やる気がおきない理由その1
遊ぶ=悪い、働く=良い、という図式が刷り込まれている人は、要注意です。
これを読んで「これは何かのチャンスなのではないか?」と軽く脳裏に浮かぶようであれば、この先を読まなくてもいいかもしれません。
大人になって、自分で遊ぶ時間を作らない。これは実はとても大きな問題ではないでしょうか。
こうした点については、アメリカ人は見習いたいよい習慣を、たくさん持っています。
無理やり休みを取れば、一週間好きなことができるはず。
その休みも、「いろいろなしがらみでどうしても取れない!」というのなら、かなり重症ですぞ。
最も大事なコントロール権を掌握していない、ということなのですから。
シンプルに考えればそういうことですね。
で、休みとなると、遊ぶ相手をまず探そうとするかもしれません。
ですが、一人で遊ぶことができないと、人数が増えても本当の意味で、楽しく遊べないことになりがちです。
どれくらいの頻度で休めるかによるので一概には言えないのですが、70%くらいを一人で遊び、30%くらいを誰かと遊ぶという按配でまずやってみてはどうでしょう。
6:4 でもいいですけどね。
仕事が終わった後の最初の日は、ゆっくりと寝る。
そしてゆっくりと風呂へ入ります。
水分を十分に取り、浴槽で温まるなどで、脳の温度を上げ、必要なときはお気に入りのサプリを飲みます。
こうして頭が働き始めてから、PCで書き物などのやっておかなくてはならない TO DO を済ませます。
そして昼ごはんは、家の中や近所で食べるのは、いつでも食べられますから、できるだけ外へ食べに行くようにしています。
手始めには、ちょっとだけ足を伸ばすのがコツかな。
このように家族と、そして時には友人と食事をします。
できるだけ外へ出て、自分の感性に刺激を与えるためです。
これを面倒だと思っていると、これからの変化や進歩のきっかけを掴むのが、難しくなります。
その後、体の疲れを取るために、マッサージへ行きます。
私の場合、仕事の後は、体調を整えることから始まります。
さてこの状態にまで持ってきて、やる気が起きないという人は、何かの病気の可能性が高いですから、精神科または内科へ相談した方がいいでしょう。
このように、やる気が起きないという大問題には、実はかなりの大問題が潜んでいるではないか?と考えてみて損はありません。
ですが解決のための最初の一歩はとても簡単でシンプルです。
体のコンディションを万全に整える。
これです。
私のかかりつけの、指圧師であるK先生の話されている点を総合すると、みんな自分の体の状態については意外に無頓着で、きちんと手入れをしている人は、非常に少ないのです。
わかっているのだけれど、手を打たないというか、打てないことが多いのです。
コンディションについての目安ですが、ゆっくりと1キロをクロールで泳げるよ、というのなら、まずコンディションがいいといって差し支えないでしょう。
ということで「やる気がおきない理由その1」として、体調の掌握が不十分で本来の自分のベストな状態がわかっていないため、その先へ行けないという点を挙げておきたいと思います。
Takao
はじめまして。たかおです。 こういう話おもろしくて好きです。
「モチベーションのコントロール」・「やる気がおきないとき」って最近の自分にとってとても課題だったので。 最初は自分らしくない・良くないと思ってとことん自分自身と向き合い考えて考えて悩みました。
なかなか、こういう時でないと自分自身のやりたいこととか真剣に考えることはなかなかないのかと思って。
重要なことは向き合うことで、今いる自分の状態を「こんなの自分らしくない」とか思うのではなく自分の良くない状態も"受け入れる"ことも大切だと思いました。
そう思うことで楽になり、過去でも未来でもなく今。一日一日を大切にと思い、今は前よりもモチベーションは高くなりました。
あと、いままでは「一人=寂しい=良くないこと」となっていたのですが、今は一人でも楽しく過ごすこと。これって大切だと思い、共感しました。長くなりましたが、また日記拝見させていただきます。
いいですねえ!これから先を読む必要はないかもしれません。
ちなみに、日本人よりもアメリカ人の方が一人でレストランで食事をしている確率が高いように思います。
