いつも思うのだけれど、男物の服で、買いたくなる服というのはホント少ない。
デパートでもブティックでも、そもそもが基本的に女物ばかり。
2016年3月27日撮影
なぜか? そりゃあ客さん売れるからですよ。
という店員の声が聞こえてきそうだが、確かにデパートへ行くと大体入り口のある階には必ず女物が置いてある。
これはアメリカでも同じで、たぶん世界中のどこへ行ってもそうなのだと思う。
男物といえば、デパートでは品数は少なく、似たようなちょっと堅めのブランド物ばかりで、おまけにやたら高かったりする。
マルイは若者向けだし、新宿の伊勢丹だって、みんなが騒ぐほどのものでもないと思う。 まあどういうスタイルを選択するかによるのだが。
てなことを考えながら、行きは晴海通りを抜けて青山通りへ。
いつもなら地上の信号を通る日比谷は、地下道を通り抜けて三宅坂から青山通りへ。
こうして原付通行禁止の場所を通ってみると、第二種免許を取ってよかったと痛感する。
早い!
三宅坂あたりで途中で反対車線を走る白バイの出勤に出くわしたため、以後は後方厳重注意モード。
赤坂陸橋も始めての通過となったが、うーん気持ちいい!
あまり混んでいない道路では、加速がいいから信号に引っかからないようなペースで走ることもできる。
原宿を右矢印で右折。
右折時にいつも思うのだけれど、右折の信号って正面が赤に変わる前に出るのだが、アメリカって逆なんだけど、あっちの方が理にかなっているなあと激しく思う。
あっちは右側通行なので、日本の左側通行に換算すると、信号は赤から青にいきなり変わるのではなく、まず右折の矢印が出ることになる。
つまり数車線あるレーンの右側の車を減らしてから、青信号になるというわけだ。
混んでいる時はどちらにしても青信号でも右折はできないのだが、先に右折レーンの車をなくして交差点に邪魔者がいなくなるようにするっていうのは、とてもいいアイデアだと思うのだけれど、日本ではそうなっていない。
日本のように赤信号になる前に、右折の矢印が出る方式だと、どうしても矢印が消えているのに右折をするという事態が発生するのだが、これはシステム的にとても危ない。
青になってからの右折方式だと、右折の矢印が消えても、青信号なのだから、横から車が来る心配をしなくていいわけだ。
表参道は緑が多いからバイクで走ると、とても気持ちがいい。
で表参道の神宮前交差点を右折。
ここは車線が狭いから先頭で右折できるメリットを激しく実感できる。
で明治通りに入ってしばらく直進すると、左手に目的地の新宿高島屋が見えてくる。
男が自分で着るものを選ぶとき「陥りやすいパターン」っていうのがあると思う。
まずよくあるのが何十年も前に好きだったものを、体型や年輪の積み重ねを無視してそのまま継承するため、「古いスタイル」で固まってしまっているというもの。
これは40台の男性に多い。
50代以上の男性に多いのは、仕事の虫のため何がいいのかわからいゆえ趣味の悪い奥さん任せで、スーツ以外だと見られたものじゃあなくなるというパターン。
一番の問題は、服というのは趣味性が高いものだから、似合っていなくても、誰も本当のことを言ってくれないという点にある。
女性には様々な雑誌などがあるため、まだ男に比べるとまだマシだといえるだろう。
だから手始めとして、目の肥えた奥さんまたは、できれば娘に見立ててもらうというのがベストだ。
だけどその前に、一番肝心なのは「こういう大事な判断を任せていいものかどうか」という点だろう。
つまり、目が肥えていない場合「親亀こけたらみなコケタ」になってしまうからだ。
私はもう15年も前にこの作戦に切り替えたので、最近は何とか独力で探せるようになったけれど、自分の着たいものと、似合うものは別だということが、理解できるまでは、やはり他人の目の力を借りたほうがいいと思う。
雑誌を見たって、それはあくまでもそのモデルが似合っているだけであって、自分が着たって似合うかどうかは怪しいものだ。
それにモデルはプロなのだから何を着たって似合うのだ。
