純丘曜彰 教授博士 大阪芸術大学 芸術学部 芸術計画学科 哲学教授
サントリーのトートバッグのデザインの元ネタが割れてしまった以上、著作の独立性を主張するのはもはや無理。これ以上、無理を重ねると、損害額が拡大し、偽ブランド品のように廃棄処分しなければならなくなるゴミが増えるばかり。そして、最後には、だれかが責任を取って、クビを吊らなければならなくなってしまう。
佐野研二郎・疑惑のデザイン一覧
東京五輪エンブレムの佐野研二郎 言い逃れ不可能なほど盗用しまくってた?
東京五輪のエンブレムがベルギーの劇場に酷似しているとして騒動になったが、その佐野研二郎氏のデザインした数々の作品が盗作だとネットで大炎上。5日に行われた会見で収拾させる予定だったが、新たな疑惑が生じエンブレム以上の騒動となっている。
答えはもちろん、「盗作の蓋然性は100%に限りなく近い」である。この事態を収拾するためには、盗用したことを認めて撤回する以外に方法はない。いつまで御託を並べていると確実に国際問題に発展する。またまた私たちの血税で尻拭いだ。だからといって、世界中のただの一人も彼に同情などしないだろう。彼が盗作の常習犯であることは、本職のデザイナーであれば、瞬間的に分かるからだ。ただ、日本人の情緒性からすれば、彼を若干擁護すべき点もひとつだけある。
最大の問題は、東京オリンピックのロゴから、何も感じないことである
これは、東京オリンピックという、世界的イベントのロゴの話である。歴史にも残る、貴重なロゴだ。それをリサーチしないで、提案したのは、佐野氏である。見てないとか見てるとかどうでもいいのだ。パクリでもなんでもいいのだ。結果、似てるものがあったということが、問題なのだ。
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