FrontPage では15日分の日記を過去ログの1ファイルとして保存。
ただ、この形式だと、特定の日の日記だけを表示することができないのです。
そのため BlogWrite ではカテゴリーのタグを付け、分類できるようにしたわけです。
こうすることで、過去の日記の紹介がとてもやりやすくなりました。
そして2015月10月11日(日) Movable Type へ移行中で書いたような経緯で、現在に至るわけです。
ただ FrontPage で書いた過去ログを、すべて Movable Type へ移行するのは非常に手間なので、放置していたのです。
ですが、こういう形で再掲しながら移行させる、というのは悪くないな・・
と書くことがないときの日記を編集しながら、ふと思ったのです。
というわけで・・
どう見せて、どう見るのか?
「データが語る八百長相撲」という日記で書いた、Steven D. Levitt 氏の著作で、ちょっと面白いテーマがあったので紹介と考察をしてみたいと思います。
アメリカのネットによる出会い系サイトでは、1年間に4000万人もの人が自分の詳しい個人情報を、見ず知らずの人と交換しているそうです。
自分のいわゆる個人広告を自分で書き、写真、統計的で客観的に思えるようなデータ、収入の水準、教育の水準、好き嫌い等を載せるわけです。
そしてそのアピールが誰かの気まぐれに引っ掛かったら、その人はあなたにメールを送りデートの約束にたどり着けるかもしれないという仕組みです。
そこで、経済学者2人と心理学者1人が、出会い系サイトのひとつを取りあげ、ボストンとサンディエゴの26歳から35歳の白人利用者約2万3000人のデータを分析したわけです。
面白かったのは、広告の内容に関しては、人は自分の個人情報を公開するとき、どれぐらいの率直さというか正直さで記述しているのかという点と、レスに関してこうした個人広告にどんな情報を入れるのが一番効果的なのかという2点でした。
人は自分の個人情報を公開するとき、平均よりずっとお金持ちで、背が高くて、痩せていて、ルックスもよかったと、少なくとも、自分じゃそう主張したがるようです。
こうした出会い系サイトにいる人たちのうち、年収2,000万円相当以上も稼いでいる人は4%を上回っていたのですが、実際は典型的なインターネット利用者でそんなに稼ぐ人は1%もいないのです。
つまり、高給取りだと自称する4人に3人はサバを読んでいるというわけです。
身体的特徴については、男性も女性も全国平均身長より3センチほど背が高く、体重に関しては、男性はだいたい全国平均と同じですが、女性は全国平均より10キロぐらい軽いと自己申告しています。
もっと印象的なのは、70%もの女性がルックスは「人並み以上」だと主張している点で、24%は「ルックスはとてもいい」と言い張っているという点です。
ネット上では男性もゴージャスのようで、67%はルックスが「人並み以上」で、21%が「ルックスはとてもいい」そうで、残るたった30%ほどの人がルックスは「人並み」。
「人並み以下」だと言う人は 1%! と微々たるものです。
こうなると、みんな大ボラ吹きかナルシスト、さもなきゃ「並」という言葉を生理的にうけつけないかのどれかだということになってしまいますね。
別の言い方をすれば、知恵があるというか現実をよく知っているということになるのでしょうが、不動産屋なら知っていることですが、典型的な家は「素敵」でも「最高」でもないけれど、そう言わないと誰もわざわざ見にきてくれたりはしないからですね。
一方で正直な人たちもいるようです。
男性の8%つまり、だいたい12人に1人1は既婚だと言い、その8%の半分が自分の「結婚生活は幸せ」だと告白しています。
しかし、正直だからといってバカがつくとは限りません。
サンプルに含まれていた「結婚生活は幸せ」な258人の男性のうち、自分の写真を載せているのはたった9人。
愛人を作ることで得られるものを、奥さんに自分の広告が見つかるリスクが上回っているわけで、
「ところで、お前こそあんなサイトで何してたんだ?.」とごまかそうとしても、多分勝ち目はないでしょうからね。
では出会い系サイトで「うまく行かない」もっとも大きな理由は何でしょうか?
