書くことがないときの日記

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日の出の写真はいつから撮り始めたのだろう?とたまたま過去の日記を検索していたら見つけたテーマの再掲です。

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2007年3月11日に書いたテーマ。

ということは見逃している記事が、依然あるということになります。(笑)

ということでここからです。

 

書きたいことが見つからないときがあります。

ですが毎日書いているので「毎日書くためにはどうすればいいでしょうか?」という質問をもらうことがあります。

 

ですが何を隠そう、期待されるような特効薬なんてないのです。

いい方法があれば、私が聞きたいくらいです。^^

ですから、何とかして書きたい気分に持ってゆく、としか答えようがないのですが、でもそれじゃあ身も蓋もありませんね。^^

  

冷静に考えると、誰にでも毎日それなりに「書けること」というのは、自分のまわりで起こっているはずです。

何もないというのはひょっとして、自分が気づかないだけなのかもしれません。

私の経験から言えば、その可能性は大いにありです。

 

「なんてことはないこと」でも、どう受け止め、そこから何かを感じるとか、受けとめるとかを、文字によって表現できれば、書けることになるわけです。

ですから「毎日書く」という目標を立てるよりも「書きたい」という感情が湧き起こる状態に持ってゆけばいいということになります。

   

たとえば体調が悪いと、とても書く気分にはなれません。

これは私だけではなく誰でもそうだと思います。

学校の宿題ではないので、何でもいいから書けばいいや、とはいきませんしね。

第一そうやった気分で書いたものは、自分で読んで、全く面白くありません。

  

そういうときは、まず昼寝でもして、それから書くことを考えるというように、方向転換するわけです。

逆に書きたいことがたくさんあり過ぎて、まとまらないこともあります。

そういうときはとにかくそのヒントを、メモしておきます。

  

そして何時間か経って、そのメモを見たときに、書きたいと思わなければそのテーマはボツ。

でもやはりこれは面白いから書きたいと書き始め、そこでエンジンがかかって一気に書いてしまうということはよくあります。

   

何かがうまくゆかなかったからと精神的に落ち込んだことを、日記に書くということをやる人はたくさんいます。

でも少し状況がよくなってくると「自分にはこういうところがあったから、今度はこうしよう」というように一気に楽天的になって、また新しい目標を書くわけです。

でも、しばらくすると「やっぱりだめだ、うまくゆかない・・」と同じところをぐるぐる回り、そうしたことを繰り返しているうちに、嫌気がさして書かなくなってしまう。

多くの人が思い当たるはずです。

   

こういうことって「一億円貯めたい」とか「スターになりたい」というのと同じで「毎日書きたい」というように考えても、なかなかそれはうまくゆかないのです。

誰のために、何のために、その金額が必要なのか?が決まらないと、そのお金を手に入れることはできません。

自分にはどういう才能があるのかを知り、それを周りに見せ、その結果が積み上がった結果として、どういうスターになれるのかが決まるわけです。

まずは、おもしろいから「そのこと」のまわりを探ってみよう、という好奇心から具体性が生まれることがよくあります。

そこが「目的」を達するためのスタート地点になるというわけです。

 

 
つまり毎日身の回りに起こっていることを見たときに「なぜ?」と常に問うことから、「それ」は始まります。

驚いたり、面白くないと感じたりする理由を問うことなく、ただ感心したり、人ごとだと思うだけで終わってしまうと、同じところをグルグル回るだけ。

自分が興味を持ったことに関して書きたいという衝動を感じ、それが抑えきれないという状態で書いたものは、イキイキとしています。

 

ですから、書きたいと思わないなら無理に書く必要はないのです。

作家になるとか、本を出すとか、誰かに誉められたいということを目標にして書くのではないのですからね。

とこうやって、書くのは自分のため。

捜し物をしているうちに、これくらいのことなら書けてしまっているということは、この考え方は、まんざら悪くないのではと思います。

  

でもこうしてあれこれ考えてゆくと、私が普段書いているタイプの日記、つまりハードウエア、あるいはソフトや音楽、映画評などをコツコツと書いてゆくというのは、意外にラクだということが分かります。

ですが、Wikipedia やグーグルが、これだけ一般的に知られてくると「ググって検索したんだろ」ぐらいに思われて終わりっていう心配が生まれます。

 

またあんまりデータが多いと「そんなことは検索でわかるだろ」とか「適当でいいよ」という読み方をされるのでは?という恐れも出てくるかもしれません。

こうした理由で書き手が「詳しくはこちらから検索してね」とリンクを張って終わり、という短い日記が増えているのではないでしょうか。

 

そういうわけで誰もがグーグルなどで検索できるようになったがために「物知り」タイプの日記が激減してしまっているのかもしれません。

何事もいいことだけじゃなく、副作用もあるということなんでしょうね。

   

 

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