Quick Magic All PLay では3分足の2本目のアタマでエントリーします。
ではなぜ、このタイミングなのか?
米国ナスダックマーケット29(木)で最もゲインの高かったNXPIで解説します。
上のチャートの棒グラフはティックボリュームという、値段の変化の回数をあらわしています。
一般的に使われる出来高(ボリューム)と同じようなものだと考えてください。
では次に3分足チャートでティックの数を見てみましょう。
最初の3分間待ってからエントリーするわけですが、エントリー後も十分な出来高があることがわかります。
次は1分足です。
長い棒グラフが右上がりに推移しています。
この例のように買いでエントリーした場合でも、十分な利益が出るのは出来高が十分あるからなのです。
次は30秒チャートです。
30秒チャートで見ても、大量の買いが断続的に入っていることがわかります。
次はナスダック総合指数の3分足チャートです。
米国ナスダックマーケット30(金)を見ても、3分足2本目以後も多くの売買が行われています。
なぜ、日本株のデイトレでは勝てないのか?
では日本株ではどうなっているでしょう。
東京マーケット30(金)のTOPIX、(東証株価指数)の3分足。
東証1部上場の全銘柄の時価総額の合計を全銘柄で割った指数です。
最初の3分足1本目が終わると、急激に取引量が低下しています。
つまり3分足の2本目でエントリーしても、株価がその方向へ動くだけのパワーがなくなっているのです。
これでは勝てません。
東京マーケット30(金)に唯一獲れたオリックス(8591)の1分足チャート。
+1万7千円 しか獲れないのは、エントリーのあと、継続した出来高がなくなってしまい、失速しているからです。
これは比較的出来高が多く、日本株では最も美しいチャートを形成する銘柄ですが・・
30秒チャートで見ると、エントリーのタイミングのあと、急速に買い手がいなくなり失速。
エントリーしたところがピーク。
日本株のトレーダーが日本人と、一部の外人機関投資家しかいないため、継続したパワーがないのです。
このように東京のマーケットは世界中の個人トレーダーにとって、魅力のあるマーケットではなくなってしまっているのです。
このままだと、どんどん衰退してゆきます。
すでにそうなっていますけどね。(笑)
以前から何度も書いていますが、活性化するための改善点としては・・
日本以外に居住している人でも、英語で取引口座を開設できるようにする。
シミュレーショントレードができるシステムを証券会社が提供する。
ストップ高・ストップ安を止める。
昼休みを廃止する。
値刻みを全て同じ1円刻みに統一する。
信用取引口座をわざわざ開設させなくてもいいようにする。
要はマーケットへ参加する人の数を増やすことです。
いくら手数料を安くしても、人がいない閑散としたマーケットでは魅力がありません。
天下りで構成されている業界なので、変われないのは当たり前田のクラッカー。
って、それを言っちゃあ、おしまいですか?(笑)
関連資料
証券業界の動向とカラクリがよくわかる本