勝負をする世界は、どの世界も共通するようです。
というわけで、今日は備忘録を兼ねたテーマとして、取りあげてみました。
下記は、 世界一プロ・ゲーマー梅原大吾の「仕事論」 東洋経済 の要旨を引用掲載しています。
一人でできる趣味だったら、20年できるかもしれないですけど、相手がいる勝負の世界だと、全然勝てないからやめてしまう人が多いです。
勝負では、勝ち負けがはっきりしますよね。たとえば、単純に大会で勝てば、それは勝ちということになる。でも、今このときだけ勝てればいいというやり方でやっていると、行き止まりになってしまうんです。
勝ち続けられるかどうかの条件をひと言で言えば、モチベーションを、外から与えられた条件でしか保てないのか、それとも自分の中のモチベーションで保てるかということの違いだと思います。
勝ち続ける人になりたいんだったら、外から与えられた価値観だけで判断してちゃだめで、自分自身が楽しみというか成長を見つけていかないといけない。勝ち続けるように自分を「矯正」していかなければいけないんです。
「数をこなす」ことと、「上手くなるか」は別問題です。数をこなしていても、発見のない人っているんですよ。「あいつ、あんなにやってるのに上手くならないな」っていう人は、とりあえず数をこなした自分に「酔いしれている」にすぎない。
プロは、ある一定の数をこなした後、アプローチを変えなければならない時がきます。
いちばん意識しているのが、「本当にこれでいいのか」「なんでこれが有効なのか」と考えることです。たとえ上手くいっていてもそれについて考えることを止めない。
何を実験したいのか、というのは、結局自分で発見するしかない。「自分で発見する」ことにいちばん意識を向けないといけないです。
自分のなかで認識するものを1個だけ作ろうと考えています。
1日1個発見できるようにしておこうとやっていくと、1ヶ月くらいで差が大きくついてくるんですね。
技術より、反射神経より「視点」。
「一番になりたいのなら我慢しなければいけない期間というのが必要だ」と思うようになりました。
しばらく負けが続いても、いずれ「ため」が爆発して、ダムが壊れるときみたいに結果がではじめる時期がくる。それを経験的に知っているので、あえて「ためる期間」をつくるようにしています。
まず挑戦する姿勢が大事になるわけですが、それを実践してゆくとき、様々な壁にぶつかることになります。
そこから前へ進むためには、どのような考え方、あるいは取り組み方をすればいいのか。
こうしたことへのヒント、あるいはきっかけとして、この記事は「プロの心構え」について、ゲーマーという仕事の枠を越え、他の仕事にも相通じる点について、うまくまとめられていると思います。
正月休みが終わり、4日(月)から仕事を始めるための、よい「きっかけ」になれば、と考えた次第です。
Go for It !