2016年04月06日 のCoolに過ごそう

売買のしやすさとティック

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ご質問をいただきました。 

8053-0404.gif

住友商事(8053) +2万円

 

ボトムスキャンありがとうございます。

全くの初心者です。

例えば、本日の住友商事の場合、配信を受けてすぐに買って9時半には、売って、2万円の利益だと思うのですが、そんなに、瞬時に買って、売ることって可能なのでしょうか?

ちなみに、SBI証券のオンラインで取引しています。

成り行きで買って成り行きで売るのでしょうか?

それとも指値ですか?

よろしくお願いいたします。

  

東京マーケット04(月)に記録がありますが、この日のボトムスキャン銘柄は2銘柄がヒット!

とはいえ2銘柄しかなかったので、豊作とはいえないのですけどね。(笑)

  

以下はデイトレードネットで説明している3分足を使ったトレーディングについてのハナシです。

「成行き」か「指値」かは、トレードの手法と、何銘柄同時に執行するのかによって変わってきます。

 

まず、ご質問の「瞬時に買って売る」というのが、どの程度「瞬時」なのか、ということから説明しておきます。

瞬時に執行されるためには、そのタイミングに、売買する相手がたくさんいる方がいいわけです。

この銘柄の場合、買うわけですから、売り手が「沢山いる」必要があります。

   

ですが3分経過すると、この銘柄は買われていることがわかるため(最初の3分足が陽線だから)、買い手は沢山いても、売り手は相対的に少ないはずです。

で、この場合2本目は陰線ですから、売り手が沢山いるタイミングだということになります。

ではどの程度が「沢山」なのか?

  

これはティックの数を見ればわかります。

ティックというのは、値段の変化の回数のこと。

売買が行われ、そのタイミングで売り切れると、次の値段は上がります。

  

スターバックスのコーヒーなら、列に並んでいて、自分の番が来ても値段は変わりません。

ですが、株の場合はそこでの売り物がなくなると、買う値段は上がるというわけです。

 

ティックの数が多いと、値段は早く動き、少ないとゆっくりと動くことになります。

じゃあこの住友商事(8053)は、日本株の中で、どの程度の早さで動く銘柄なのでしょうか?

  

下の表は、ボトムスキャンで監視している銘柄をティックの多い順に並べたリストです。

ティック数は1ヶ月(20日間)の平均値です。

Jticklist0404.gif

住友商事(8053)は1159ティック、つまり半日で1159回ほど値段が変化します。

 

ボトムスキャン銘柄でヒットした、もう一銘柄の三菱商事(8058)は上位に位置しています。

堂々のベスト10入りの銘柄です。

  

三菱商事(8058)のティックの数は、住友商事(8053)の約2倍。

住友商事(8053)の+2万 VS 三菱商事(8058)+3万8千円

と利益もほぼ2倍。

    

ボトムスキャンで監視している銘柄は、投資信託で採用される日本を代表する銘柄ばかりです。

イナゴトレーダー達が手がける、新興市場でファンダメンタルなニュースで動く銘柄は、嵐が過ぎると、ほとんど相手がいなくなります。

イナゴトレーダー(イナゴ投資家)とは、情報が出た時などに飛びつく投資家のことを揶揄するスラングのこと。ちょっとしたきっかけや情報がでた材料株に一気に飛びつき、そして離れていくという行動からイナゴと呼ばれる。

ですから、我々は安定している銘柄を対象に、ボトムスキャンで監視しています。

  

では住友商事(8053)の3分足チャートで、ティックの数をチェックしてみると・・   

8053-3min2.gif

最初の3分間のローソク足でのティック数は100を越えています。

100回以上値段の変化があったということになります。

 

このように、ティック数というのは出来高と比例しています。

そのため陽線の長いところでは、ティック数が多くなります。

つまり、執行が早く行われる可能性が高くなるというわけです。

   

ではエントリーのタイミングを1分足で見ると・・

8053-1min2.gif  

「買いのタイミング」ではティックの数はうんと少なくなっています。

その前が陰線、つまり売られているため、ここでの買い手は少なくなっているのです。

  

ですから指し値でも、その値段での売り物が「あっという間になくなる」ことは無いはずです。

では成り行きだとどうでしょうか?

下は15秒チャートです。

8053-15secA.gif

このタイミングから1分間の値幅は3円。

ですから、運が悪いと3円高い1089円あたりで掴む恐れはあります。

たぶん、1087円か1088円あたりで約定されるはずです。

   

さて、より出来高の少ない売りのタイミングではどうでしょうか。

8053-15sec2A.gif

スカスカな状態ですが(笑)スリッページ幅は1円。

売りの位置は、成り行きでも、スリッページの心配はありません。

 

マーケットで経験を積めば「成行き」か「指値」かは、わかるようになります。

このケースでは、買いの場合スリッページ幅は喰らっても最大3円。

1000株で3千円の違いです。

  

下は日本株の監視銘柄のトップ10。

TickListJP.gif

日本株はこのリストの数字の約2倍が一日のティック数。

最大はソニー(6758)の1万ティック。

  

下は米国株。

TickListUS.gif 

相変わらずアップルがトップで2万5千ティック。 

アバウトで言えば日本株の5倍の早さで執行されます。

それに目が詰まっているため、成り行きでもスリッページを喰らいにくい。

といっていいでしょうね。

  

それにクイックマジックオールという10銘柄同時エントリーのトレード手法では、指値をしている時間がありませんから、すべて成行き(マーケットオーダー)です。

余談でした。

  

以上よろしくお願いいたします。

 

 

関連記事

 

クイックマジックWatch

ある検証

なぜ3分足2本目なのか?