日本国内だけでの話はなく、アメリカででもです。
楽しみ方の多様化が進むと、一人で過ごす楽しみ方というのは、さらにバリエーションが増えてゆくと思いますし、そうあってほしいと思いますが、みなさん何か自分はこういう風にってるよというのがあれば、どんどんコメントしてください。
makiki
大人は遊ぶ、ですよ、 子供の時より遊んでいる気がしてます。
夜中のドライブ、飲めないくせにBarに行き、0:00以降に仕事が終わっても、仲間と会う、などなど。
遊び>仕事が調度イイ、一人の時間は貴重です、車に乗るのは、自分一人の時間が持てること、仕事の合間でも(苦笑)
運転するのは結構集中してますが、仕事のことも集中して考えやすい。
カーステも新調し、自分なりの快適さを味わってます。
ご自分のペースがあって、その中で楽しまれていることが伝わってきます。
車の中というのは、たとえば誰かと会ったり、何処かへ行ったりしたときに、自分ひとりになって、「リセット」をして持ち直すためには、とてもよい場所になります。
わたしは車に対しては、そういうイメージを持っています。
ですから渋滞で時間通りに着かないというデメリットはあるものの、こうした点は電車とはまず決定的に違う点です。
電車や公共の場所では iPod などを使えば、音楽を通してプライベートな世界というものを感じることができます。
何故売れるのかの理由のひとつが、こうした点にもあるのかもしれません。
休みを取って自分の好きなことをやってみると、想像していたよりも楽しかったり、現実は逆に頭の中で考えていたほどでもなかったりと、人によってさまざまな結果が出るはずです。
つまり一時的に遊び飽きた状態を作り出すのです。
そのとき何を感じるのか?
そうすることで自分が本当にしたいことが見えてくるはずです。
見えてこないときは、遊び足りないのですから、飽きるまで遊ぶことです。
さてそこで仕事に戻りたくなるのか?それとも仕事へ戻るのがいやになるのか?
答えは明確なはず。
いやなことを続けていると、モチベーションは下がります。
つまり「やる気」が起きなくなることに繋がるというわけで、当然のことでしょう。
自分が感じたことに対しては逆らわないことです。
多くの人は社会に出てから、自分のさまざまな行動や考え方が、本当に自分が選択したものかどうかを考える、という機会に出会うチャンスは非常に少ないのではないでしょうか?
ですから自分でそういうチャンスを作ってみても、損はないはずです。
たとえば自分の食べ方というのは、子供の頃からの環境や、親の影響、さらには無意識な繰り返しによって、ある形というかパターンができあがっています。
大事な点は、そうしたパターンを自分で客観的に見つめたとき、それがあなたが本当に望んでいる自分のスタイルなのか、それともそうでないのか、それともよくわからないのかと言う点が判断できるかどうかという点です。
第三者から見て、その食べ方が好ましいのかそれとも、嫌なものとして映るのかということは、自分ではわからない部分です。
ある程度の推測はできるでしょう。
ですが、その前に自分でまず、今のあなたの食べ方を、自分自身が好きなのかそれとも嫌いなのかが、わかっている必要があります。
20歳までは親の責任、20を過ぎればそこからは自分の責任だ、なんてことは成人式の訓示ではありませんが、誰でもが知っていることです。
ですが、自分の行動や思考パターン、立ち振る舞いなどが、本当にあなたが望んでいるものなのかどうかを知った上で、決めている人はとても少ないと思います。
ですから、もう一度そうしたことを自分で検証してみるのです。
こうしたことは、気がつけばいつはじめても、遅すぎるということはありません。
気がついて「その気」にさえなればその修正は、いつでもどこでも、即座にできるのです。
ある程度時間がかかるかも知れません。
ですが、時間がかかるにせよ、自分を知るためのきっかけとして、やってみるに十分に価値のあることではないでしょうか。
エレガンスや洗練というものは、こうしたプロセスを踏むことで、生まれ、そして身に着けるものなのではないかと思います。
そしてそれはあなたのやる気を、大いに向上させてくれるはずです。
Become yourself's Hero.
2005年12月17日