その人の雰囲気なり内面を知っていて、本当のことを言ってくれる「人と服を見る目のある異性」というのは、なかなかいないのが普通だ。
だって、街を歩いている人の服を見れば、それがよくわかるはず。
何事にもショートカットはないのだ。
新宿を見て回り、何点かをゲットしたので帰りは明治通りから新宿4丁目の交差点を右折し甲州街道へ。
ここの地下道がエラい渋滞だったが、この地下道は結構長いため、渋滞していると車の熱気が上へ溜まっている。
そのため出口あたりの上り勾配のあたりは、ものすごく暑い空気が充満している。
混んでいる時は、信号はあっても新宿御苑の脇を走ったほうがうんと気持ちいい。
トンネルを出ると、通り名前は何故か新宿通りに変わるのだが、四谷見付から麹町を抜けると皇居にぶつかるので半蔵門の交差点を右折。
内掘通りも渋滞が多いよなあ。
渋滞は憂鬱だけど、横に並んだバイクへ話しかけるようにすると、渋滞も結構気にならなくなる。
たいていは、隣のバイクのどこかを誉めるところが見つかるはずだから、それをネタに話しかけることにしている。
誉めるところのない、錆びたスーパーカブのオッサンでも、「暑いねえ・・」と話しかければ、首くらいは振ってくれる。(笑)
昨日は、結構飛ばしていたピカピカの黒いホンダフュージョンを見つけたので、先導車として追従。
バイクの右側のフロアには何と「足の形をしたブレーキペダル」がついていたのだが、これがブレーキになっているようなのだ。
こういうのがアフターパーツであるんだ・・とちょっとびっくり。
四谷見付の交差点で、タバコを吹かしていたアンチャンに、「これブレーキですかあ?」と聞くと、得意げに頷いていたが、人間誉められると悪い気はしないもの。
誉めるのは先導してもらうお礼。(笑)
250CCのスクーターって結構飛ばしているから、そういうのを見つけて先導してもらうと結構早いし楽しい。
それに先頭を走ると第一目立つし、先導車がいれば、右折車が交差点で突然右折してくるというケースでもより安全だからね。
だから追い抜く必要は全くないわけで、というかこっちは100ccだから当然追い抜けないのだけれど。
ははは。
白バイも発見したらできるだけ並ぶことにしている。
真横に並ぶとギラっと睨まれるので、控えめに斜め後ろに位置し「かっこいいですねえ」とまずご挨拶。
そこで少し間を空けてから「何CCですか?」と聞くと、必ず答えてくれる。
そりゃあそうだ。納税者からの質問なのだ。(笑)
だがその後で、「何キロくらい出るんですか?」と聞くと黙って返事をしないか、正直に答えるかという2パターンへ見事に分かれるのが面白い。
お試しあれ。(笑)
桜田門の交差点を通り日比谷を抜けると、晴海通りでもう銀座だ。
しかし早い。
10時に新宿へ着けば、ゆっくり買い物をして、暑くなる前の昼頃には、銀座へ戻ることができるのだから。
服を選ぶ場合に大事なのは、マメに見て歩くことと、数を見ることだろうと思う。
私は時々カミサンや娘に頼んで、同行してもらうことにしている。
どういうところを見ているのか?そしてそれぞれの世代の女性にどう映るのかという点がキーになると思う。
そして具体的にどういうものが似合うのかを、見つけることだ。
もしブティックへ入って、「私がカッコよく見える服をください」って聞いたとしたらどうだろう。
「はあ?」ということになり、似合いもしない高い服を買わされるのがオチだ。
どのような素材のどういう色が似合うかは、なかなか自分ではわかりにくいものなのだが、それがわかるようになれば「黒で光沢感のある薄手のセーター」というように、具体的に指定ができるというわけだ。
こういうことが面倒だと思う人には、最高の解決方法がある。
簡単なハナシ、何を着ても似合う体型を維持するということだ。
適度な運動で日頃から手入れをされている体なら、何を着ても似合うからね。
日頃から適度に疲れを取るなどのメンテナスがなされ、胸を張った姿勢を長時間保ち続けることができるなら、それこそが本当のお洒落なのだと思う。
ファッションは時代遅れを作るために作られる - シャネル
出典