞癌
◆阿久悠/2007年8月1日(満70歳没)/腎臓癌
◆島野育夫(元プロ野球コーチ)/2007年12月15日(満63歳没)/胃癌
◆加藤博一(元プロ野球選手)/2008年1月21日(満56歳没)/肺ガン
◆深浦加奈子/2008年8月25日(満48歳没)/S状結腸癌
◆緒形拳/2008年10月5日(満71歳没)/肝癌
◆峰岸徹/2008年10月11日(満65歳没)/肺癌
◆筑紫哲也/2008年11月7日(満73歳没)/肺癌
◆忌野清志郎/2009年5月1日(満58歳没)/喉頭癌
◆川村カオリ/2009年7月28日(満38歳没)/乳癌
2011年以後
◆田中好子(元キャンディーズ)/2011年4月21日(満55歳没)/乳がん
◆坂口良子/2013年3月27日(満57歳没)/横行結腸癌
2013年3月27日午前3時40分、横行結腸癌および肺炎のため死去。
同月中旬には『週刊女性』が坂口の重病説を報道、これに対して坂口は自身のブログで、前年末から腸閉塞・肺炎・インフルエンザに罹患し、点滴治療を受けるなどして静養中であると説明していた。
坂口良子 - Wikipedia
◆島倉千代子/2013年11月8日(満75歳没)/肝臓癌
◆やしきたかじん/2014年1月3日(満64歳没)/食道癌
2012年1月31日には公式ウェブサイトで、食道癌(早期のものと発表していたが、実際は進行していたという)治療のため芸能活動を休止することを発表した。
やしきたかじん - Wikipedia
◆淡路恵子/2014年1月11日(満80歳没)/食道がん
また直腸がんの手術も成功していたが、2013年9月以降食事を受け付けなくなり、徐々に体力が落ちていき、所属事務所の社長の話によれば、2014年1月9日に会ってから容体が急変したという。
淡路恵子 - Wikipedia
◆蟹江敬三/2014年3月30日(満69歳没)/胃がん
2013年12月末に末期の胃がんとの診断を受け、2014年1月から体調を崩して入退院を繰り返した。
蟹江敬三 - Wikipedia
◆渡辺淳一/2014年4月30日(満80歳没)/前立腺癌
◆高倉健/2014年11月10日(満83歳没)/悪性リンパ腫
◆ジョニー大倉/2014年11月19日(満62歳没)/肺癌
2013年6月に肺癌と診断されて余命2週間を宣告された後、抗癌剤治療を経て2014年3月に退院。
ジョニー大倉 - Wikipedia
◆菅原文太/2014年11月28日(満81歳没)/肝がん
2014年11月13日に定期健診で病院を訪れてそのまま入院。
菅原文太 - Wikipedia
◆石井光三/2015年1月6日(満83歳没)/肝内胆管がん
2012年ごろに肝内胆管がんと診断されて在宅医療を受けて闘病を続けていたが、2015年1月6日に東京都世田谷区内の自宅にて死去。
石井光三 - Wikipedia
◆大豊泰昭(元プロ野球選手)/2015年1月18日(満51歳没)/急性骨髄性白血病
◆斉藤仁(元柔道金メダリスト)/2015年1月20日(満54歳没)/肝内胆管がん
2013年、肝内胆管がんが判明し、闘病生活に入りながら選手の指導にあたっていた。
斉藤仁 - Wikipedia
◆シーナ(シーナ&ザ・ロケッツ)/2015年2月14日(満61歳没)/子宮頸癌
◆坂東三津五郎/2015年2月21日(満59歳没)/すい臓癌
2013年8月、膵臓に腫瘍が判明し手術・治療のため入院。2015年2月21日、膵臓癌の治療を続けていたが59歳で死去。
坂東三津五郎 (10代目) - Wikipedia
◆愛川欽也/2015年4月15日(満80歳没)/肺がん
2014年冬に体調の不安を訴え検査したところ肺がんであることが判明したが、本人の希望で自宅療養を行い、最後まで仕事復帰する可能性に懸け病状を伏せていたという。
愛川欽也 - Wikipedia
◆今井 雅之/2015年5月28日(満54歳没)/大腸癌
2014年末に腸閉塞のために体調を崩し医師から「余命3日」を宣告され緊急手術を行い、術後には回復した事をブログで報告。2015年4月30日には記者会見を開き、3月から入院中で、抗がん剤治療をしており、「ステージ4」の末期ガンであることを明かした。
今井雅之 - Wikipedia
◆今いくよ/2015年5月28日(満67歳没)/胃がん
胃がんの治療に専念するため2014年9月17日より休業、12月3日に舞台復帰したが2015年5月28日に逝去した。
今いくよ・くるよ - Wikipedia
◆黒木奈々/2015年9月19日(満32歳没)/胃癌
2014年7月27日、急性胃潰瘍でレストランで倒れ緊急入院。検査の結果、悪性細胞が見つかり同年8月27日放送分以降休養。同年9月10日に胃癌を患っていることを公表した。