今週の成績

手仕舞いの位置

現在のカットロス改善度

 

▼780ドルは・・

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米国ナスダックマーケット05(火)は ▼780ドル と完敗。

advancedExecution.gif

さて手仕舞いの工夫で、どこまで挽回できるのか?

 

この日のカットロス銘柄は次の8銘柄。

 

ROST ▼80ドル

MDLZ ▼110ドル

AVGO ▼260ドル

AAPL ▼110ドル

CMCSA ▼140ドル

 

MAT ▼50ドル

FSLR ▼250ドル

WDC ▼250ドル

  

8銘柄合計で ▼1250ドル。

  

さてこれがどれだけ挽回できるのか?

  

  
ROST0405.gif

ROST ▼80ドル

下は1分足チャート

ROST0405A.gif

▼80ドル

 

カットロス軽減効果は なし。

 

  

MDLZ0405.gif

MDLZ ▼110ドル

下は1分足チャート

MDLZ0405A.gif 

▼80ドル

   

カットロス軽減効果は 30ドル。

 

 

AVGO0405.gif

AVGO ▼260ドル

下は1分足チャート

AVGO0405A.gif

▼330ドル 30秒で手仕舞い

   

カットロス軽減効果はなく、逆に70ドル、ロス幅は増加。

 

 

AAPL0405.gif

AAPL ▼110ドル

下は1分足チャート

AAPL0405A.gif

▼50ドル

 

カットロス軽減効果は 60ドル。

 

 

CMCSA0405.gif

CMCSA ▼140ドル

下は1分足チャート

CMCSA0405A.gif

▼60ドル 

  

カットロス軽減効果は 80ドル。  

 

 

   

ショートサイド

  

  

  

MAT0405.gif

MAT ▼50ドル

下は1分足チャート

MAT0405A.gif 

▼20ドル 

 

カットロス軽減効果は 30ドル。  

 

 

FSLR0405.gif

FSLR ▼250ドル

下は1分足チャート

FSLR0405A.gif

▼10ドル 

 

カットロス軽減効果は 240ドル。      

 

   

WDC0405.gif

WDC ▼250ドル

下は1分足チャート

WDC0405A.gif

▼10ドル 

 

カットロス軽減効果は 240ドル。

    

 

8銘柄合計で ▼1250ドル のカットロストータル金額は 610ドル分軽減。

      

両サイド10銘柄トータルでは・・

▼780ドル は ▼170ドルへとロス幅が減少。

  

 

完敗

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クイックマジックWatch

QMALL クイックマジックオールプレイ 昨夜の成績は?

757fc1865ae1d03ff28dc78cedcdeb4e6a72dd08.jpg

  

米国ナスダックマーケット05(火)は ▼780ドル と完敗。

   

10銘柄全てにエントリーすると?

0405BS2.gif

      

ロングサイド・クイックマジックで5銘柄 ▼700ドル     

ROST ▼80ドル

MDLZ ▼110ドル

AVGO ▼260ドル

AAPL ▼110ドル

CMCSA ▼140ドル

   

ショートサイド クイックマジックで5銘柄 ▼80ドル

MAT ▼50ドル

FSLR ▼250ドル

VIAB +450ドル

WBA +20ドル

WDC ▼250ドル

   

両サイド10銘柄で ▼780ドル

     

 

 

ROST0405.gif

ROST ▼80ドル

エントリーした足が反対方向へ動いたら、次のアタマで手仕舞い。

という基本ルール通りのカットロス。

 

MDLZ0405.gif

MDLZ ▼110ドル

基本ルール通りのカットロス。 

  

AVGO0405.gif

AVGO ▼260ドル

基本ルール通りのカットロス。 

 

AAPL0405.gif

AAPL ▼110ドル

基本ルール通りのカットロス。 

 

CMCSA0405.gif

CMCSA ▼140ドル

基本ルール通りのカットロス。 

  

  

  

ショートサイド

 

 

 

MAT0405.gif

MAT ▼50ドル

基本ルール通りのカットロス。 

 

FSLR0405.gif

FSLR ▼250ドル

伸びなかった・・

 

VIAB0405.gif

VIAB +450ドル 

レンジアベレージが抵抗線となっているっぽい。

ひげ先トレンドラインが右上がり・・

7本目と9本目が形成するサポートラインが切り上がっている。

というわけで、ここで手仕舞い。

不作の日の450ドルはせめてものゲインとなるわけだからね。

      

WBA0405.gif

WBA +20ドル 

Ⅰ本目がいきなりレンジアベレージのオンライン。

これは危ない。

日足を見てもこれは厳しいパターン。

なので陽線が出たら次のアタマで手仕舞い。

ロングサイドのカットロスのトータル金額を考えると、ロスを出さないことが一番大事。

このサイドはVIABしかゲインがない。

さらにこの位置からではどうもゲインが伸びそうにない。

つまり、どのみち勝ち目のない日なのだ。

だから、ブレイクイーブンでもいいから、プラスのウチに逃げるが肝心。

  

WDC0405.gif

WDC ▼250ドル

基本ルール通りのカットロス。 

   

  

ロングサイドが壊滅。

ショートサイドも+500ドルを超える銘柄がひとつもない。

これでは勝てないよなあ・・

 

これがマーケット。

こういう日は、出来るだけロスの金額を押さえることが大事だ。

1分足の手仕舞いで、数字はかなり追い込めるからね。              

   

 

朝の雲

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0406clouds01.jpg

自宅ベランダから大阪湾方面

  

0406clouds02.jpg

灘・東灘方面

  

0406clouds03.jpg

SONY α7R II + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS

          

      

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