なぜソニーになったのか?

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現在手に入るほとんどのカメラは、記録が目的の写真を撮るには十分な性能を持っている。 

1014Bluesky01.jpg

コンデジでさえ、十分すぎる機能を持っているといっていいだろう。

  

だがほとんどの人は、そのカメラについている機能の2割くらいしか使っていないのではないだろうか。

なぜならオートで撮影すれば、それなりの写真ができあがるからだ。

     

そうなると、携帯のカメラで十分だということになる。

使い方は簡単。

被写体にレンズを向け、シャッターを押すだけ。

 

記録するだけなら、ただ押すだけで、ほぼ誰が見ても文句のつけようのない一枚ができあがる。

       

そのかわり、スマホのカメラだと、マニュアルで撮ることはできない。

いいかえれば、カメラ任せのため、カメラが勝手に撮っているわけだ。

そうなると、その便利さゆえ、マニュアルで撮影するという選択肢は、すっかり忘れ去られてしまう。

     

では、マニュアルで撮る意味はどこにあるのか?

   

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今日の雲というカテゴリーでは、雲や霧だから撮ってもなあ・・

というとき以外は、日の出をできる限り撮影することにしている。 

ただし、マニュアルで露出とシャッター速度、そしてISOを決め、撮影している。

      

今まで使っていた 5DmarkⅢ というカメラでは、今の設定が明るめなのか、それとも暗めなのかが分かる、インジケータがついている。

だが光学式のファインダーなので、露出とシャッター速度をどう動かそうと、ファインダーを見ている景色は変わらない。

 

1012ship01.jpg

そこでシャッターを押すと、液晶画面には今撮ったばかりの写真が表示される。

その出来上がりを見て、次回からは、露出とシャッター速度をさらに調整するわけだ。

  

これを繰り返していると、大体どれくらいの設定なら、どれくらいのできあがりになるのかがわかるようになる。

あとはフォトショップで微調整すれば、一丁上がりというわけだ。

   

1012mosaic02.jpg

 

初代5Dは結局ボツで書いたように、5Dは2009月07月に購入、そして2013年9月中旬に 5DmarkⅢ を購入。

あれから丸二年が経過。

現在では3千万画素以上のフルサイズセンサーを搭載したカメラが登場している。

  

EOS 5Ds/EOS 5Ds Rは約5,060万画素。

ソニーの α7R II は、約4240万画素。

どちらも食指の動くスペックだ。

      

1012mosaic03.jpg

  

手持ちのレンズを考えると、カメラ本体をグレードアップする場合、キヤノンが順当な線となるわけだ。

だが、念のためソニーの α7R II も一度は触ってみようとヨドバシカメラへ出かけてみた

    

で、結局ソニーを買ってしまった。

では何が決め手だったのか?

   

それは、ファインダー。

このカメラは、EVFという、カメラの後ろについている、いわゆる液晶画面が小さくなったようなタイプの画面を通し、覗いて撮るのだ。

 

1012mosaic05.jpg   

 

いわゆる撮ったあとの写真を、あたかもリアルタイムで見ているように撮ることができるのだ。

  

露出とシャッター速度を変えるにつれ、目の前の景色が変わってゆく。

つまり、自分が撮ろうとしている景色がそのまんま、リアルタイムで見える仕組みだ。

   

光学ファインダーばかりを覗いてきた目には、このファインダーはとても新鮮に映った。

  

「今日の雲」を撮る際に、デジタル一眼レフカメラの光学ファインダーで太陽を直接見ると、もの凄く眩しい。

だがEVFなら明るすぎる設定でも、画面が真っ白になるだけ。

眩しさとは無縁。

      

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おまけに、カメラが軽く小さい。

外寸だけでいえば KISS X4 とほぼ同じくらいの大きさだ。

ただ重さは、KISSより重い。 

  

それに、マウントアダプタを使えば、SONYのカメラで、手持ちのキヤノンレンズが使えるのだ。

というわけで、買わない理由がなくなってしまったのだった。

 

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この頁の写真は全て下記の組み合わせで撮影。

SONY α7R II + キヤノンEF24-70mm F2.8L II USM

    

いつかそう遠くない将来、キヤノンもこうしたタイプのカメラを発売するだろう。

そのときのために、大三元と呼ばれている、広角・標準・望遠ズームは売らずに手元に置いてある。

キヤノン純正どうしの組み合わせによる、こうしたタイプのカメラが発売されれば、ソニーとは違うタイプの理想のカメラシステムができあがるはず。

    

楽しみだ。

     

    

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