それは自分の写真を載せないというものです。
自分の写真じゃなくて、もっとルックスのいい他人の写真を載せても、ぜんぜんかまわないわけですが、そういうインチキをやると後で間違いなく裏目に出ます。
自分の写真を載せていない男性は、載せている男性の4分の1しかメールが来ないのです。
女性が写真を載せないと6分の1。
稼ぎが少ない、学がない、仕事がつまらない、あまり魅力的でない、ホラ吹き、さらにハゲ、そんな男性でも、写真を載せれば年収2000万円もあって死ぬほどハンサムだと言いつつ、写真を載せない男性よりもメールが来る可能性は遙かに高いのです。
写真を載せない理由は、いろいろあるのでしょう。
パソコンをうまく使えないとか、友だちに見つかったら恥ずかしいとか、ただブサイクだとか・・
ですが、買ったばかりの車を売るときと同じように、見込み客は、ボンネットを開けると何かとてもまずいことになっているんだろうな、と考えるのです。
長期的な関係を結びたいという男性は割り切った関係にしたいという男性よりもずっと成績がいいのですが、女性の場合割り切りのほうがうまくゆくようです。
男性にとって女性のルックスは何よりもずっと大事だし、女性にとって男性の収入はどうしようもなく重要なのです。
男性がお金持ちであればあるほど来るメールも多いのですが、女性の収入については男性は稼ぎの「低い」女性と付き合うのを嫌がる傾向にあるようですが、女性があんまり稼ぎすぎてもビビってしまうようです。
男性は学生、アーティスト、ミュージシャン、獣医、そしてセレブとデートしたがり、秘書や仕事をしていない人、軍人や警官は避けて通ります。
女性は弁護士や金融関係、軍人や警官、消防士が大好きで、肉体労働者や俳優、学生、飲食関係や接客業の男性を避けます。
男性にとって背が低いのはとても不利ですが、体重はあまり関係ありません。
女性にとって、デブは致命的。これが体重ではサバを読む原因なのでしょう。
こうしてデータを見ると、私たちが自ら広く外へ向かって公表している情報と、自分しか知らない本当の情報とはずいぶんと違っていることがわかります。
アメリカと日本という違いはあるにせよ、心理的ないわゆるココロの動きというのは、とても似ているものなのですね。
人は自分を周りにどう見せたいのか、そして人からどう見られたいのか、というどちらかの立場に常にいるわけです。
ですが、どちらの側にいようと、データが物語る実態というのは、言っていることとやっていることは違うのだという、誰もが認めたくないけれど当たり前の事実にたどり着いているような気がするのですが、どうなんでしょうか。
ですが、こう見せたいという努力が、人を変えてゆくチカラには、決して侮れないものがあると信じたいものです。
改めて調べてみると、近影で再掲済みでした。(笑)
というわけで補足を・・
モテルための変身術
あなたは「男は中身が肝心で外見ではない」というお決まりの「女性の社交辞令」を真に受けてはいないだろうか?
こうしたファンダメンタル情報を真に受けてはいけない。
自分の目で現実を見ることだ。
本当にそうだろうか?
女性が男性に会って、まず最初に目を向けるのはどこか?
