上はアメリカで売られているCDジャケットの裏側で、典型的なライナーノーツの例だ。
基本的に曲に関しての情報だけで、解説や感想などは一切書かれていない。
日本で販売されているCDでのライナノーツは、見開きの冊子形式のものが別途、ジャケットに挟み込んであるものが多い。
だがそうしたライナーノーツを読んでみても、どちらかというと個人的な感想や想いよりも「関連情報」が多いものがほとんどだ。
「本作品は何年何月何日にリリースされ、全米何位にチャートインし、全英では何位で年間アルバムランキングでは何位になりというのが必ず書かれている。
レコード会社を移籍した経緯とか、生まれてからの略歴、さらには属する音楽ジャンルで同じ時期に活躍していたバンドを何組か挙げ、位置づけやあるいは功績が綴られることが多い。
さらには過去の作品の場合は系統的に並べ、本作はこういう過渡期にある作品で・・などといった情報が紹介されている。
ライナーノーツ(Liner Notes)というのは、もともと一行コメントがその語源。
それがレコードの解説となって、CDへと受け継がれているのだろう。
これらの情報に加え「曲目解説」が必ずあるのだが、その内容はどちらかというと客観的な解説になっているものが多い。
作詞作曲編曲が誰なのか、そしてヒットチャートの順位、アルバムやシングルカットの情報等が多く、意外にも書き手の感想や思い入れなどが書かれることはないようだ。
ただネット上で書く場合、そうした情報はウィキペディアへリンクを張っておけばいいわけで、まあネタがないときは、ウィキへリンクを張らず、ウィキから抜粋した内容を貼り付けるという手抜きが行われることが多い。(笑)
クリスマスソング集の場合、同じ曲でもアーティストが違えば、色合いは全く違ったものになるわけだ。
そのため、全ての曲に歌詞を添付する必要はない。
なので、その分作業量としてはラクになるわけだ。
だがそのかわり、YouTube へリンクしてある動画を聴きながら、感想や気分などをひっくるめ、書き綴ることになる。
クリスマスソング集2では YouTube で探して見つからない曲はカットしている。
だが今回、予定していた曲の95%以上は YouTube で見つけることができたわけで、まさに今という時代だから、可能になったというべきだろう。
アマゾンなどでも、試聴できる曲は最近とみに増えている。
特にアマゾンJpではなくドットコムの米国サイトでは、まずほとんどの曲を試聴することができるようになっている。
そのため、今では試聴できないアルバムには手を出さない、という方針でも、ほとんど困ることがなくなっている、というのはありがたいことだ。
聴かずに買うと、好みの作風ではないため、気に入った曲が一曲もないということになりがちだからね。
2015年版クリスマスソング集1は19曲だったが、現在進行中のクリスマスソング集2では何と32曲に膨れあがってしまった。
CDだと一枚に録音できる曲数には物理的な制限があるが、ネットだといくらでも増やすことができるため、あれもこれもと欲張ると、こういうことになってしまう。
というわけで、どれほどの分量を書くかは、はもっぱらどこまで時間を掛けられるのか、ということになるのだが、こればかりにかまっていられるわけではないので、明日にはアップする予定。
乞うご期待!
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