黒木奈々 - Wikipedia
◆川島なお美/2015年9月24日(満54歳没)/肝内胆管癌
2013年8月に健康診断で腫瘍が見つかり、即手術を勧められるも拒否。腫瘍は肝内胆管癌であることが判明。
川島なお美 - Wikipedia
◆盛田幸妃/2015年10月16日(満45歳没)/脳腫瘍
2005年の夏に脳腫瘍が再発するが、翌2006年2月に除去手術を受けて成功した。しかしその後も2010年に脳腫瘍の転移した骨腫瘍が発生、2013年には脳腫瘍も再発、骨への転移と手術も繰り返すようになり、2014年の春には大腿骨を骨折していた。
盛田幸妃 - Wikipedia
◆松来未祐/2015年10月27日(満38歳没)/悪性リンパ腫
2015年7月14日、「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることが分かりました」と語り、病気治療のために活動を休止することを発表した。 その後、本格的な療養生活に入ったが治療の甲斐なく2015年10月27日午後10時18分、入院先の東京都内の病院で死去。その後、四十九日が経過した同年12月15日に遺族から病名公表の要望があったことから、難病に近い非常に希少な病気である慢性活動性EBウイルス感染症に感染していたこと、最終的な死因は悪性リンパ腫であったことが公表された。
松来未祐 - Wikipedia
◆元横綱 北の湖理事長/2015年11月20日(満62歳没)/直腸癌
2015年九州場所が開かれているさなかの11月19日夜に持病の貧血の症状を示す。翌11月20日朝に救急車で福岡市の済生会福岡総合病院に搬送されて入院し、点滴治療などを受けていたが、直腸癌による多臓器不全のため同日午後6時55分に死去した。
北の湖敏満 - Wikipedia
◆フジモトマサル/2015年11月22日(満46歳没)/慢性骨髄性白血病
2015年11月22日、慢性骨髄性白血病のため死去。46歳没。
フジモトマサル - Wikipedia
◆杉本章子/2015年12月4日(満62歳没)/乳がん
晩年はガンで余命宣告を受け、ホスピスで執筆を続けた。2015年12月4日、乳がんで死去。
杉本章子 - Wikipedia
◆竹田圭吾/2016年1月10日(満51歳没)/膵臓がん
2015年9月27日、コメンテーターとして出演するフジテレビ系の情報番組『Mr.サンデー』において、自らががん治療中でかつらを着用していることを告白した。2016年1月10日、膵臓がんにより死去。51歳没。
竹田圭吾 - Wikipedia
竹田さんは2013年11月、病気療養を理由にすべての出演番組を一時降板。翌14年2月には早期復帰を果たすが、変わり果てた外見に、インターネットなどでは心配の声が相次いで寄せられた。
スポーツ報知
◆松原正樹(ギタリスト)/2016年2月8日(満61歳没)/十二指腸がん
松原さんは昨年5月、十二指腸がんが判明。6月に開腹手術をしたもののすでに手の施しようがなかったという。
Yahoo!ニュース
◆村田和人(シンガー・ソングライター)/2016年2月22日(満62歳)/大腸がん
2015年1月まで日本各地を訪れるライブ活動を精力的に行っていたが、体調の不備を自覚。治療をしながら音楽活動を続けていたが、2016年2月初旬には春から行われるライブツアー中止を発表。日を置かずして体調が悪化。同年2月22日に大腸がんからの転移性肝臓がんにより死去した。62歳だった。
村田和人 - Wikipedia
◆江戸家猫八/2016年3月21日(満66歳)/進行性胃がん
2016年3月8日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』に長男とともに出演。これが最後の仕事となった。
『徹子の部屋』出演から13日後の3月21日、進行性胃がんのため死去。66歳没。
江戸家猫八 (4代目) - Wikipedia
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海村JCO臨界事故(バケツ臨界事故)
強い放射線を浴びても、細胞は死なない。
ただ、細胞分裂ができなくなるため、再生できなくなる。
一定期間後(現在の細胞が寿命を迎えて死んだ時)に症状が表れ始める。
腸の粘膜細胞が全部剥がれるため、栄養吸収できなくなり重度の下痢が起こる。
皮膚が全部垢になって剥がれ落ち、下の生肉がむき出しになる(大火傷と同じ症状)。
血球を作る骨髄細胞が消滅し、免疫がなくなる(エイズと同じ症状)。
脳や神経の細胞はずっと生き続けるため、意識・感覚はそのままで死ぬまで生き地獄状態が続く。
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