そう。
まず身なりや服装からなのだ。
もし「男は中身が肝心で外見ではない」という言葉を、好意を持っている彼女からあなたが聞いたとしたら、それはすでに彼女の「候補リスト」からすでに外れたという、あなたを傷つけないように巧みにカモフラージュした告知なのだ。
ここを勘違いしてはいけない。
何を着るかはその人の自由であり勝手だが、服装はあなたがどんな人間でどんな考え方をしているかを、あなたの意思とは関係なく、周りに知らせているものなのだ。
服装を通じて、あなたが意識するしないに関わりなく、自分にとって何を大事にしているのかを告知していることになる。
それも、あなたがそう思おうと、思わなかろうと関係なくだ。
初対面で何の情報もない他人である魅力的な女性は、まずあなたの服装や身なりなどから、さり気なくそして厳しく、あなたという人間の査定を開始しているということを忘れてはいけない。
服装には無頓着で、「周りからどう見られようと気にしない」という人もいるだろう。
だが女性は気にするものなのだ。
男性:「ボクは人からどう見られたって構わない」
↓
女性:「他人に無関心なボクと、デートなんてしたくないわ」
これだけ受け取り方が違うのだ。
女性から見れば、「中身はまだ子供ね・・」と判断され、あえなくカットロス。
大事なのは「魅力的な大人の男」というメッセージを「魅力的な大人の女」がきちんと受け取ってくれるかどうかなのだ。
服装
自分に合ったとサイズやイメージのものを着ていること
清潔感のあるこざっぱりとした着こなしができていること
しわだらけになったりヨレヨレとしたものは着ない
服は清潔で、手入れされていること
服は色と柄、そして次に重要なのはシェイプ。
この組み合わせで、受ける印象は大きく変わる。
基本は無地。
色のコーディネートは、映画などから学ぶことができるはず。
上と下をどう組み合わせても、マッチングが一定の範囲に収まるような組み合わせで、揃えてゆくのがポイント。
次にカラダに合ったサイズを着る。
これをより効果的なものにするためには、ベースとなるカラダのシェイプがモノを言う。
姿勢や歩き方も大事。
ここは、加齢と共に最も個人差が出る部分でもあるので日頃からのケアが大事。
次は最も大事なカラダというハードウエアのチェックだ。
髪の毛
印象をよくするために最も手軽で効果がある部分なのだが、反面独りよがりになりやすい部分でもある。
なんといっても清潔さが第一。
脂でギトギトやフケは絶対にダメ。
ハネた寝起きのような状態もダメ。
若いときはロングヘアが似合っていても、99%のケースで、歳を取ってくると似合わなくなる。
長めの「あの」ヘアスタイルは、田村正和だから似合うということを忘れてはいけない。
まず、プロの美容師や理容師に率直な意見を聞いてみてはどうだろう。
たとえハゲかけていても格好のいい髪形を、プロなら知っている。
残り少ない毛を苦労して並べる苦労を、女性に想像させるような髪型だけは、避けるべきだ。
女性の注意をこうした点に向けさせるのは、決していい作戦とはいえないからね。
頭をツルツルにすることで、力強くそして魅力的で自信あふれるイメージを作っている男性も少なからず存在するということも、覚えておいて損はないだろう。
さりげなく、一見気を使っていないように見せて気を使うというのが、女性に対する考え方の基本中の基本だが、髪の毛の場合は特にこれが当てはまる。
「昨日散髪に言ってきました」と、頭が大声で告白しているというのが、最もまずいローテーションだ。
散髪へ行くのは少なくとも3週間に一度。これがミニマム。
できれば、2週間に一度。
またヘアダイをしているのなら、髪の毛の根元が本体の色を主張する前に、常に染めておくという作業が必要になる。
髪の毛を染めるというのは、本来、とてもお洒落な人がすることなのだが、こうした意識を持ってきちんとケアしている人は、皆無に近いといっていいほど少ない。
私は面倒なことが嫌いなので、ケアに大変手間のかかる「毛染め」というお洒落はできない。
その時間をもっと違うことに使いたいからね。
染めるのなら、ヨボヨボのジジイになってからだ。
眉毛・鼻毛・耳の毛
こうした部分のチェックは、特にあなたが魅力的に思う女性ほど、厳しくチェックしているということを決して忘れてはならない。
