クイックマジックプレイと、クイックマジックオールプレイとの、基本的なルールは同じです。
この日のカットロスについての詳細は、かんきちくんがチャートで解説をされています。
素晴らしい検証です。
彼のこの日のトレードで、オフィシャルの成績と最も違っていたのは、この2銘柄でした。
LULU +700ドル
CMCSA +190ドル
この2銘柄の合計で+890ドル。
かんきちくんの場合、LULU +110ドル と CMCSA ▼60ドル で 合計+50ドル
この違いについては、コメントをしておいたのですが、改めてチャートをつけて解説しておきます。
銘柄選択の基本
ショートサイド銘柄を選択する場合、ギャップアップした銘柄を狙うというのが基本です。
これはCOOLで何度も書いています。
勝率を上げる銘柄選択では・・
最初のエントリーはエントリー方向と逆のギャップをつけたリバーサルパターンを狙う。
あるいはエントリー方向と同じ方向のギャップなら、ギャップの薄いパターンを狙う。
と説明しています。
236ガイドラインを越えていたら、2本目のアタマでエントリーすることができる。
30分ギャッププレイなので、2本目のアタマでエントリーすることができる。
とも説明しています。
どこがどう違うのか? や 必勝パターンだけを狙え! でも繰り返し説明しています。
クイックマジックプレイではこの基準で銘柄選択をするわけです。
ですが、それがうまくできないトレーダー向けに考えたのが、クイックマジックオールプレイ。
開始後2分の時点で、ボトムスキャンの両サイドに表示された10銘柄全てにエントリーする方法です。
この方法でも、ギャップを埋めるのがベストなパターンだということに、かわりはありません。
それがない場合は、236のガイドラインを突破したパターンが美味しい銘柄なのです。
この日に、ショートサイド銘柄で該当したのは2銘柄だけ。
ギャップアップ + Ⅰ本目がマイナス236のガイドラインを切った銘柄です。
それは、 LULU と CMCSA だけでした。
つまりこの2銘柄は確率的に下がる可能性が高い銘柄だったのです。
マイナス236ガイドラインが上値抵抗線なので、そこまでは我慢できるパターンでもあるわけです。
なので、ショートサイド銘柄でゲインを伸ばせる可能性のある銘柄は、LULU と CMCSA しかなかったのです。
LULU も CMCSA もその後のチャートを見てください。
遅い時間にはさらに下げています。
CMCSA は逃げずに頑張れば、1200ドル以上のゲイン。
LULU はその気になれば 1400ドルは獲れていました。
また、LULU は、Ⅰ本目の長さが、ほぼ神風ギャッププレイパターン。
ですから、これは逃げずに頑張れば獲れる! と確信していたのです。
LULUの2本目以後の全てのローソク足の始まった位置を見てください。
全てエントリーポイントより下にあります。
ですがこの日は、LULU で+700ドル と CMCSAで+190ドルで +890ドル。
つまり、QRVOの ▼850ドル をほぼカバーできたため、LULUでのこれ以上の残業は必要ありませんでした。
この日は負けてもチョイ負けくらいなら、別の日に確実に取り戻せますからね。
そこまで頑張る必要はないからです。
このトレード手法は、それほど勝率の高いトレード方法なのです。
過去3ヶ月の記録を見れば、一目瞭然。
ハナシがそれましたが、このように236ガイドラインというのは強固な抵抗線として機能するのです。
さらに、フィボナッチのガイドラインは、全ての値が抵抗線となり得るのです。
私の掲載しているチャートには、必ず236ガイドラインが表示されているはずです。
なぜなら236ガイドラインの位置は、必ずアタマの片隅に入れて見ているからです。
ですので、20MAを引くなら、代わりに236ガイドラインを引いた方が役に立ちます。
そして20MAを使うのなら、ハイローバンドの3本で見た方が何かと便利です。
3種類のトレンドラインが見えますからね。
ただこれは、基本的には61.8%の赤いフィボナッチラインを越えてホールドする時に使うものなので、普段は邪魔です。
私の解説でも、そういうケースでしかハイローバンドは使っていないはずです。
普段は236ガイドラインだけ。
シンプルイズベスト、といいますしね。^^
ブログへのコメントを頂いた上
詳細な検証の記事を、ありがとうございます。
以前、先生が
「検証のときに掲載しているチャートが
その人が見ている、チャートの見え方」
と言っていた事を思い出しました。
セミナーを受けるまでは、ハイローバンドを基準にしていたので
移動平均線の表示は、自身にとって絶対必要なものだったんです。
先生のチャートの見え方と、自身の見え方の大きな違いに
いまさら気づいた次第です。
アドバイス、本当にありがとうございました。