下げ止まらない中国市場

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ギリシャ問題に加え、中国株式市場の下げが止まらない。

今日の東京株式市場は日経平均株価が一時500円超下落する大幅安の展開。

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上海総合指数の日足チャート・ギャップアップしたが下げてしまった今日のマーケット。

赤い20日移動平均線を切った時点で、ダウントレンドに拍車が掛かったわけだ。

 

5日にギリシャで行われた国民投票の結果は、事前予想に反してEUが求める緊縮財政策が反対多数となった。

そして不安心理に拍車をかけたのが、中国マーケットの動きだった。

中国政府の株価対策にもかかわらず中国株はマイナスに沈んでしまったのだ。

 

というわけで、ギリシャ発の不安が中国にも飛び火し、日本にも広がるのではないか?

という不安が再燃しているようだ。

 

経平均が今年最大の下落(596円安)を演じた6月29日は、全く同じパターン。

午前中にギリシャの債務交渉決裂をきっかけとした売りを浴び、中国株の下落で一気に下げ幅が拡大。

今日も構図はほぼ同じだ。

 

ギリシャ問題が投資家の心理を冷やし、中国株下落がそれに追い打ちをかけたわけだ。

 

ギリシャを巡る混乱につしては、マーケットはあらかじめ織り込まれていたため、下値は限定的だろうと見ていたわけだ。

中国政府が新規株式公開(IPO)規制などの株価対策を打ち出し、午前中の上海総合指数は一時持ち直したように見えたのだが・・

上海総合が一時マイナスとなてからは雰囲気は一変。

 

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上海総合指数の10分チャート

大きなギャップアップのあとは、一気にマイナス236ガイドラインから陥落。

 

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上海総合指数の3分チャート

神風ギャッププレイでショートサイドエントリーというパターンだから、買い手不在。

パニックが発生したわけだ。

 

ギリシャ国民投票での反対派勝利という最初の「想定外」は単発。

だが中国政府の政策不発という2つ目の「想定外」のダブルパンチで、市場は下落の恐怖に怯えている状態。

  

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上海総合指数の週足チャート

 

週足チャートを見ると、本来ならここでは陽線で下げ止まるはずなのだ。

だが陰線で終わってしまっている。

 

 

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さて東京マーケットの日経平均は、水色のサポートゾーンが頼りの綱。

ここを切ると一気に下落するだろう。

 

 

しばらくチャートからは目が離せない状態が続きそうだ。

   

  

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