皆さんはどれくらいのペースで本を読まれるだろうか?
私の場合、1行35文字で1ページが15行程度の普通の本なら2ページ分、文字数で言えば1000文字を読むのに30秒ほど。
つまり1秒間に1行は読むことができるわけで、260ページほどの本は一冊およそ、1時間で読んでしまう。
もちろん内容によって違うわけで、わかりにくい書き方の本だと当然ながら時間がかかってしまう。
あたりまえだよね。
ということは逆に言えば、早く読めない本というのは、文章の構成が悪いわけだから即、面白くないと判定することにしている。
だから本屋でパラパラと10秒も読めば、その本が読みたいかどうかはすぐにわかるのだが、こうした基準で読んでみると、なかなか面白い本というのは少ないものだ。
書くことも基本的に同じで、日記を書くのは比較的早い方だと思う。
って誰かと比べたわけではないけどね。
もちろん書くことがなければ書けないのは当たり前で、私の場合プロの物書きではないし、小説を書くわけではないから、毎日の生活の中でのことを書くことになる。
誰でも一日を過ごせば、疑問に思ったことや、変だなと思ったこと、あるいはいわゆる印象に残っている面白いことなどのいわゆる「断片」というか「かけら」はたくさん頭の中に散らばっているはず。
そこで疑問に思ったことは、その場である程度の自分なりの結論を出す様にしているが、調べないとわからないことは、あとでということになるのだが、そうした断片は「断片置き場」へ保存し、サーバーへアップしておくことにしている。
だからサーバーには、断片の集積場状態になったファイルというか、その状態では「ゴミ」のような細切れの文章がたくさん保存されているわけだ。
オフィスへ行けばそれをダウンロードして書き足し、アップしておく。
そして自宅へ戻ったらそれをダウンロードして、必要なら調べた資料を書き足し、完成させるというわけだ。
私の場合、どこへ行くときもカメラを常に持ち歩いているから、適時撮れるシーンは撮っておくことにしている。
そして、帰宅後それらの写真を、リサイズする作業で時系列に並べているうちに、その写真に該当する日記の内容というのは、ある程度頭の中に浮かんでいる状態になる。
そしてその写真をレイアウトしてから、文章を一気に書き加えてゆくのだが、写真があると、とにかく早く書くことができるのだ。
つまりその写真のシーンではこういうことを考えたとか、こういうことがあったなどということが、走馬灯のように頭に浮かぶというか、溢れて湧き出てくるから、それを一気にタイプするわけだ。
時間があるときは、そのあと一旦その文章から遠ざかり、映画を見たり食事をしたりして、頭の中を違うもので満たし、数時間寝かせてから、改めて書いたものを見直すことにしている。
時間がないときは、この寝かせるという作業をすっ飛ばすことがあるのだが、やはり寝かせたほうが出来はいいように思うが、でも基本的にはほとんど手を加えることはない。
表現がくどいとか、わかりにくいところを多少修正する程度だ。
最後に、Just Right!2 という文章校正支援ツールを使って誤字脱字をチェックしてアップするのだが、時間がないときはこれをすっ飛ばすことになる。
そうすると必ずといっていいほど誤字脱字が混在してしまうが、まあ本じゃないからいいや、と舐めた考えでアップすると、あとでそれを発見して、アセることになるわけだ。
というのが私の日記の書き方だが、日記に限らず何かを書くときは、こういう手順で書くようなシステムが頭の中にできあがっているので、特に何も考えずに?(笑)毎日黙々と書いているというわけだ。
さて他の人はどうやって日記を書いているのだろう?
出典
2006年8月22日