眉毛は放っておくと長くなりすぎたりするうえに、白髪が混じっていたりすることがあるから、白い毛を抜くとかカットするとかして整える必要がある。
耳たぶや、耳の穴から出ている毛もタブーで、笑ったときの鼻毛も死角になりやすいポイントだ。
たとえ非の打ち所のない、彼女好みのお洒落な服で決めていたとしても、彼女があなたに近づいてきたときに、こういう毛を一本でも目撃されたら、すべては水泡に帰する 。
こうした点について、女性は特に毎日自らを厳しくチェックをしている。
だから、当然男に対しても厳しくなるというわけだ。
もしあなたが魅力的に思う女性にキスをしようとしたときに、彼女の耳たぶや、耳の穴から毛が見えたり、微笑んだときに鼻毛が見えたとき、あなたは彼女の毛が 「いとおしく」思えるだろうか。
もしそう思えたのなら、まず精神科へ行くことをお勧めする。
プロの理容師なら、黙っていてもこうした「毛の処理」はしてくれるはず。
まともな所なら、頼めば必ずきちんとやってくれる。
鼻を鳴らす・痰を吐く
女性はこういう音から生理的に「距離を置きたくなる」という習性を持っている。
というよりも、極度の嫌悪感を抱く。
男性の2048倍くらい嫌がるのだ。
こういう音は「ぼくは、うんざりするような癖があるから気をつけたほうがいい」という意味を、音速の4096倍もの速度で一瞬にして女性に伝えてしまう。
もしあなたがレストランでこうした音を臆面もなく出せば、周りの人の記憶にも、一生残る人物の一人になれるはずだ。
咳や痰が頻発するなら、アレルギーや喉などに問題があるか、または何かの病気かもしれないから、調べること。
「出物腫れ物所構わず」と言うが、女性の前で実行すれば、あなたは「知り合いの中でも最も無神経なヤツの一人」というレッテルを、一生涯絶対にはがれない接着剤で貼り付けられることになる。
ここからはより大事なのに、ほとんどの人がなおざりにしやすい点だ。
あなたが想いを寄せる女性にとって以下の点は、あなたを「タダの知り合い」という烙印を押すための絶好の口実となる。
歯と唇
外見のトドメは美しく歯並びのいい笑顔だ。
これはあなたの多くの欠点や、デートで直面するさまざまな危機を、救ってくれる。
これを実現するための費用は安くはないが、その見返りは十分に期待できるうえに、お釣りが来るほど効果があることを、経験者ならお分かりのはずだ。
口の臭い匂いに対しても、歯を綺麗にする過程で劇的な改善が見られるだろう。
また、あなたのお目当ての女性は、パリパリでひび割れた唇へキスをしたいと思うような女性ではないはずだ。
あなたが魅力的に思う女性の舌を、あなたの口に入れてもらいたいと思うなら、彼女が舌を入れてもいいと思うくらい「唇は柔らかく」、そして口の中は「さぞきれいで素敵だと思える 」状態にしておくのは、当然のエチケットではないだろうか。
キスが習慣になっている米国人の歯並びや、口臭に対する関心度の高さは、日本に住んでいる日本人には想像もつかないだろう。
アメリカ人のように気軽に女性にキスをしたいと考えるのなら、また女性と少しでも近づきたいと思うのなら、自分の口の中の環境整備に、彼らと同じレベルの関心と投資をするべきだろう。
体臭と口臭
今までの条件をすべてクリアしても、それをすべて打ち破るほど強力なダメージを与えるのが、「クサイ」体臭と口臭だ。
近くで話をしている時に息が臭いと、男でも興ざめするものだが、女性の鼻は犬のようにこの種の匂いには敏感だから、あなたが自分で「臭いかな?」と思ったときは、確実に臭っているはずだ。
香水臭い男 > 体臭臭い男
が臭いの方程式だ。
だが体臭の強い人は、香水やコロンをつけると、弱点を強力な利点に変えるという裏ワザが使える。
しかし香水やコロンも使い過ぎは厳禁だ。
臭いのは嫌だといいながら、女性はこうしたことについて「あれこれ」やっている男を「男らしい」と思ってはくれない。
あなたが魅力的に思う女性を虜にするのは、臭くなく、香りの強すぎない、「いい匂い」をあたかも自然に持っているような男なのだ。
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